うーん…勝てませんねー。
26日のカープ戦に続いて本日は中日にも1-4で敗れ2連敗です。
試合をつくるだけじゃなくチームを勝たせる役割を期待されている菅野・山口の先発2枚看板がイマイチで打線も冷え気味。
優勝にむけて1敗もできない大事な時期に、年に何度かある「どうにもならない状態」に入っちゃったかもしれませんね。
今日の試合の敗因に関しては中日で一番怖くてジャイアンツ戦を得意としているビシエドとまともに勝負したところと変に弄った打線がほとんど仕事できなかったことに尽きると思います。
先発が2回で4点取られて打線は3安打1得点ではまぁ勝てない…。
今日は特に書くこともないような試合だったので、昨日の菅野の投球について少し。
26日のカープ戦、7月1日以来56日ぶりに復帰登板した菅野でしたが、6回6安打5失点という残念な結果に終わりました。
投げられたっていうところで、満足している部分はあるかもしれませんが、やっぱりチームとしては非常に残念なゲームでしたね。先制、中押し、ダメ押し・・・ダメ押しで、全部ホームランですからね。二度とこういうゲームは繰り返したくないと思いますね。
内容的には19日の二軍戦を見たときとほとんど同じ。
菅野のことだからもしかしたらこの1週間で状態を上げてくれるかもと期待はしていましたが、劇的に良くはなってませんでした…。
二軍戦の投球を見たときにまず感じたのはストレートの質があまり良くないこと。
良いときの菅野はキャッチャーミットに届いてからも衝撃が後ろに抜けそうな威力のあるストレートを投げていた気がします。
だから空振りが取れなくても差し込むことができていたのでカウントも稼げるしアウトもしっかり取れていました。
でも最近の試合はミットに届くのがやっと…とまでは言いませんが、平均的なピッチャーのストレートとあまり差がないように見えます。
昔と何が違うんだろうと昨日の試合後に2017年の映像を見返してみました。
圧倒的な成績ですね。これこそジャイアンツの大エース・菅野智之!
やっぱり菅野は#19がよく似合うしかっこいいなぁと個人的には思います。
見た試合はシーズン後半9月8日のヤクルト戦でしたが、150キロ台中盤のストレートをガンガン投げてて150キロ弱のツーシームも凄かった。投球結果は9回1失点の完投勝利。
スライダーも今のように滑らかな曲線を描いてなくて曲がりが遅く”カド”が立ってる鋭いボールでした。
最初は少しだけ見るつもりだったのにあまりにもかっこよかったので1試合まるまる見てしまいました(笑)
現在の投球との違いは、まずはプレートの位置。
今はプレートの真ん中あたりを踏んでいるけど昔は三塁側を踏んでいました。
プレートに関してはケガに苦しんだ2019シーズンから試行錯誤中。
あと、以前は歩幅を広めにとっていたのか下半身をしっかり使った上体の低さに目がいきました。
右足から左足に体重がきれいに移動して左足にたまった力がスムーズに上半身から右手につたわる完璧なフォーム。ここから150キロ中盤の凄いストレートが小林のミットへ。
菅野の投球フォームはあまりかっこよくはないと言われることも多いけどシンプルで無駄がないきれいなフォームなので私は好きです。
こっちは昨日の試合。
全体的に体の位置が高くて上半身の捻りや頭の位置を見るとあまり躍動感がない気がします。体の開きが早くて上半身だけで投げる手投げ感が強い。
そして一番の違いは腕の振り。
フォームの問題なのか、それとも5月に痛めた右肘が気になるのか…二軍の試合もこの試合も腕の振りの悪さが凄く印象に残っています。
ただ、6回の投球は少しだけ以前の腕の振りに戻りつつあったように見えました。
ストレートも制球も少し良くなったなぁと思った矢先の菊池の一発は本当に残念でした…。次のイニングが見たかった。
以前のように低い姿勢で体全体を使った力強いピッチングが見たいけど、そう簡単にはいかないんでしょうかね。
東京ドームが2019シーズンから”メジャー仕様”の硬いマウンドに変更し、ナゴド、甲子園、マツダなども変わりました。
そのことについて以前堀内恒夫さんがブログでメリットとデメリットについて書いていて体への負担についても触れていました。
俺が心配していることは慣れてはいくだろうけれど知らず知らずのうちに選手の体にどれだけ余計な負担がかかるだろうかということ。
マウンドが軟らかくたってそりゃ負担はかかるさ。でも、マウンドが硬くなり足が滑らない分上体で投げることでの負担、まず膝を痛める選手が増えるんじゃないかな。
それから腰にきて肩にきて肘にくる。
昨今、肩が消耗品とやらで先発ピッチャーが中6日で投げ100球という投球数が目安となる時代だけど俺個人としてはマウンドが硬くなったことでの故障や怪我こっちの方が心配だけどなぁ。
当時は堀内さんのブログや週プレの野村弘樹さんのコラムで菅野や山口は大丈夫的なことが書かれていたのであまり気に留めてなかったけど、2019年以降の菅野のケガの多さを考えるとやっぱりマウンドの影響も大きいのかなと思ってしまいますね…。
菅野はとてもスマートな選手なので、マウンドの硬さや現在の体の状況を考えて投げやすい今のフォームを選んだんでしょう。あとはメジャー志向。
となると、今のフォームに合った投球にバージョンアップしていかなければいけませんね。
今のフォームの利点はやっぱり高いところから投げられることだと思うので、ストレートの球威を戻すことを第一に横変化が少なくなるカットボールや角度を出せるフォークの精度を上げたり、スライダーの軌道イメージの修正など(思ったより曲がらない)やることはたくさんありそう。
今回は打たれてしまったけど、体の状態が万全ならローテを守りつつ課題を解決していってもらいたいです。絶不調の菅野以上のピッチャーすらいないジャイアンツ投手陣…。
年齢的にはまだ31歳(10月で32歳)なので老け込むには早すぎます。全盛期の投球は無理でも二桁はまだまだいける。
次回の登板ではエースらしい姿を見せてくれることを期待しています。
菅野は2015年から1勝するごとに10万円を日本介助犬協会に寄付していて、その他にも勝った試合では一緒に介助犬と写真を撮ったり広報活動にも一役買っています。2020年時点で900万円以上寄付。
菅野は今季まだ2勝しかできていないのできっと介助犬たちもお腹を減らしているはず…。
介助犬たちのためにも頑張れ菅野!!
※日本介助犬協会や日本聴導犬協会など、寄付や講演会収入などが大きな収入源の団体はコロナ禍で募金活動ができず苦しい状況が続いているみたいです。
日本介助犬協会では菅野のチャリティグッズなども購入できます。
コメント
故障からの復帰戦とはいえ、菅野はどうしちゃったんでしょうね。シーズン序盤の横浜戦で完封だか完投した時のピッチングは、好調だった昨年でも見たことなかったような、キレキレで凄いピッチングを見せてくれて、今年も大活躍してくれると期待したんですけどね。長年蓄積された金属疲労がここにきて一気に吹き出したとしても、まあおかしくない年齢になってきてますから仕方ないことなんでしょうけど、メジャーに行く夢もあるんですから、もう一踏ん張りも二踏ん張りもしてほしいところです。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
菅野は今の状態から来年メジャー挑戦するんでしょうか…。
行っても行かなくても苦しい展開になりそうでファンとしては複雑です(;´∀`)
現段階でもどこか痛めているのかはたまた年齢的に落ちてきているのかもわからないですしとにかく心配ですよね。
昨日はジャイアンツファンからの『頑張れカープ』の念が届き、阪神に勝利することができました。
ジャイアンツが阪神に肉薄してからあっさり首位入れ替わりと思っていましたが、なかなかどうしてあと一歩のところて苦労しているようですね。
田中将大もMLBから日本に戻ってきてからはかつての力でねじ伏せる感じはなくなっている印象ですし、菅野もそろそろピッチングスタイルを見直す過渡期に入っているのかもしれません。
カープも3連覇時代にフル回転した投手が1軍で登板したとき、それほど甘くない球をあっさり痛打されたりして、球威を取り戻すのは難しいんだなぁと痛感しております。
菅野はジャイアンツのエースとしての期待値も大きいだけに、12勝10敗ではなく16勝6敗くらいの成績が求められるのもつらいとこですね。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
カープめちゃくちゃ応援してましたよー!(≧▽≦)
勝ってくれてありがとうございます!!
うちはゲーム差をグンと縮めてからその後が長くて長くて…
阪神の負けに毎度お付き合いしている状態だったので非常にもどかしかったです(^^;)
この足踏みがやっぱり菅野が本来勝つべき分なんですよね。
ファンももう菅野は15勝以上してくれるという思い込みで見てるので今年の状態はなかなか受け入れられないです…。