ヤクルトに3-4で惜敗|丸が活躍するも、サンタナ対策と門脇の打席内容に課題

4月30日、東京ドームでの対ヤクルト4回戦は、ジャイアンツが3-4で敗れました

先発の山崎伊織が4回にサンタナの適時二塁打で先制点を奪われるも、その裏に岸田の適時三塁打などでジャイアンツが逆転に成功。

その後はジャイアンツが1点リードのまま終盤に突入しますが、7回に西舘が2点を奪われ、再逆転を許してしまいます。

結局、試合はそのままゲームセットとなり、カード負け越しが決定しました。

阿部慎之助監督
監督コメント

昨日は一方的な試合で流れは完全に向こうにあるんだけど、ここまでね、最後もいい粘りを見せて、もう一息だったんでね。けどやっぱり流れは向こうにあるのかなってね、そう感じました。

全く良いところが無かった昨日の試合とは違って、今日は攻撃面で明るい兆しが見えていただけに残念…。

良い流れを作るためにも、とにかく勝利が欲しかったですね…。

丸、シーズン初ホームラン!スイング軌道の変更が実を結ぶ

ポジティブな面としては、丸の状態が大きく上向いてきたことが挙げられます。

シーズン初となるホームランを含むマルチ安打と四球で、本来の丸らしいパフォーマンスを見せてくれました!

丸2024シーズン初ホームラン

今シーズンは、春季キャンプにおいて阿部監督からスイングの軌道についてアドバイスを受け、トップの位置を大きく変更して開幕を迎えることになりました。

丸フォーム変化

2023年と2024年のトップの位置の比較

丸といえば、「ストレートに強い」というイメージがありますが、指標を見ると昨年からストレートへの対応力が大きく低下していました。

そのため、阿部監督は、ボールを点ではなく線として捉えるためのスイング軌道に変更した方が良いと助言したのかもしれません。

この変更は、最初のうちは全く合っていない感じで自慢のパワーも発揮されず、タイミングも取れていないように見えました。

しかし、もしかしたらマツダスタジアムでのカープ戦あたりから良い感触を掴み始めていたのかも?

結果としてのヒットは出ていなかったものの、打撃に対するアプローチや当たりの質は悪くなさそうでしたもんね。

その後も徐々に調子を上げつつ、この試合で一気に爆発したといった感じでしょうか。

開幕からしばらく経っても全く形になっていなかった時は、もう以前のスイングに戻した方が良いのでは…と思っていました。

でも、こうして試行錯誤を重ねながらも結果につなげていく姿を見ると、どんなことでもすぐに諦めずに、形になるまで継続することが重要なのだと気づかされます。

さすが丸。

丸は好きな選手のひとりなので、これからもジャイアンツの主力として頑張ってほしいです。

門脇の打席での判断に疑問が残る

今回は負けた試合なのでどうしてもネガティブな面が多く見受けられました。

リードを守り切ることができなかった投手陣の問題もあるし、8回に萩尾が先頭で二塁打を放ち、同点や逆転の大チャンスを作ったにも関わらず、打線が1点も取ることができなかったのは残念でした…。

1点ビハインドの無死二塁から、岸田の送りバントで一死三塁。

試合終盤のこの場面で、アウトを1つ与えてまで1点を取りに行く作戦には疑問を感じましたが、阿部監督がリリーフ陣の力を信じているのなら、その判断も理解できなくはありません。

DeNAも、セイバーメトリクスに精通していると思われるアナリストから抜擢されたオフェンスコーチが、ビハインドの7回などに送りバントを指示していましたし…。

ただ、この場面での門脇のアプローチには疑問が残ります。

3-0からボール球のストレートを打ちにいってファウル、次の甘いストレートを見逃して、最後は落ちる球を空振り三振…。

門脇0-3からボール球をファウル

3球目までの対応は完璧でしたが、4球目を見逃していれば一死一三塁の局面を作ることができました。さらに、自慢の足を活かして盗塁に成功すれば、一死二三塁。

そうなれば、ゲッツーの心配もなく大城が打席に立った場合、かなりの高確率で同点までは持ち込めたのではないかと思います。

3-0からのボール球を打ちにいったのが、岡本さんや坂本などのクリーンナップを担うバッターであれば、まだ理解できる面もあります。

しかし、打撃の調子が優れないために8番を任されている現状を考えれば、門脇が無理に決めに行く必要性はなかったのでは???

大城の結果次第では、調子の良い丸に打順が回る可能性もありましたからね。

もちろん、「ここは門脇が決めに行く場面でしょ!」と考える人もいると思いますが、「君がそんなに気負わなくていいやろ!」…と、私はそんな風に感じました。

投手陣はサンタナへの対策が課題

投手陣(バッテリー)に対しては少しだけ。

ヤクルト打線は超強力なので仕方ない部分もありますが、もう少し大胆かつ繊細な攻め方をしてほしかったと感じました。

私がこの試合で最も脅威を感じた打者は、間違いなくサンタナ。

2打席目に、高めのまずまず球威のあるストレートを、あわやホームランかというところまで運ぶスイングを見た瞬間、今日はこの選手と真っ向から勝負してはいけないと思いました。

サンタナツーベース

バットが信じられないくらいしなりながら内側から出てきてドーン!みたいな感じ。まるで大谷くんを彷彿とさせるスイングでした。

オスナや村上はもちろん脅威ですが、一番危険なのはやはりサンタナ。

そういった意味で、逆転を許した7回は悔やまれます。

西川や青木に四球を与えてしまったのは論外として、村上にも四球を出したことで、逃げ道のない状態でサンタナと対峙せざるを得なくなったのは残念でした…。

明日の先発は赤星vs吉村、3タテは断固阻止!

長くなってしまったので、愚痴はこのあたりにしておきましょう。

さて、明日の予告先発は赤星と吉村貢司郎です。

吉村は今シーズン1勝2敗と負け越しているものの、三振をしっかり奪いながら四球も少ない、非常に安定した投球を続けています。

一方、うちの赤星も今季はまだ未勝利ですが、投球内容は悪くない!両チームの先発投手の力はほぼ互角といえるでしょう。

打線は1点でも多く点を取って赤星を助けてほしいですね。

何としても3連敗は阻止!

コメント

  1. 恥ずかしながら巨人ファン より:

    なかなか波に乗り切れないですね~。ここにきて勝ちパターンのリリーフが崩れるようになってきて、打てない打線プラス投手陣も不安と、先行きに希望が持てなくなってきてます。こういう時こそ若手で救世主が現れてほしい所なんですけど、なかなか巨人には現れてくれないですね。去年の秋広や門脇、今年の萩尾等、チョボチョボ活躍してくれる若手は現れるんですけど、救世主とまで言えるくらいの活躍はしてくれてないし、他の若手も含め、ここで打てば人生変わるのにという場面で打てないし勝負弱い。ここ何年かは昔の大型補強時代に比べたら相当若手にチャンス与えられてると思うんですけど掴めない。まあ実力が無いと言ってしまえばそれまでですが、もう丸も坂本も若くないし、吉川も上がり目はもう無さそうだし、岡本もなんかいまいちだし、先行きあまり明るく感じられなくて、巨人ファンも辛いよ(涙)

    • minamiminami より:

      恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
      打線は結構チャンスは作ってるんだけど決める人がいないですね。
      岡本さんは意外とチャンスで打ってくれないし。去年はそういうところで翔さんが打ってくれたりしてましたね。
      チャンスで打つという点では秋広に期待してたんですが二軍で残念な感じになってるようで困りました。
      ジャイアンツは苦しい時代がしばらく続くかも…。辛いですね(´;ω;`)

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