高梨の見事な火消しにも助けられ戸郷無失点11奪三振で6勝目！

8月20日　対阪神10回戦・東京ドーム

暑い日が続きますね…。

エアコンが全く効かないので室外機の上に濡れタオルをセットしてみたんですが、一向に効果が感じられず絶望しています(笑)

さて、こんな地獄のような気温下で始まった阪神3連戦の最終戦。

前日の試合はこれまで不調だった坂本や岡本、丸らの活躍で大量得点を奪い、投げては急遽降板したメルセデスの後を受けた田中らリリーフ陣が阪神打線を完全に封じて、8-0の大差の勝利となりました。

勢いそのままに3タテを賭けたマウンドに上がったのは戸郷。

この試合前までの成績は5勝2敗。

去年から良い投手なのは分かっていましたが、まさか2年目の選手が菅野の次に貯金をつくってくれるとは…。

この試合もストレートは走っていましたし、カウントを取ることも空振りを奪うこともできるスライダーやフォークも冴えわたっていました。

その結果が11奪三振という数字に表れています。

確かに阪神打線は30イニング以上点が取れておらず不調の極みのような状態でしたが、それでもプロはプロなので二桁奪三振はお見事としか言いようがない！

解説の桑田さんも「言うことなし」と誉めていましたし、毎度イニングの途中にランナーを残して降板することに関しても「2年目の選手だから7回まで投げてくれたら御の字」とフォローしていました。

あとは本人が言うように勝負どころで踏ん張れるようになって、より長いイニングを投げられれば「エース」と呼んでもらえる存在になるのではないでしょうか。

この日は7回途中まで投げて3安打11奪三振2四球無失点。

中5日での好投というところも◎ですね。

6勝目おめでとう！

これで8月は3勝目。防御率は0点台だし、K/BBも5.60ととても優秀な数字を叩きだしています。

菅野神がいるので難しいとは思いますが月間MVPも夢ではないですね。

そして、戸郷に失点を付けず勝利投手にしたリリーフ陣も素晴らしかった！

戸郷が招いた2アウト1、3塁の大ピンチでマウンドに上がったのは高梨。

福留には四球を出してしまいましたが、1球も甘い球はなかったし歩かせてもOKという感じでしたね。

今季の福留は1割台と全く打てていないけど、「東京ドーム+福留」はなんか嫌な感じがするので良い判断だった気がします。

そして次の中谷を外中心で攻めて最後はスライダーで見逃し三振！

7月14日に加入して、これで13試合連続無失点？

高田と高梨のトレードが決まったときは正直ここまで頼りになる存在だとは思ってもいませんでした。

「高田と高梨のトレードは巨人がかなり有利だと思う」とコメントしてくださっていた方がいたのですが、本当にその通りだった。すごい読み。

7月22日にも同じく高梨、そして8月14日は大江が戸郷の火消しを完璧にこなしてくれています。

本当に頼りになるリリーフ陣だ。

高梨の後は中川とデラロサの勝ちパターンで締め。

中川は良いときと比べるとちょっと球が走ってなかったのでちょっとヒヤヒヤしました。

デラロサは四球は出してしまったものの球自体は悪くなかったのでここからもっと状態を上げていってもらいたいですね。

とにかく、鉄壁のリリーフ陣最高！

去年どころか今年のシーズン前までは結構不安だった気がするけど驚くべき整備力で12球団トップクラスまで仕上がりましたね。

打つほうは青柳さんに苦しめられましたが、6回に重信のスリーベース→坂本の犠牲フライで1点目、そして8回に松原のヒット→坂本のツーベースで2点目の合計2点を取ることができました。

松原も重信も持ち味を出して貢献してくれましたね。重信はバントも頑張ろう！

スピード感のある上位打線、良い感じでした。

岡本さんは相変わらず調子が謎ですが、丸はずっと逆方向に強い当たりも出ているので復調と見ても良さそう。

次戦は成績・指標ともに良いカープ森下が相手なので、現在の打線の状態を知るには持ってこいだと思います。

戸郷の新人王奪取を援護するためにも森下にプロの厳しさをKOという形で教えてあげる先輩たちの姿が見たいものです(笑)

こちらは最近ちょっと不安な田口くんが先発なので最低でも5点はほしいなぁ。