画像参照:https://www.phiten.com/
【Phiten(ファイテン)】は1983年創業の健康器具メーカーです。
健康アクセサリーを販売している企業の中では最も有名かもしれません。
企業スローガンは”すべては健康を支えるために“。
アスリートとの契約にも力を入れており、野球ではスワローズの山田哲人選手、フィギュアスケートの羽生結弦選手、ゴルフの松山英樹選手など各競技のトップクラスの選手と契約を結んでいます。
ファイテンの最大の特長は金属をナノレベルで水の中に分散させる独自技術”水溶化メタル技術”を採用していること。
この技術によってチタンやゴールド、シルバー、パラジウム、プラチナなどを単体(アクア〇〇シリーズ)、もしくは複合(メタックスシリーズ)して水溶化し、生地全体や繊維一本一本に含浸する事を可能にしています。
ファイテンの効果
ファイテン商品の根幹となるアクアメタルの効果については、HP上では「各種金属の特性を最大限に活用する事でヒトが本来持っている力を引出し、体を本来のリラックス状態に導く」「ストレスや疲労の蓄積で狂った心身のバランスを最良に保つ」などアバウトな説明になっています。
これは法律の関係上個別具体的に効果効能を謳えないからだと思われます。
※ただし、厚生労働省の認証を受けている”RAKUWA磁気チタンネックレス”については「装着部位のこり及び血行の改善」効果効能を謳える。
HP上では具体的な事は書かれていませんが、ファイテンが京都府立医科大学に寄付講座「予防健康医学講座」を開設した事をきっかけに発足した”アクアメタル研究会“ではアクアメタルのさまざまな効果や作用が研究発表されています。
アクアメタル研究会の研究論文は以下のようなものが挙げられます。
寄付者の意図を汲んだ研究なのは否めませんが、論文を見ればアクアメタルに一定の効果はありそうですね。(ただしプラシーボ効果も当然あるとは思います)
個人的に気になるのは掲載誌のIFが全般的に低いことですかね…。
商品のグレード(種類)
ネックレスのグレード(種類)については、おおまかに「磁気チタンネックレスシリーズ」、「アクアチタンX〇〇シリーズ」、「メタックスシリーズ」に分かれており、中には磁気とアクアチタンを組み合わせた商品もあるようです。
ファイテンの主要ラインナップは別記事↓にまとめています。

磁気ネックレスシリーズ
「磁気チタンネックレスシリーズ」は上でも少し触れたとおり、認証を受けているので「装着部位のこり及び血行の改善」の効果を謳うことができます。
ファイテンのものを含め医療機器認証を受けている磁気ネックレスは厚生労働省が定める基準に沿っています。
該当する商品は認証番号が記載されているはずなのでそこで判断するといいかと思います。(商品名にも”磁気ネックレス”の文言が入っています)
人気商品の「チョッパータイプ」や「ミラーボール」を磁気ネックレスと誤って紹介しているサイトも多いので注意してください。
ファイテンの磁気ネックレスシリーズは商品数は多くありませんが、デザインや磁力の強弱(50~130mT)によっていくつかのタイプがあり、価格は良心的なものが多い印象です。
磁力の強さを表す「mT」は”ミリテスラ”と読み、1mTで1センチ四方の面に10本の磁力線が通っている事を表していて、値が大きい程磁力が強くなります。
ただし、数値が高ければ効果が高いというわけではなく、磁石の配置や種類などによってもかなり効果は違ってくるようです。
とりあえず130mTだと、数値だけなら磁気ネックレスでは標準~やや強いくらい。
その130mT磁石4個を使った「RAKUWA磁気チタンネックレスS‐Ⅱ」は、値段もそこそこでデザイン性も悪くないと思います。

アクアチタンX〇〇(RAKUWAネック)シリーズ
ファイテンのネックレス商品でもっとも商品数、販売数が多いのが「アクアチタンX〇〇(RAKUWAネック)シリーズ」。2018年時点で累計3900万本以上を販売しています。
アクアチタンとはファイテンの水溶化メタル技術によってチタンをナノレベルで水中に分散したもの。
X〇〇の〇〇には10、30、50、100などの数字が入りますが、X50は通常の約50倍濃度でアクアチタンを含浸、X100なら通常の約100倍濃度で含浸という事になります。
基準となる「通常」というのがどれくらいなのかは分かりませんが(調べたらアクアチタンが開発された当初を基準にしているみたいです)、数字が大きい方が高い効果を期待できるようです。
「RAKUWAネックX50ハイエンドIII」はAmazonなら3000円弱で購入できるので、最初にファイテンネックレスの効果を知るにはおすすめかと。
私も一番最初に買ったのはこの商品でした。
効果は多少なりとも感じられましたが、紐の長さが50cmなので女性には少し長いというのと、デザイン的に結構主張するので服装を選ぶところは△。
ただ、服の下に見えないように着けたい人には長めのほうが隠しやすくていいかもしれません。
続いて、アクアチタンXシリーズ最上位のX100で一番人気があるのは「RAKUWAネックX100 (チョッパーモデル)」だと思います。フィギュアの羽生選手がつけているのもこのタイプ。同じく人気の「ミラーボール」と併用していますね。
#フィギュアスケート の #アイスショー 「ファンタジー・オン・アイス2017」の終盤に新プログラムを披露する羽生結弦 選手(26日、竹田津敦史撮影) #figureskate #fantasyonice2017 #羽生結弦 #フィギュア #ファンタジーオンアイス #FaOI pic.twitter.com/TXFh4n0Iyd
— 読売新聞写真部 (@tshashin) 2017年5月26日
値段的にもまずまずでシンプルなデザインですね。
ちなみに、私は「RAKUWAネックX100チョーカースクエア」を使っています。
チョッパーモデルやミラーボールと同じX100シリーズで、値段はチョッパーモデルよりやや安め。
40cmのワンサイズしかないので男性にはちょっと短いかもしれませんが、女性の首元にはぴったりフィットする長さです。
メタックスシリーズ
画像参照:https://www.phiten.com/
ファイテンHPでは「メタックス」について「ファイテンの水溶化メタル技術により、各種金属をナノレベルで水中に分散したもの」「最高レベル※の技術メタックス採用※当社比」と書かれています。
文言とメタックスの三角形を組み合わせたような六芒星のロゴから察するに、アクアチタンやアクアシルバーなどの各種金属を水溶化してミックスしたのがファイテンのメタックスという技術なのでしょう。
アクアメタルをミックスすると単体と比べてどのくらい効果が違うのかなど具体的な事は書かれていませんが、商品ページには「最高レベルの技術」や「ハイパワーネックレス」といった言葉が並んでいるのでファイテンの最も自信のあるネックレス商品はメタックスという事になると思います。
メタックスシリーズで人気なのは、X100モデルからリニューアルされたチョッパーモデルとミラーボールに加えて、「メタックスラウンド」や「EXTREME PERFORMANCE GEAR」(エクストリームパフォーマンスギア)シリーズ」の「EXTREME クリスタルタッチ」「ネックワイヤー EXTREME ラウンド」などです。
スポーティーなデザインのものが多いのでもう少し普段使いできるようなデザインのものが増えるといいですね。

ファイテンの商品を購入する時には偽物に注意してください。ファイテン商品は人気があるので偽物が多数出回っているようです。
弊社商品「RAKUWAネック・ブレス」のコピー商品が市場に出回っており、正規取扱店以外でご購入されたお客様から多数の被害報告を受けております。特にオークションサイトでご購入された消費者様から被害のお問い合せがございます。極端に安い販売価格やデザインに不審な点があるなど、疑わしい商品にはご注意ください。
Amazonで購入する場合は、正規販売店であるAmazon自身が販売&配送しているものについては偽物の可能性はありませんが、その他の個人や法人が販売しているものについては注意が必要です。
具体的には「この商品は、Amazon.co.jpが販売、発送します」と記載されているものはAmazon自身が販売&発送しているので大丈夫。
「この商品は、〇〇が販売し、Amazon.co.jpが発送します」「この商品は、〇〇が販売、発送します」という文言の場合はAmazon以外の業者が販売しているので店の情報などをしっかり確認して信頼できるかどうかを判断してから購入しましょう。
楽天市場やYahoo!ショッピングで購入する場合はレビューが多いお店や名前がよく知られているようなお店がおすすめです。個人的には大きめのスポーツ店なら問題ないかと思います。
確実に本物を手に入れたい場合は公式で購入すれば間違いありません。
ファイテンネックレスを着用していたプロ野球選手
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セントラル・リーグ
丸 佳浩、大瀬良 大地、山田 哲人、原 樹理、石川 雅規、糸井 嘉男、藤川 球児、藤浪 晋太郎、高山 俊、近本 光司、伊藤 隼太、岡本 和真、吉川 尚輝、宮﨑 敏郎、伊藤 光 etc.
パシフィック・リーグ
柳田 悠岐、松田 宣浩、中村 晃、東浜 巨、和田 毅、明石 健志、周東 佑京、山川 穂高、森 友哉、松坂 大輔、高橋 光成、吉田 正尚、金子 千尋、角中 勝也、鈴木 大地、井上 晴哉、益田 直也、美馬 学、唐川 侑己 etc.
※選手がつけているネックレスのメーカーは契約や好み、付き合いなどによって変わるようなので現在つけているものと違う場合があります。

さいごに
ここまで健康ネックレスのパイオニア的存在であるファイテンの技術や効果、商品について簡単ではありますが説明させてもらいました。
現在、スポーツ選手を中心にたくさんの人が健康ネックレスを着用していますが、その流れをつくった代表的な企業はやはりファイテンです。
特にプロ野球界においてはファイテンがかなりのシェアを占めているんじゃないでしょうか。
もちろんコマーシャル的な関係もあると思いますが、ファイテンは選手と契約を結ぶ条件として”その選手がファイテンの商品を必要として愛用していること“を重要視しています。
さらに契約した選手にはただ商品を渡し広告塔になってもらうだけではなくしっかりとサポートする事を信念にしているようです。
「商品を渡すことだけではなく、選手の健康をサポートすること。選手の困っていることを解決してパフォーマンスアップに貢献すること。」それがファイテンの存在意義だと思っています。
ファイテンヒストリーより引用
スポーツ選手以外にも愛用者の多いファイテンのネックレス。
購入しやすい価格帯で商品のバリエーションも多いので、選ぶ楽しみがあります。
ファイテンネックレスのデザインは無難なものが多く、これといった特徴はありませんが日常生活でも合わせやすいため、私はわりと気に入っています。
今回紹介した商品
磁気ネックレス
アクアチタンX
メタックス





