3/30、ナゴド改めバンテリンドームでの中日3連戦の1戦目は3-3の引き分けでした。時間がなくて記事は書けず。
サンチェスのストレートはすごく良かったし、しびれる場面できっちり盗塁を決めた増田&勝ち越しタイムリーの坂本はお見事だったんだけど、あれだけ雑な守備が出たらなかなか勝ち切れないですね…。
そして2戦目の今日はまさかの負け。
初回、梶谷のヒットからウィーラーのツーランで流れるように2点を取って、ナカジのタイムリーで3点先取したときはやっぱりジャイアンツって強い!と浮かれてたんですけどね…。
その裏に先発の井納さんが4連打であっさり追いつかれ、2回には1アウトも取れずに降板。
井納さんはもともとこんなものという声も聞くけれどさすがに今日は悪すぎ。捕手も含めいろいろ合ってない感じだった。
9回打ち切りルールもあって、2回降板はやむなしでした。
ベテランだけどかなり投球にムラがあるタイプだし、好投していても急にガクッと落ちることもある難しい投手なので今後も宮本コーチや桑田コーチを悩ませそうですね。
この試合で良かったところといえば、桜井とビエイラが2イニングを無失点で抑えたことと若林の復帰くらい?
とりあえず若林が試合に出れる程度のケガだったようでよかったです。
まだまだ本調子とはいかないだろうけど少しずつ以前の状態を取り戻してほしいですね。
今日の試合は本当に書くことがないので感想としてはこれくらいなんですけど、あまりにも短いので最近話題になっている大城について少し。
開幕から正捕手としてプレーし、打撃面では4割近い打率(OPSは10割)を記録しています。
今日は初回の大チャンスで相手にとどめをさす一本は打つことはできなかったけど、得点圏打率5割(6-3、1本塁打4打点)は素晴らしい。打撃に関して12球団トップクラスなのは間違いありません。
ですが、守備の面では多方面からいろいろ言われています。
まずはリードについて。
昨年のホークスとの日本シリーズで多くの解説者や元阪神の藤川さんらから酷評されていましたが、今季もポロポロと批判記事が出始めました。
ネット上でも点を取られたときには結構きつい言葉で批判されていますね。昨日の大竹登板時のシュートの使い方とか。
まあこれは捕手の宿命ってやつでしょうか。
個人的には今のところ大城が先発マスクを被った5試合中4試合は先発投手がQSを達成しているので他球団のキャッチャーに比べて守備面でも特別劣っているということはないと思います。
ただ、以前谷繁さんが言っていたように「リードに流れがない」「パターン化されている」あたりはその通りだと思うので、相手の狙いを読んだ臨機応変な配球や1打席だけで考えずに1試合という大きな枠のなかで配球を組み立てることができれば、今のように抑えて欲しい場面で打たれる回数は減るかもしれませんね。
次にキャッチング(フレーミング)について。
これも新聞記事などでいろいろ言われています。
昨日の中日戦の7回にはDAZNの解説者(宇野さん)と実況者(石黒さん)にも苦言を呈されていましたね。
「かなりミットを動かした大城です」
「まぁ今のは全然ボールですね」
「あそこまで動かしちゃうと逆にボールって言われますよね」
「そうですね」
ネット上でも「フレーミングじゃなくてミットずらしだ」などたくさんの批判を目にしました。
確かに大城のフレーミングは左右はまだしも上下はかなり露骨。上下は苦手なのか?
以前小林の記事でも少し書きましたが、私もMLBのフラワーズ選手と同じく「フレーミングはボールをストライクにする技術ではなくストライクをストライクに判定してもらう技術」だと思います。

なので、あまり露骨すぎると見ている側としても気持ちの良いものではありません。
しかし、大城のフレーミングが効果的でないかというと決してそうでもなく…
意外にも、2020年度のデルタのフレーミング指標は中日の木下に次ぐ12球団中2位の評価。標準的な捕手に比べて1シーズンで55.8個ストライクを増やしています。
これだけストライクを増やしてくれればピッチャーもありがたいと思います。
→野手の守備力をデータから分析し評価する “1.02 FIELDING AWARDS 2020”捕手部門
ではキャッチャーが露骨にミットを動かすことをピッチャーはどう思っているかというと…
MLBのダルビッシュは相方のカラティニの露骨すぎるフレーミングについて「自分が投げているときのキャッチャーのフレーミングに注文をつけている人がいますがあれで大丈夫です」と全面擁護していました。
【 #カブス 】#ダルビッシュ有 のひきだしの多さ😱 #日本人選手情報@faridyu pic.twitter.com/jcYBWZisCr
— MLB Japan (@MLBJapan) August 14, 2020
ピッチャーとしてはどんなキャッチングでも結果的にストライクを増やしてくれるキャッチャーが最高ということなのでしょう。
結果がすべて!
ただ、多くの解説者が言うように露骨すぎるフレーミングは日本では審判の印象を悪くする可能性があるので、今後「大城=ミットを動かす捕手」というイメージが審判に定着するとストライク判定が減る可能性があるかもしれませんね。
今回は書くことがあまりなかったので大城の守備面について少し書いてみました。
正捕手として多くの試合に出るとどうしても批判は多くなるもの。阿部ほどの名選手でもそうだったらしいし小林もかなり叩かれていました。
リードに関しても絶対にやってはいけないことはあれど確実な正解はないと思うし、フレーミングに関してもサマになっているかどうかはさておき結果的にストライクを増やせばピッチャーとしてはありがたいでしょう。
日本の野球は失点すれば捕手のせい負ければ捕手のせいという傾向が強く、さらにジャイアンツという人気球団かつライバルも多いので今後もいろいろ言われると思いますが、大城には委縮することなく自信を持ってプレーしてもらいたいですね。
コメント
リードって難しいですよね。セオリー通り攻めるとバッターに読まれるし、違うパターンで攻めて打たれるとリードに問題ありとか言われるし、正解なんてどこにあるかといえば、結局投手のコントロールと球威と切れになってしまうんでしょうね。井納が打たれたのも結局そこに尽きるのでは。とは言え、別に四球で自滅するくらいコントロールに難があったわけでもないし、いい当りされたって野手の正面飛べばアウトになるわけで、初登板でもあるわけだし、感覚を掴めさせるためにも、もう少し投げさせてもよかったかなと思います。二軍落ちということですけど、しっかり調整して次回登板で頑張ってほしいと思います。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
井納さんは頭のケガもあったしやっぱりちょっと調整不足気味だったんでしょうかね。
まあ横浜のときからムラのある投手ではあったんですが…。
リードについては全てが捕手の責任というわけでもないし非常に難しいですね。
どうしても結果論になりがちです(^^;)
minamiさん、カープは頑張っています。
ジャイアンツと並んで優勝候補の阪神相手に連勝して、ジャイアンツをアシストしてしまいました。
昨シーズンは開幕から1点差ゲームを6戦全敗して、1点差ゲームで勝利したのは8月以降と記憶しております。
今シーズンは4戦目にして1点差ゲームに勝利することができました。やはり栗林の抑え定着は大きかった。
ただ、打線は昨シーズン同様繋がりに欠け、チーム打率は上から二番目なのに、得点は下から二番目と決定打に欠けています。鈴木誠也の復調が待ち遠しいです。
中日との初戦ではminamiさんのご指摘の通りディフェンス面でジャイアンツらしくないプレイが出ていましたね。昨シーズンの堅実な印象からするとちょっと意外です。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
カープ強いですね~。
やっぱり投手陣、特にリリーフが安定してるのが大きいですね!
これで鈴木の調子が戻ったら手が付けられなくなりそうで怖い(^^;)
うちは守備が雑だったり点が取れなかったりでなかなかスッキリ勝てない状態です。
カープとあたるのは9日からですか…。
それまでに打線が復調して面白い試合を見せてくれるといいんんですけど…。