6回まで1点リードしていたので1勝くらいはできるかなと思いましたが、7回に逆転を許し8回に追いつくのが精一杯。
2021年セ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦は、規定により9回表終了のコールドゲーム引き分けでジャイアンツの日本シリーズ進出はなりませんでした。
先発のメルセデスが6回1安打無失点の好投をみせ、大量得点のチャンスも何度かありましたが活かすことはできず。
1戦目・2戦目に続いて今季何度も見た勝ち切れない試合でしたね…。
リーグ優勝を達成しファイナルSでも1敗もすることなく日本シリーズ進出を決めたヤクルト。
今季のヤクルトは強かった。
ベンチの雰囲気も良いし、どの選手も野球を楽しみながら全力プレーをしている姿が印象に残っています。
日本シリーズ進出おめでとうございます。日本一目指して頑張ってください。
そしてジャイアンツはこの試合をもって2021年の全試合を消化、今季終戦となりました。
今シーズン限りで引退する亀井さんの現役最後の試合になってしまいましたね…。
できるだけ長くジャイアンツのユニホームを着て試合に出てほしかったので残念です。
亀井さん、17年間本当にお疲れ様でした。
さてさて、ジャイアンツは来季覇権奪回できますかねぇ。
チーム防御率は3.63、チーム得点は552点で両方ともリーグ4位。投手陣も野手陣も課題が山積みですね。
産経新聞に菅野が今オフFA権を行使せずにチームに残留する方向という記事が掲載されていたので、もしその通りなら先発の柱は問題ありません。
巨人の菅野智之投手(32)が今オフ、海外フリーエージェント(FA)権を行使せず、チームに残留する方向であることが明らかになった。巨人はクライマックスシリーズのファイナルステージでヤクルトと対戦中だが、今季の全日程終了後は海外を拠点としてオフ返上のトレーニングに励み、来季の巻き返しを目指す方針を固めたようだ。
今季の菅野は6勝7敗防御率3.19というエースらしくはない成績ながらもリーグ後半は中4・中5の厳しい日程で毎回のようにQSを達成。
4度の離脱があったので規定投球回には達しませんでしたが、被打率.213、K/BB4.08、WHIP0.99はさすが。
もし残ってくれれば今季以上の仕事はしてくれるでしょう!
問題は菅野以外の投手。
今季の終盤は菅野に加えて戸郷、高橋優貴、メルセデス、山口の5人でローテを回していたけど全然勝てませんでした。
長期の休み前や最終盤、ポストシーズンの中4・中5はしかたないとしても、来季はもっとギリギリまで普通の日程で回してほしいですね。
一方、トミー・ジョン手術明けの19年ドラ1・堀田賢慎が素晴らしいストレートを投げていたり、20年ドラ2の山崎伊織が手術後初の実戦形式登板をこなしたりとうれしいニュースもちらほら。
来季は即戦力として期待されている21年ドラ1・翁田大勢やドラ2・山田龍聖なども含めてたくさんの若手投手が一軍で活躍してくれることを願っています。
原監督には若手投手の成長のために1枠使ってもらいたい!ジャイアンツの将来のための1敗なら喜んで受け入れます!!
投手陣よりも深刻なのは点を取れない打撃陣。
DeNAのオースティンくらい打てる外国人を連れてきてとまでは言わないけど、OPS8割中盤くらいでケガが少なくて守備もそこそこの外国人はいないものか。
毎回お金は結構出してるのに自前外国人野手は活躍してくれませんね…。スカウトは一体なにをしているのやら。
来季は一人くらいはそれなりに活躍してくれる外国人を連れてきてほしいものです。
若手選手では秋広が一塁や外野でコンスタントに出場機会を得てくれればなぁと思っています。
中山とかも頑張ってアピールしてるけどセカンドやショートにはライバルも多いし、センターラインはやっぱり重要なのでもう少し下で成長してからになりそう。
あとは1番バッター。
松原は守備も良いし一発もあってOPSも7割中盤と今季は実力以上に頑張ってくれたと思います。
でも、日本一を目指すチームの1番打者にはもう一声ほしいところ。
ヤクルトの塩見や阪神の近本、オリックスの福田、ロッテの荻野などに比べると出塁率が2分以上低いのが気になるし、左が苦手すぎるのは安定感という部分で大きなマイナス…。
松原は毎年課題を克服しているので、来季はバント技術の向上やケースバッティングの意識を高めることに加えてそのあたりを改善してくれるでしょう。
梶谷がベストな状態で戻ってきてくれれば1番打者として最適なんですけどね…。
梶谷は10月27日に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けたようです。
ニュースを見ると徳島県徳島市内の病院で手術を受けたとのことですが、もしかしたらオリックスの吉田正尚や日ハムの近藤健介などを治療した徳島大学の西良浩一先生が担当したのかもしれません。
最高難易度の内視鏡技術で患者の負担をできる限り少なくしながらもしっかり腰痛を治療できるらしいですね。
巨人梶谷隆幸外野手(33)が27日、徳島市内の病院で腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。「無事に手術が終わり、ほっとしています。早く1軍の戦力として戻れるよう、しっかりとリハビリを進めていきます」とコメントした。今後は10日から2週間程度の入院後、リハビリを開始する予定となっている。
通常の腰痛治療改善率が70~80%のところ、徳島大学では内視鏡手術&リハビリで改善率を100%に引き上げ、さらにピラティスを使った全身機能改善によって100%以上の状態までコンディションを高められるとのこと。
アスリートは改善率100%未満=引退を意味するので、プロ野球選手をはじめとした多くのトップアスリートが徳大を訪れているんだとか。
ちなみに正尚さんが手術を受けたのは2017年の11月下旬、近藤は2017年の6月下旬です。
その後、正尚さんは2018年度フル出場でOPS.956の大活躍、近藤もOPS.884と素晴らしい成績を残しているので梶谷ももしかしたら来季最初から試合に出られるかもしれません。
1番打者がシーズンを通して安定して高い出塁率を維持してくれれば間違いなく得点力は上がると思うので松原や梶谷には期待したいです。
いろいろ書いてたら長くなってしまったので今回はこれくらいで。
ジャイアンツの首脳陣や選手、スタッフの皆さん、そしてジャイアンツファンの皆さん、2021シーズンお疲れ様でした。
コメント
minamiさんもお疲れ様でした。
今年もいけるかというとこから大失速してしまった今シーズンですが、来年はどうなることでしょうね。正直不安しかないですが、楽しみな若手も例年以上に多い気がするので、その辺りに期待したい所ではあります。
しかしまさかヤクルトがこんなに強くなるとは思ってもいなかったです。戦前は阪神優勝を予想してて、巨人とのマッチレースくらいに思ってたのですが、途中からヤクルトが急激に強くなった印象でした。今日の試合を見てても思ったのですが、投手の投げる球の強さも、打者のスイングの強さも、ヤクルトの方が圧倒的に強いんですよね。負けたからそう見えるだけかもしれないですが、昨年の巨人とソフトバンクの違いと似たように見えてしまいました。
日本シリーズのオリックスとヤクルト戦は実力が拮抗してるように見えるので、さすがに全勝全敗というのは無いでしょう。4勝3敗でオリックス優勝と見ました。やはりあのソフトバンクを破って優勝したオリックスがヤクルトに負けると、ここ2年の巨人の全敗は何だったんだということになるので………。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
ヤクルト強かったですね~。
私はオリンピックの辺りでヤクルトが上がってきそうだなとは思ってたんですがまさかCSで一個も勝てないとは(^^;)
それでもやっぱり日本シリーズはオリックス優勢かなぁ。
オリックスは若手も育成して必要なところをしっかり補強できてるのが強いです。
その点ソフトバンクはうちと同じで補強戦略が実ってない感じですね~。
今季は特に不調でした。ソフトバンクとの対決は持ち越しですね。
1年間お疲れ様でした❗️とても素晴らしいコラムには毎回ただただ感心するばかりです(^^) 我らのシーズンは終わりましたが来季も楽しいコラム期待しております♪
赤ん坊さん、コメントありがとうございます。
当ブログを楽しんでいただけてとても嬉しいです(^^)
来季に向けて我々ファンも英気を養ってまた精いっぱい応援しましょう!
来季は勝利の記事がたくさん書けるといいな。
minamiさん。こんちには。まずはジャイアンツの皆様、なにはともあれ、このたいへんな環境の中、1年間お疲れさまでした。ありがとうございました。今年は、わっしょいで一瞬、首位なった時から狂いだした歯車を最後まで修正出来なかったのが残念です。CSファイナルもminamiさんの為にも、せめて一太刀、無心でバットを振り抜いて、ヤクルトにひと泡吹かせて頂きかったです(T_T)
さて、来年の巨人軍はホークスとは違い、方向転換ではなく継続路線を選びましたね。来年も監督お得意のファンも驚愕な涙のお別れ(ToT)と意外すぎる転校生(¯―¯٥)のビックウェーブがまさかタイミングで突然やってくると思います。原監督は選手のこれからの選手生命を丁寧に考えて、正しい決断していると球団側も判断したので継続(上積み)路線を選んだのでしょう。今年同様、新旧の選手のご活躍を期待しつつ、強いメンタル力で暖かくお迎えしたいと思います。また、強みである守備力などはこのまま継続して頂き、minamiさんの言うとおり、余裕が無い中でもやり繰り上手で、勝負に焦らず、無理させず、監督が気に食わない選手でもチャンスをあたえ辛抱づよく結果がでるまで我慢する、神様みたいな老将の最後の大きなジャイアンツ愛が伝わる名采配と、原監督も、もう若くはないので肉体的、精神的に支えるスタッフと球団側の監督への温かいサポート愛も楽しみに来年も日本一奪還を、今年はバリバリ情けなかった、こちらも課題山積みのホークスともども、応援していきたいと思います。長文失礼しました。最後にminamiさん、今年も一年間、鋭いコラムを大変、楽しませて頂きました。ありがとうございました。m(_ _)m。よいお年をお迎え下さい。
九州の六等星さん、コメントありがとうございます。
今年はジャイアンツもホークスもパッとしない成績で辛いシーズンでしたね。
まさかどちらも日本シリーズに行けないなんて開幕当初は思っていませんでした(^^;)
工藤監督は退任で原監督は続投…
もう一度工藤監督率いるホークスと日本シリーズで戦いたかったなぁ。
来季は両チームともどうなるかわかりませんがまた気分新たに頂点を目指して頑張りましょう!
来季もどうぞよろしくお願いします(^^)