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絶体絶命の最終回…高梨の危機回避能力に救われ辛くも勝利

5月22日 対中日10回戦・バンテリン 5-4でジャイアンツ勝利

新型コロナの変異株が流行し、カープでクラスターが発生したりと野球どころではない状況が続いています…。

平等性の問題からリーグの中断を求める声なども聞こえてきますが、選手たちは組まれた試合を全力で戦うだけ。感染対策だけは徹底して行ってほしいものです。



さて、中日3連戦の2戦目。

5位の中日相手なので3タテを目指してほしいところでしたが、1戦目は引き分けでした。

まぁ相手がエースの大野でこちらは畠だったので最悪の結果ではありません。

2、3戦目をきっちり取って勝ち越せればそれでヨシですね。

 

大事な2戦目を任されたのはサンチェス。

4月は3試合に登板し防御率9.53と不調だったサンチェスですが、銀さんと組み始めた5月は2戦連続QSを達成し2連勝中と調子を上げてきました。

この試合は時折シュート回転したストレートが真ん中に入ったりと悪いサンチェスが顔をのぞかせることもありましたが、初回のピンチを無失点で抑えられたことと序盤に味方が4点取ってくれたこともあって気分よく良いテンポで投げられていたと思います。

序盤はスプリット少なめでストレートとカット中心の配球。中盤からスプリットを連投したり配球を変えてきた印象があります。

今日のサンチェスには試合をつくることと同時に長いイニングを投げることが求められていたので、それを考慮しての銀さんの配球だったのかな。カーブが良いアクセントになってましたね。

6回にビシエドの巧打で2点を失いましたが、7回を投げ抜き2失点HQSという結果は上々。

ナイスピッチングでした!

要所、要所を頑張って、調子そのものはあがっていると思っています。7回を投げ切ってくれましたからね。

しかし、今季のジャイアンツはここからが不安でしかたない。

3点くらいのリードじゃ全くセーフティじゃないですからね…。

大谷くんが所属しているMLBのエンジェルスのリリーフ陣が頼りなさすぎて話題になっていますが、ジャイアンツもそれに近いものがあります。ジャイアンツは先発がしっかりしてるから全然マシだけど。

8回、サンチェスの後を任された戸根が2アウトからピンチをつくり介護に赴いた中川も打たれて2失点1点差に。三ツ俣への6球目のスライダーはいらなかったんじゃないかな。

指標もまずまずで調子も良さそうだった戸根に大事な場面を任せたのは原監督の独断だったみたいで、試合後のインタビューで反省の弁を口にしていました。

投手コーチには今、謝りました。言う通りにしておけば良かったというのは反省。僕が逆らった。

リリーフ陣はケガが増えているのでなんとか負担を分散し登板過多を防ぎたかったのでしょう。

結果的には裏目に出てしまいましたが、原監督の考えも十分理解できます。

戸根には信頼して大事な場面を任せた原監督に応えられるようなピッチングを見せてもらいたかったですね。



そして最終回。

デラロサはもう少しかかりそう…。

球速も出てないし精度もまだまだ。

二軍での調整登板もなしでいきなり一軍戦なのでしかたないですね。

1アウト三塁の大ピンチを高梨と鍵谷が本当によく凌いでくれました!

特に高梨は相手が今日2安打でバットコントロールに長けた大島でしたから。

三振も少ないバッターで三塁走者(高松)の足を考えれば浅いフライか三振じゃないと確実に0では抑えられない状況。

そこで最高の空振り三振は素晴らしい!

銀さんの配球も良かったと思います。

高梨といえばやっぱりスライダー。被打率1割未満の最大の武器です。

普通であればそのボールに頼って多投したいところなのに、ストレートとツーシームだけでカウントを整え、最後の最後にスライダー勝負。なかなかできることじゃありません。

さらに試合後の高梨のインタビューによるとモーションに入るときに嫌な感じがしたので銀さんのストライク要求に対して自分の判断でボール球にしたみたいです。

オリックスの宮城が西武戦で山川と対決したときにモーションに入ったところで打たれそうな予感がして自分の判断でスライダーからカーブに変え打ち取ったことが話題になっていましたが、危機回避能力の高い投手はそういうのが分かるもんなんですね。

高梨は壊れかけ(もう壊れてる?)のジャイアンツリリーフ陣の中で数少ない頼りになる選手なので今後も好投を期待しています。

 

そういえば最終回の中日の攻撃…

ホームで1点差の状態で送りバントするんですね。予想外すぎて「えっ!?」ってなりました。

ノーアウト二塁からの送りバントは失敗の確率も高いし成功しても1アウト三塁。

たしかに得点期待値は高まるんだろうけど犠牲フライやゴロゴーで同点に追いついても2アウトランナーなし。

延長戦があるなら全然理解できる作戦ではあるんだけど今季は9回打ち切りなので自分がホームのファンならあの状況ではやっぱり勝ちにいく野球をしてほしいと感じるはず。

以前ヤクルトも同じような状況で送りバントを選択していたし、アウト1個を献上してもまずは同点に追いつくというのがセオリーってことなんですかね。

まあ相手チームのことなのでそんなにあれこれ言っても仕方ないんですがちょっとビックリした瞬間でした。

 

ともあれ、打線のほうは丸に待望の逆方向へのホームランが出て少しホッとしています。

打席でも粘れるようになってきたしあとはインコースのボールが打て始めれば本調子ですね。

岡本さんにもさすがの一撃が出ました!

上位打線がしっかり出塁できているのも大きいけどまだ5月の途中で41打点は素晴らしい。

今季はこれまでと違って不調時でも基本岡本さんを信頼している発言を続けてきたけど、やっぱり数年続けて結果を出してる選手なのでやってくれると思ってました。

これで5月はOPS10割超え。頼りになる4番です。

丸も良かったし、和真も大きかったですね。(岡本は)やっぱり低めのボールを狙っておくっていうのはすごく大事なことだと思いますね。

5得点で試合にも勝っているので特に言うことはないのですが、4回にノーアウト一二塁から1点も取れなかったところだけはちょっと気になりました。

いつもなら梶谷に送りバントをさせて1アウト二三塁にしそうなものなのに動かず見逃し三振。

梶谷の足ならゲッツーの可能性は少ないし成功するかどうか分からない送りバントは必要ないというのは賛成だけど点の入りにくいバンテリンドームで点差をつける最高のチャンスだったのでバントも悪い選択でもなかった気がします。

まあ最終的に勝ってるからいいんですけどね!

さて、3戦目は今村と福谷が先発予定。

今村は4戦連続で6回以上投げられていないので明日は最低でも6回、できたら7回は投げてほしいところです。

コメント

  1. 恥ずかしながら巨人ファン より:

    2試合続けて最後はシビレにシビレる展開に。こんな戦い続けてたら救援陣は体が持ちません。でも勝つにはこの方法しかないのが今のチーム状態なので仕方ないですが。阪神は勝ちパターンの救援陣が盤石ですからね。今のままでは追いすがるのさえもますます苦しくなってきそうですね。
    そんな中でも岡本はいつの間にか本塁打、打点の二冠になってるんですね。今年は本塁打二桁いかないんじゃないかと心配してたのが嘘みたいです。梶谷もいつの間にか打率3割越えてるし、あとは丸と坂本の復帰待ちですが、打線で投手陣をカバーしていくしか今年はなさそうな感じですね。あとは凡プレーを極力無くさないと苦しい。

    • 九州の六等星 より:

      こんばんわ、minamiさん。
      挑戦者てキツイですね。
      やはり、今年の阪神ような余裕のあるチャンピオンチームが羨ましいです、ていうかそのつもりだったのですが(^_^;)
      まあ、一昨年から日本シリーズでも苦しい場面をさんざん味わっているので、首脳陣には打線の組み方(どうも原監督は苦手分野みたい)等、交流戦では何とか今後にプラスになる戦術を相手チームから多く盗んで欲しいです。
      また、職人気質が多い選手層なので、照れ屋で苦手なのは理解できますが気分を変えて、上手に声を出して明るく全員で戦って欲しいですね。
      頑張れジャイアンツ

      • minami minami より:

        九州の六等星さん、コメントありがとうございます。
        ウィーラーがすごく元気にみんなを盛り上げてくれてるのがありがたいですね。
        あの笑顔を見てるとこちらも嬉しくなります!
        交流戦は厳しい戦いになると思いますがほかのチームに差をつけるにはここしかないので頑張ってもらいたいですね!

    • minami minami より:

      恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
      岡本さんは4番として打点がちゃんと稼げてるのが素晴らしいですね。
      ほんといつの間に?って感じではありますがホームランが出だして今どんどん調子が上がってきてるのが頼もしい限りです。
      リリーフがかなり不安な状況なので打撃陣には頑張ってもらわないとですね(;^ω^)

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