7月28日 対DeNA7回戦・東京ドーム
ヤクルト3連戦の3戦目は、キャプテン坂本が復活して打線がきれいにつながり、9-4と大差で勝利することができました。前日のブログの最後に書いた通りの展開になった!
桜井も初回は酷い有り様でしたが、炭谷の大人のリードもあって徐々に復調し最終的には8回途中まで投げて4失点。
2戦目が投手を6人使う消耗戦だっただけに、長いイニングを投げてくれて本当に助かりましたね。
個としての成績には悔いが残る部分もあったでしょうけどチームの立場から見れば良い仕事をしてくれたと思います。
そして今日からは東京ドームに戻って4位DeNAとの3連戦。
先発は7月21日の中日戦で完封勝利を達成した菅野です。
前回135球を投げたエースのコンディションが気になる初回。
先頭梶谷のセカンドへのぼてぼての当たりを尚輝がとって素早く一塁へ送球しましたが、ワンバウンドのボールをウィーラーがとれずボールはレフト方向へ…。
この間に梶谷は一気に三塁まで進塁。
タイミング的にギリギリだったので尚輝は自分の体勢も考えてワンバウンド送球にしたと思うのですがとれませんでしたね。
そして、続くソトがライトに犠牲フライを打ち菅野の連続無失点は23イニングでストップ。
この試合も完封勝利を達成していたら自己最長の32イニングを超える可能性もありましたが、どちらにしても今日のコンディションでは難しかったと思います。
菅野は1点を失ってからもなかなか狙ったところに投げられていませんでしたし、ストレートや変化球(特にフォーク)もいまひとつ。やっぱり前回の疲労が抜けきっていなかったのでしょうか。
本調子とはいえないエースを助けたい打線はその裏に調子が戻りつつある坂本が真ん中に入った井納のストレートを逆方向にもっていき同点ホームラン!
残りの打席は全て凡退に終わりましたが、これまであと一伸び足りなかった打球がスタンドインするようになったので復活と考えていいのかな。
とにかく、点を取られてからすぐに追いつけたのは菅野にとってもチームにとっても良かったですね!
菅野は初回以降も尻上がりとはいかず、制球に苦しみながらもなんとか抑えるという展開だったように見えました。
大城の構えたところにきっちり投げられたのはかなり少なかったのでは。
危ない!と思うような球もしばしば見られました。
しかしなぜかDeNA打線は菅野をとらえられず。助かりましたね。
打率ランキング2位の佐野や絶好調のロペスには打たれたけど、絶不調のソトや戸柱、特に宮崎に仕事をさせなかったことが大きかったのかな。
そして4回、エースとキャプテンの奮闘に応えたのはやっぱり4番でした。
1球目から3球目まで際どいアウトローで攻められた後の4球目。
インハイのストレートを待ってましたとばかりに強振しレフトスタンドへ放り込む勝ち越しホームラン!
あれだけアウトコースの低めを見せられた後の厳しい対角のインハイ…並みのバッターならバットを折ったり詰まらされるか、よくてファールだと思うんですが、バケモノ感溢れる珍しいホームランでした。いやー凄い。
岡本さんはこの試合でも「勝利打点」を稼いだので今季7点目になるのかな?セではダントツの1位だったと記憶してます。
二軍選手かと思うくらいあっさり凡退するときもあるけど、チームを勝たせることが4番の仕事なので、勝負どころで最高の仕事をしてくれれば問題なし!今後も頼みます閣下!
2回以降、なんとかDeNA打線を0に抑えていた菅野でしたが6回にピンチを迎えます。
まずは先頭の佐野に7球粘られ、8球目のカットボールをライトスタンド中段まで運ばれました。投げる球なしという感じだった。
この試合はフォークがほとんど制球できていない状態だったので左打者には苦しみましたね。
良いときなら右打者にスライダー、左打者へはフォークで無双できるのですが、今回は大城も配球が大変だったんじゃないでしょうか…。
そしてロペスにもインコースのストレートを上手く打たれ、宮崎と戸柱は抑えるも続く柴田にあわやホームランという当たりのツーベースを打たれます。
柴田に打たれた瞬間同点に追いつかれたかも…と思いましたが、亀井さんの抑止力でランナーを三塁に留め、次の代打神里を3球勝負で仕留めて事なきを得ました。
今日38歳になった亀井さん。マルチ安打に守備でも貢献し良い一日になりましたね。
亀井さん、誕生日おめでとう!
菅野はこの回が終わった時点で球数が100球を超えていたのでここでお役御免かと思いましたが、なんと7回も続投。原伯父さんは相変わらず厳しい…
限界ではと心配する私をよそに菅野は1番からの好打順を3凡で締め、7回120球を投げて7安打7奪三振2失点(自責1)で降板。
調子はイマイチなのにDeNAの強力打線相手にもハイクオリティスタートを達成できるのがエースたるゆえんなのでしょう。
ナイスピッチング…というには本人も納得いく投球じゃなかったと思いますが、お疲れさまでした!
その後は菅野の後を受けた高梨、大竹、中川の3リリーフが0点で抑えて勝利するのですが、8回に1点追加できたのは大きかったですね。
先頭で亀井さんが出て、すかさず代走増田大輝。
中日戦で加藤の強肩の前にあえなく盗塁失敗したことが影響してか、スタートはやや遅れていたように見えましたが、送球が少し逸れたこともあって二盗に成功し丸のヒットでホームイン!
増田は代走で出たら高確率で得点につながりますね。
単純に足が速いだけじゃなくて投手に足でプレッシャーをかけられるので投球が乱れたり球種を絞れたりとバッター有利の環境をつくることができているんでしょう。
増田を見ているとやっぱり走塁のスペシャリストも必要だと強く思います。
そんなこんなで4-2。
エースが投げてキャプテンと4番がホームランで援護して勝つというシンプルな野球で3連戦の頭を取れました!
2位との差はどんどん広がりいよいよ独走モードです。
しかし今季はCSがないからそろそろ他チームはローテを再編してでもうちに良い投手を当ててくるかもしれませんからね!
油断せずに行きましょう!
コメント
初回の尚輝の悪送球は痛かったですけどね。坂本はここ最近はひたすらアウトコースを攻められていたので、やっとある程度対応してきたんじゃないでしょうか。岡本はまさに変態打ちって感じでしたね。去年も小川か誰かからあんなホームラン打ってた気がするんですけど、あのコース得意なんですかね。今年は十分本塁打と打点の二冠も狙えると思います。菅野は確かにフォークの精度がイマイチでしたね。ロペス佐野にはフォークが決まらず苦しくなって打たれてる感じでした。ただ菅野ですし、次は修正してくるでしょう。
Fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
前回135球投げて疲労がたまっていても悪いなりにまとめられるというのが菅野のすごいところです。
制球はかなりらしくない感じではありましたが、仰る通りきっと次回は修正してくれるはず!
岡本にはぜひタイトルを取ってもらいたいですね。
三冠…はちょっと難しいか…
でも三つ取れたら最高ですね(^^)
minamiさんこんにちは。
カープはドラゴンズと最下位争いにふさわしい、かみ合わない野球を繰り広げています。(T.T)
タッチプレイはくぐり抜ける方が巧いのか、くぐり抜けられる方が甘いのか。
前のジャイアンツ戦でも増田の二盗に対してタイミング的にはアウトだったけどリクエストでセーフに覆ったことがありました。
會澤と田中に共通していたことは体にタッチにいったことで足・手が先にベースについたこと。
増田や大島の走塁技術の高さは認めるところだけどアウトにしてほしいプレイでした。
ちなみに、私的には残念なプレイというだけで、OBのお偉方のように野球がつまらなくなるという考えはありません。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
私も詳しくは知らなかったんですが、コリジョンは捕球前に走路をふさいではいけないけど捕球後は走路に立ってもOKみたいですね。(ブロックはダメ)
まあひと口にそう言ってもその中でもまだ細かくこういう時はこう、というのが決まっているようなので非常に難しいです。
會澤の場合は余裕を持って捕球できたようなのでブロックはしないように走路に立ってタッチしに行けばよかったのかな?
それぞれ一瞬のプレーなのでそれもまたものすごく難しい気はしますが…(;^ω^)
それでもコリジョンルールで野球がつまらなくなるとは私も思いません。
怪我が減ったり体の小さい捕手も活躍できるようになったのはいいことだと思います。