4月29日、東京ドームでの対ヤクルト3回戦は、ジャイアンツが0-9で敗れました。
先発のグリフィンが村上らの適時打や本塁打などで序盤だけで8失点…。
2番手以降のリリーフ陣は踏ん張りを見せましたが、打線はヤクルトの先発・ヤフーレの前に手も足も出ず、マダックス(100球未満の完封)を献上しての完封負けを喫しました。
GWで今日しか見に来れてない人も、もしかしたらいるかもしれないんだけどね。
ちょっと無様な試合だったので、申し訳ないなと思いますね。
でも、9-0で負けたんだけど、9点とられたから2敗するわけじゃないので。1-0で負けても、9-0で負けても一緒なので。
今季ワーストゲーム、先発グリフィンの大乱調が響く
気持ちいいくらいにボコボコにされた今季ワーストゲームでした。
やはり先発のグリフィンの大乱調が大きかったですね。
4回を投げて11安打、2四死球、2奪三振、8失点のフルボッコ…。
ストレートの球威はそれなりにあったものの、制球が非常に悪く、変化球全般、特にスプリットの質の悪さが目立ちました。
バッテリーを組んだ大城も必死に配球を工夫していましたが、ボールゾーンで構えてもストライクが来る、両サイドに構えても真ん中に来る、低く構えても高く来るという始末でした。
球種に関しては、スプリットをほとんど投げなかったため空振りが全く取れず。
大城はそれなりにスプリットを要求していたのかもしれませんが、山田への4、5球目に投げたスプリットが全く制球できていなかったので、本人が投げたがらなかったのではないでしょうか。首を振りまくっていましたし。
ブルペンでの感触がよほど悪かったのかもしれません。
こうなると、バッターにとってはストレートかカットボールかの二択になるので、攻略はそれほど難しくありません。
ヤクルト打線に早いカウントからガンガン打たれる様子は、まるでバッティングピッチャーのようでした…。
バッテリーを組んだ大城の責任は?
しかし、全てがグリフィンの責任かというとそうではないと思います。
まず初回の4点目。タイミングはアウトだったのに、大城がタッチできずに大事な1点を奪われてしまいました。
もし3点に抑えていればまだ立ち直る可能性もあったかもしれません。
「よし、アウトだな」と思ってベンチに帰ろうとしていたグリフィンも驚いていましたよ…。
そして2回のボークについて。
ツーアウトから丸山にヒットを打たれ、続くオスナの打席で投球する直前に走られてしまい、焦ったグリフィンがボークを取られたシーンでした。
走者を全く警戒していなかったグリフィンに非はありますが、大城の反応も非常に遅かったですね。
かなりの距離走られてから気づいた感じ。誰も声出してなかったのか?
初回に4点を取られて頭の整理がついていないグリフィンがパニック状態なのはわかる。だけど扇の要である大城が一緒にパニックになってはダメでしょ!と言いたい。
多くの名捕手がよく言うのは、キャッチャーとして大事なのは投手を”孤独”にしないことです。
確かに今日のグリフィンの出来ではどんな名捕手が配球してもそれなりに打たれていたとは思いますが、ベンチでひとり茫然としていたグリフィンの姿を見ると、大城にももう少しできることがあったのではないかと感じました。
打線に関しては、初回に4点、2回に5点目を奪われた時点で試合の流れを掴むのは難しかったのかなと思います。
これだけの点差をつけられてしまえば、打線もコツコツとはいかず、大量得点を狙っての早打ちを中村悠平にきっちりと見切られ、厳しいボールを打たされてしまったという印象ですね。
ノーヒットノーランを免れただけでも、まあ良しとするしかない…。
明日の先発は山崎伊織とE.ロドリゲス、巻き返しに期待
0-9で完敗したジャイアンツですが、阿部監督の言う通り大差で負けても1敗は1敗です。
僅差で負けるよりは逆に切り替えやすいのかもしれません。
明日の予告先発は山崎伊織とE.ロドリゲスですね。
ロドリゲスの投球をまだ十分に見ていないので評価は難しいですが、山崎伊織はリーグ屈指の投手です。
いつも通りのピッチングができれば8割方ジャイアンツが勝つでしょう!
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