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野球グラブの基本とプロ野球選手モデルについて

野球グローブ

野球は日本の国民的スポーツとして長い歴史を持ち、多くの人々に愛されています。

しかし、近年は競技人口が減少傾向にあり、野球に興味を持つ子供たちも少なくなっています…。

そんな中、知人のお子さんが野球を始めたいと言い出したそうで、とても嬉しく思いました。

野球を始めるにあたって道具を揃えるのは大切なことです。特にグラブは野球の基本である捕球に直接関わる道具なので、自分に合ったものを選ぶ必要があります。

グラブは素材や形状、サイズなどさまざまな種類があり、またプロ野球選手が使っているグラブも、メーカーやモデルによって違いがあります。

これまで道具に関してはあまり詳しくなかったので、初心者向けのことからプロのグラブに至るまでを調べてみました。

野球グラブ(グローブ)とは

野球グラブ(グローブ)は、野球やソフトボールをする際、守備時にボールを捕球するために使う道具のことです。

素材の大半は皮革(ひかく)から出来ており、競技用の高価なものは天然皮革が多く、値段の安い遊戯用のものは合成皮革や人工皮革のものが多いです。

製作工程はほぼ全て手作業であり、熟練の技術が必要とのこと。

グラブについて覚えておきたい用語は以下の4つです。

  • 型付け・・・自分の手になじませ、ボールを取りやすくするために手入れすること(スチーム型、オイル型、湯もみ型などがある)
  • スポット・ポケット・・・型付けによって作られるもっともボールを捕球しやすい場所のこと
  • ウェブ・・・親指と人差し指の間にある網状の部分で十字や編み込み、フラットなど様々なデザインがある
  • 土手・・・グラブの手首付近にある硬くて盛り上がった箇所のこと。ここに当ててしまうと上手く捕球できなかったり、ボールの衝撃が手に直接伝わるため痛い

また、グラブには硬式用と軟式用が存在します。

硬式用と軟式用の決定的な違いは存在しないといわれていますが、一般的には「使用している革が違う」「作りが硬式の方がしっかりしている」などの違いがあるようです。

メーカーによっては用途を明記していたり品番で見分けることもできます。



ポジションによるグラブの違い

野球では、ポジションによってグラブの形状やサイズが異なります。

それぞれのポジションに合ったグラブを使うことで、捕球の効率や安定性が向上します。

ここでは、各ポジションのグラブの特徴を説明します。

投手用グラブ

投手用グラブに求められるのは、打者に球種を読まれないように利き手を隠すことです。

そのため、サイズが大きめでポケットが深く、握りが見えないようにウェブに隙間がないものがよく使われています。

さらにグラブから人差し指を出すタイプの選手は、球種を読まれることや指の保護のために指カバーをつけることが多いです。

グラブの重さにもこだわる選手が多く、グラブの重みを利用して体重移動をスムーズにするため重いものを好んだり、逆にグラブをつけている違和感を減らすために軽いものを使うなど様々です。

サイズについても、近年はフィールディング時の取り回しを重視して従来のものより小さめのグラブを使う投手も増えてきています。

捕手用グラブ

捕手用グラブは、投手が投げる様々な球種のボールを確実に捕球するための形になっています。

具体的には、捕球面が大きく、全体的に丸みを帯びた形で端部分が厚めにできた特殊な形をしています。

捕手用グラブは「キャッチャーミット」と呼ばれることが多いです。

一塁手用グラブ

一塁手用グラブの主な役割は、他の選手からの投球を早く正確に捕球することです。

そのため、他の野手のグローブよりも長く大きく作られています。

グラブの形状上、操作性はあまりよくないので、転がったボールを処理する際などは少々コツや経験が必要です。

キャッチャーミットのように一般的には「ファーストミット」と呼ばれることが多いです。

二塁手・遊撃手用グラブ

セカンドやショートは、ゴロの処理など精密で細かいプレーが多いため、軽量で小さく、ポケットの浅いグラブが用いられます。

セカンドとショートで同じものを使ったり、サイズやポケットの深さをカスタムして自分に合う形にしている選手も多いです。

三塁手用グラブ

右バッターの強烈な引っ張り打球が飛んでくるサード守備に使われるグラブは、一般的にサイズは大きくポケットが深いものが多いです。

形状はウェブ部分以外の作りは投手用グラブに似ていますが、強い打球から手を守るために生地は厚めになっています。

外野手用グラブ

外野手用グラブは、フライボールやライナーボールをしっかり確実に捕球できるよう、サイズは大きく縦に長い形状をしており、深めのポケットを備えるものが多いです。

ポジションによって形状が異なることはなく、ライト、センター、レフトとも同じです。

オールラウンド用グラブ

オールラウンドという名前が表すとおり、捕手・一塁以外の全ポジションで使えるグラブです。

汎用性は高いですが、当然ながらそれぞれのポジションの専用グラブには機能面で劣ります。

値段が安いものが多いので、野球を始めたばかりでポジションの決まっていない子供やキャッチボール用グラブとしてはおすすめです。

オールラウンド用グラブの特徴は、サイズが中間的で、ポケットも深すぎず浅すぎず、ウェブもシンプルなものが多いことです。

これは、どのポジションでも使えるようにバランスの良いグラブを目指しているからです。



プロ野球選手が使っているグラブのメーカー

グラブを作っているメーカーは、国内と海外を合わせると20社以上あり、プロ野球選手はそれぞれ自分に合ったグラブを作っているメーカーと契約していることが多いです。

各球団の主要選手が使っているグラブのメーカーを挙げてみます。

※情報が古くなっている場合もあります。さらに1社だけではなく、数社のメーカーのグラブを使っている選手もいますのであくまでも参考にしてください。

読売ジャイアンツ
  • 菅野智之・・・ミズノ
  • 小林誠司・・・ZETT
  • 坂本勇人・・・ミズノ
  • 長野久義・・・ミズノ
広島東洋カープ
  • 大瀬良大地・・・ZETT
  • 田中広輔・・・アシックス
  • 菊池涼介・・・ミズノ
  • 丸佳浩・・・アシックス
阪神タイガース
  • 藤浪晋太郎・・・ZETT
  • 梅野隆太郎・・・SSK
  • 北條史也・・・デサント
  • 福留孝介・・・ミズノ
横浜DeNAベイスターズ
  • 山﨑康晃・・・アンダーアーマー
  • 宮﨑敏郎・・・ミズノ
  • 筒香嘉智・・・アイピーセレクト
  • 桑原将志・・・ミズノ
東京ヤクルトスワローズ
  • 山田哲人・・・ドナイヤ
  • 中村悠平・・・ZETT
  • 青木宣親・・・ウイルソン
  • 西浦直亨・・・久保田運動具店
中日ドラゴンズ
  • 小笠原慎之介・・・ミズノ
  • 大野奨太・・・ハタケヤマ
  • 京田陽太・・・ナイキ
  • 平田良介・・・SSK
福岡ソフトバンクホークス
  • 千賀滉大・・・ZETT
  • 甲斐拓也・・・ハタケヤマ
  • 今宮健太・・・ZETT
  • 柳田悠岐・・・アンダーアーマー
埼玉西武ライオンズ
  • 菊池雄星・・・アシックス
  • 森友哉・・・ZETT
  • 源田壮亮・・・ZETT
  • 秋山翔吾・・・SSK
北海道日本ハムファイターズ
  • 上沢直之・・・ナイキ
  • 中田翔・・・ナイキ
  • 西川遥輝・・・アディダス
  • 大田泰示・・・ミズノ
オリックスバファローズ
  • 山本由伸・・・アイピーセレクト
  • 安達了一・・・SSK
  • 吉田正尚・・・アンダーアーマー
  • T-岡田・・・ミズノ
楽天ゴールデンイーグルス
  • 岸孝之・・・ミズノ
  • 則本昂大・・・アディダス
  • 茂木栄五郎・・・ミズノ
  • 田中和基・・・SSK
千葉ロッテマリーンズ
  • 涌井秀章・・・アシックス
  • 田村龍弘・・・ミズノ
  • 鈴木大地・・・ミズノ
  • 中村奨吾・・・ZETT

人気はミズノ、アシックスやZETT、SSKがそれに続く

各チームの有名選手が使っているメーカーを書き並べてみましたが、やっぱりミズノは強いですね。

野球用具国内シェアの約3割はミズノという話を聞いたことがありますが、グラブに関しても「ミズノプロ」「グローバルエリート」の2大ブランドを中心に圧倒的な人気を誇っています。

アシックスやZETT、SSKがそれに続いているという感じでしょうか。

聞きなれない名前のメーカー

山田が使っているドナイヤと筒香や山本が使っているアイピーセレクトはあまり聞きなれない名前です。

ドナイヤというメーカーは村田裕信氏が代表を務めるグラブ製作会社で、社員は村田氏のみで全ての製品を自ら検品しているのが特徴。

他メーカーの契約選手のように〇〇モデルといった特注品ではなく市販定番品を供給するというスタイルは一風変わっていますが、それだけ市販定番品の出来が良いということなのでしょう。

アイピーセレクトはデザイナー鈴木一平氏が手掛ける野球ギアブランドで、グラブやミットをメインに展開しており、選手の体格やプレースタイルに合わせて細部まで調整する「ハイクオリティーオーダー」が特長のようです。

その他のメーカーもデサントやアンダーアーマー、ウイルソン、ナイキなど、野球以外でもよく聞く有名どころですね。

キャッチャーミットはZETTとハタケヤマが多い

キャッチャーミットについてはZETTとハタケヤマが多い印象。

ZETTの最上位ブランドのプロステイタスシリーズには国産牛レザーを、ハタケヤマのキャッチャーミットには和牛が使われています。

多くのグラブが輸入革(主に北米産)を使っている中、値段の高い日本の牛の革をわざわざ使っている理由ですが、輸入革よりも繊維が細かく伸びにくいため、酷使されやすく壊れやすいキャッチャーミットには最適だからという話があります。あと捕球時の音も違うみたいですね。

プロ野球選手モデルのグラブ

憧れのプロ野球選手と同じグラブを使いたいと思っている人はとても多いと聞きます。

ただ、メーカー側も全てのプロモデルを販売するのは不可能なのでごく一部のモデルに限られています。ちなみにプロが使っている硬式用だけではなく軟式用のものも販売されています。

いろいろな通販モールを見てみましたが、野球用品に関してはAmazonよりも楽天やYahoo!の方が品揃えが充実しているし、個々のスポーツ用品店も力を入れて説明している感がありますね。

しっかりとした説明が必要な野球用品などはAmazonの苦手とするところなのでしょう。

ざっと調べてみると、メーカー自身が発表しているプロモデルと、スポーツ用具店がメーカーにオーダー依頼をかけ作ってもらっているオリジナルオーダーが混在しているようです。

オリジナルオーダーでも素材や形、色などはプロモデルに準拠する形でしっかり作っているものがほとんどですが、ディテールまでこだわりたい人はメーカー発表のものを選ぶほうがよいかと。

プロ仕様のグラブを買うなら、ミズノ認定BSSショップで作る「ミズノプロオーダー」がいいかな…。お高いけど…。

野球をはじめようとする子どもたちから、グラウンドでひたすら汗を流す学生たち、そして家族や仲間との週末をエンジョイしたい大人たちまで。一人ひとりの顔を見ながら、その目的や個性にあわせて、上達するための野球用品を、どう選び、どう使い、どう手入れするのかをアドバイスできるスタッフがいる野球やソフトボールを愛するプレーヤーのためのスポットが、ミズノBSSショップです。

ミズノ公式サイトより引用

野球を始めたばかりの子供にプロモデルの高級品は必要ないかもしれませんが、長く続けていけそうな子や本気で草野球や社会人野球を楽しんでいる人にはプロモデルのグラブもおすすめだと思います。

まとめ

野球グラブは野球の基本である捕球に直接関わる道具で、素材や形状、サイズなどさまざまな種類があります。また、グラブには硬式用と軟式用があり、用途によって選び方が異なります。

グラブの形状やサイズはポジションによっても変わり、投手用グラブは握りを隠すために大きく深いものが多く、捕手用グラブは球種に対応するために特殊な形をしているなどさまざまです。

プロ野球選手は自分に合ったグラブを作っているメーカーと契約しています。人気のメーカーはミズノやアシックス、ZETT、SSKなど。

グラブの革の質感やデザイン、機能などはメーカーによって異なり、選手の好みやプレースタイルに合わせてオーダーやカスタムをすることもできます。また、市販品のままでも高品質なグラブを提供するメーカーもあります。

さまざまな情報を参考にして自分に合うグラブを見つけ、大事に手入れして長く使ってください。

イチロー選手が子供の頃から本革の高価なグラブをしっかり手入れして大切に使っていたとか、野間選手が中学2年にお母さんに買ってもらったグラブを大学3年まで7年間使ったというエピソードは有名ですね。

一流プレイヤーほど1つの道具を大事に使っているイメージがあります。グラブを大事に使って一流プレイヤーを目指してください!

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