新型コロナの流行はなかなか収まりませんが、ジャイアンツもホークスもキャンプの第2クールまで終了。
実戦を想定したシート打撃も行われるようになってだんだんと楽しくなってきました。

「GIANTS TV」と「ホークスTV」を2画面で映してキャンプを観戦してます。
第3クールが始まって紅白戦や練習試合が行われたら時間をつくって試合感想を書ければと思っています。
元ホークス・江川が選んだセカンドキャリアは精肉業
さて、今回は食レポ的な記事になります。
毎年シーズン終盤になると元プロ野球選手の「セカンドキャリア」についてのニュース記事がたくさん出てきます。
亀井さんのように引退後即一軍コーチになったり、松坂さんのように解説者としてメディアに引っ張りだこになったりと引き続き野球の世界で活躍している人もいれば、野球以外の仕事を選ぶ人もいたりといろいろ。
そんななか、私の目に留まったのは元ソフトバンクホークスの江川智晃さんのセカンドキャリア。
江川さんは2004年にドラフト1位で指名され三重県の宇治山田商業高校からプロ野球の世界に入りました。
ソフトバンクホークスが誕生した年にドラフト1位で入団した1期生ですね。(2004年にダイエーがソフトバンクに球団経営権を譲渡)
投高打低の傾向が強いウエスタン・リーグで何度も二桁本塁打を記録したり2013年には一軍で12本塁打を記録したりとパワーはホンモノで、足も肩も兼ね備えた良い選手だったと思います。
将来の主軸候補として期待されながらもホークスの分厚い選手層のなかでレギュラーを掴むことは叶わず2019年に球団から戦力外通告を受け現役引退を表明しましたが、秋山元監督に「エガちゃんは人の三倍くらい練習していた」と言われるくらいの努力家で人柄も良かったことも15年間の長きに亘ってホークスのユニフォームを着られた要因のひとつかもしれません。
その江川さんが第2の人生に選んだのは家業である「精肉業」を手伝うことでした。
コロナ禍で両親と話すことが多くなり、そのなかで実家の状況などを聞いて故郷の三重県に戻ることを決断したそうです。豚の生産から販売までを手掛け多忙を極めていた母の幸枝さんを気遣う想いも強かったとか。
引退後務めていたホークスのスコアラーを1年で辞め故郷に戻った江川さんは、豚に関する知識を学びながら、”営業部キャプテン”として早朝4時半から精肉のカットや包装、営業活動、商品配達などをこなす多忙な毎日を送っています。
「野球しかしてこなかったので不安はすごく大きい」「包丁を握ったことがなかった」「スーパーに行くこともなかったので最初は正直肉がいくらで売っているか分からなかった」など、1からではなく0からのスタートだったみたいですね。
それでも、ホークス時代の同僚(ギータや晃、千賀ら)が紹介してくれたり、ホークスがドーム内の飲食店でコラボ料理を販売してくれるようになったりと野球の”縁”が力になってくれているそう。
→「豚肉」が再び引き合わせた古巣との縁 鷹が行う元ドラ1のセカンドキャリア支援|Full-Count
一志SPポークはまるとも荒木田商店でネット購入できる
これはホークスも応援している身としては買ってみないわけにはいかないと、私もネット通販で豚肉を取り寄せることにしました。単に美味しい豚肉を食べたかったというのもある(笑)
江川さんのお母さんたちが運営している「一志ピックファーム」が育てているのは「一志SPポーク」という名前のブランド豚。
三重県のブランド豚といえば「伊勢美稲豚」や「松坂豚」「みえ豚」などが有名ですが、「一志SPポーク」も、中日本肉豚出荷組合豚枝肉勉強会で最優秀賞、南部市場肉豚枝肉共励会において南部市場長賞及びベストファーマー賞など、数々の賞を受賞している美味しい豚です。
- こだわりの品種…品種は三元豚を育成、生産、おいしい豚肉に仕上げています。
- 豚の健康管理…飼料に飼料米を加え「オオバコ」「スイカズラ」「ベニバナ」など漢方生薬の力を用いています。
- 飼育環境…平成29年12月8日、三重県内の養豚場で第一号の農場HACCP認証を取得しました。スタッフ全員が衛生管理を徹底しています。
同梱紙より引用
三重県は良質な水源と豊かな自然を持っており、豚の飼育にとても適しています。松阪牛というブランド牛の故郷が三重県であることも偶然ではなく、その風土のおかげなのかもしれません。そんな三重県一志町で、優秀な血統の豚だけを最適の環境で育てたのが一志SPポークです。
一志SPポークは、豚肉特有の臭みがなく、スッキリまろやかな脂とふんわり柔らかな赤身とのバランスが良いのが特長です。
また、火を通してもパサつかない肉質は、どんなお料理でも美味しく召し上がっていただけます。まるとも荒木田商店HPより引用
この「一志SPポーク」をネット購入できるのは、江川さんが運営統括責任者を務めている「まるとも荒木田商店」です。

画像引用:まるとも荒木田商店HP

画像引用:まるとも荒木田商店HP
ショップページは画像もきれいで見やすく良い感じ。
商品ラインナップは約49キロの一頭売りから自家製のハンバーグやコロッケ、ウインナーなど盛り沢山。
一頭売りって珍しいですね。
商品名の横に「プロ野球選手の感覚で○○人前」と書いてあるのも面白いなと思いました。一人で500~700gを食べるプロ野球選手はやっぱり凄い!
値段はお店の中では高級なロース肉でも100g300円(税込)程度とブランド豚の割には安め。
ただし、送料は1000円ちょい(北海道・沖縄は2000円以上)かかるので送料無料になる10000円以上の購入がおすすめです。
多めに買っても基本冷凍状態で届くので1ヵ月くらいなら十分保存できるし、上手に解凍すればそれほど味が落ちることもないと思います。※再冷凍はNG
それでは購入した商品を少しずつ紹介していきたいと思います。
一志SPポークを食べた感想
まずは自家製のコロッケとハンバーグ。
商品名が「おかんのコロッケ」と「おかんのハンバーグ」なのでお母さんの幸枝さんのレシピなのかな?
冷凍コロッケって意外と揚げるのが難しい…。
凍ったままのコロッケを170℃くらいの中温で5分くらい揚げるのが基本。
ポイントは一気にたくさんの量を入れ過ぎないこととある程度揚がるまでは触らないことあたりですね。
今回はちょっと焦げ気味になっちゃったので、次回はもう少し温度低め時間長めで揚げたいと思います。
一般的なコロッケのようにジャガイモがメインではなくて、肉の量がかなり多くてまるでメンチカツみたい。
だけどすごくジューシーで美味しかったです。
もうひとつの「おかんのハンバーグ」は普通に焼いておろしぽん酢でいただきました。
解凍後は自由に成型できるので、簡単早めに中までしっかり火を通したい場合は少しつぶして平たい形にするといいかも。
牛肉メインのハンバーグより少し硬めで、もきゅもきゅした食感が私好みでした。
味もしっかりめについていたのでおろしぽん酢との相性ヨシです。
次は焼肉。
まずはバラ肉を焼いてみました。
タレとレモン+マキシマムで食べてみましたが本当に美味しかったです。いつも食べている普通の国産豚と全然違いました。
バラ肉なので脂は多めだけど全然くどくなく甘みがあって赤身部分は旨味がいっぱい!
ロース肉も焼肉で。
ロースは脂少なめであっさり。
気づいたのはしっかり焼けているのに肉がしっとりしていたこと。
いつも食べている普通のロース豚はある程度火を通すとパサパサしてくるのですが、このお肉はそこが違うと思いました。
最後はヒレ肉。
これは私の大好物のヒレカツでいただくことに。
きれいで美味しそうなお肉。
棒状のヒレ肉を2cmくらいに切って軽めに叩き、塩とこしょうを振って、小麦粉→卵→パン粉の順につけて揚げていきます。
油の温度は170℃くらいで揚げ時間は4分ほど。
このヒレカツ、結構な高級とんかつ店に負けないくらい美味しかったです。
いつもとんかつを作るときは臭み取りに時間をかけているのですが、今回はあえて軽めの塩・こしょうだけにしたのにほぼ臭みなし!
臭みはないけど豚肉の旨味はしっかり残っている美味しいヒレカツでした。
ただ、1点だけ残念な点が。
実はヒレ肉は500gのお肉が2本入った1キロが最小ロットらしく、凍ってガチガチにくっ付いた2本のヒレ肉が一つの真空状態の袋に入って届けられます。
真空パックのまま冷蔵庫に入れて自然解凍させるのがお店おすすめの解凍方法で、、確かにその通りにやってみるとうまく解凍できるのですが…
その方法で解凍すると短期間で2本分1キロのお肉を食べなきゃいけなくなります…。豚肉は古くなるとすぐ臭みが強くなるから新鮮なうちに食べたい。
真空パックされた袋を開けて凍ったお肉を切り離せば500gずつ解凍できると思うけど、結構大きなお肉なのでその作業もなかなか難しそうだし一度袋から出すと衛生面も心配です。
できればヒレ肉は2つに分けてパックしてくれてたらありがたかったかな…。
今度注文するときは1本ずつパックしてもらえないか備考欄でお願いしてみようと思います。
今回は元ホークスの江川さんが販売している「一志SPポーク」を取り寄せて食べた感想を書いてみました。
ブランド豚なのに値段はそれほど高くなく、味は一般的な国産豚よりもずっと美味しくてとても満足しています。
バラ肉とヒレ肉は特におすすめ。
ぜひ焼肉やヒレカツにして食べてみてください。
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