楽しみにしていた交流戦ホークス3連戦。
1戦目1-3、2戦目3-6と早々に勝ち越しを決められて、点差はそれほどではなかったけど選手の力やベンチワークは結構な差を感じました。
ホークスはやっぱり強い!
しかし3戦目はうちの大エース様がやってくれました。なんとか勝利で辛くも3タテは阻止!
前にも書きましたが、菅野は誰が投げても勝てているような連勝中ではなくチームが絶不調のときや相手が強いときこそ頼りになる男なんです。
さらに今日の試合は開幕戦以来となるスガコババッテリー。
結果は8回を投げて5安打3四球4奪三振無失点のナイスピッチング!
菅野の投球は全体的には変化球多めのスタイルでしたが、ギータとの勝負など要所では150キロ前後の力のあるストレートも。
残念ながらストライク判定はもらえなかったけど、7回のギータとの対戦時の3球勝負はかっこよすぎでしたね。気合いの入った表情も投げたボールも素晴らしかった。
もちろん、ボールのキレや球威なんかは全盛期よりも落ちるけど、今日のように失投少なくしっかりコントロールされたボールを投げられればまだまだエースの座を譲る必要はないでしょう。
あとは菅野を支えた小林。
解説の工藤さんがべた誉めしていた通り素晴らしいリードでした。
スガコババッテリーは投球1球1球だけじゃなく、配球やバッテリー間のやりとりなど、毎回物凄く見応えがあります。
例えば、菅野が小林の出したサインに何度か首を振ったけど、最終的に小林に押し切られる場面はスガコババッテリーならではのもの。
菅野曰く、小林は「ここは俺に任せろ」とサインを押し通してくることがあるみたいです。小林は意外と頑固。
これに関しては自分の意に反した1球ではなく、”バッテリーの信頼関係の上に成り立つ1球”なんだとか。
菅野は根拠のない1球を投げることをすごく嫌がるのでベンチに戻ったときにすぐサインを出した根拠や理由などを聞くそうです。
そういうやりとりを何百回何千回と積み重ねることでバッテリーの信頼関係というものを築いてきたんですね。
もちろん小林がいくらサインを出しても譲らないときもあり、甲斐くんへのインコースのツーシームなんかは菅野らしさ全開の1球でしたね。
阿吽の呼吸の熟年夫婦に近いものを感じました(笑)
あと、小林は配球だけじゃなく大きなジェスチャーで菅野を勇気づけたり、ランナーが一塁にいるときは頻繁に目で牽制したりと細部まで気を配ってましたね。
ここ数年は鉄壁の守備に綻びが出る場面も時々見られますが、今日のように集中力を高く保った試合ではやっぱり頼りになります。
大城が登録抹消されたのでしばらくは出番が多いと思いますが、菅野以外と組んでもそれぞれの投手の良さを引き出すリードを期待してます。
打つほうは丸とウォーカーのソロ3本の3点のみ。
最近は4番を筆頭にクリンナップが寝ちゃってるんでホームランでしか点を取れる気がしません。
それだけに丸の2本は大きかった。
今日の投のヒーローは菅野、打のヒーローは丸でしたね。
二人は1989年生まれの同級生。
最初に二人が出会ったのは東海大相模高校のグラウンドだったそうです。丸は千葉経大付高で投手。
その後、丸は高卒でプロに進み、菅野は東海大から1年浪人を経てジャイアンツに入団。
ちなみに菅野のプロ初登板初先発でプロ初ヒットを打たれたのが丸でした。この年の対戦成績は20打数9安打で丸の圧勝。
長い間良いライバル関係で切磋琢磨してきた二人が同じチームで投打のヒーローとしてお立ち台に立っている姿はいろいろと感慨深いですね。
二人ともまだまだ老け込む年ではないのでこれからもチームの中心選手として頑張ってもらいたいです。
菅野と丸の活躍でなんとか3タテは回避しましたが、ホークスは相変わらず強かった。
栗原や上林が抜けてマッチも不調なのに、謎の覚醒や復調を遂げる選手がぽこぽこ出てきましたね。
今の調子ならAクラスはもちろんリーグ優勝も十分射程圏内。
ジャイアンツはリーグ優勝できるか微妙な状態ですが、日本シリーズで両チームが相まみえる確率は低くはないと思うので、次回の対戦を楽しみにしたいです。
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