今日はパ・リーグクライマックスシリーズ(CS)1戦目「ホークス対ロッテ」とジャイアンツのシーズン最終戦が行われました。
今季のパ・リーグCSは4試合制なので1勝のアドバンテージがあるホークスがかなり有利ではありますが、相手はとても得意とはいえないロッテ…。一番当たりたくなかった。
第1戦に勝ちさえすればロッテの勝ち筋は残り3戦を全勝するしかなくなるので是が非でも取りたい初戦の1勝でした。
先発はホークスが千賀、ロッテは美馬。
初回の千賀は最優秀防御率と最多勝利、そして最多奪三振の投手三冠を獲得した実力を十分に発揮した危なげない投球。
特にストレートは常時160キロ弱出ていてコースにさえしっかり投げられれば大量得点はありえないだろうと思いました。
一方美馬はやや不安定な立ち上がりで、そこをついたホークスが2、3、4番の3連打でいきなり満塁のチャンスをつくります。
ここでチャンス、特に満塁に強いクラッチヒッター栗原の出番でしたが、アウトコースのボールに手を出してしまい痛恨のダブルプレー…。
苦しんでいた美馬を助けたこのプレーがこの試合を難しいものにしてしまいましたね。
もし、ここで1点でも取れていれば美馬も2回以降気持ちよく投げられなかっただろうし、もう少し楽な試合展開になったと思います。
これで流れがロッテに傾いたのか、次の回に2アウトからツーランを打たれて先制点を取られ、その後も攻守でミスが出るなど重苦しい展開が続きます…。
さらに大チャンスを迎えても球審の有り得ないストライク判定もあったりでリードを許したまま後半へ。
片方に対して酷いというわけではなく、終わってみれば両チームに対して酷いジャッジの連続でしたが、1球の重さという意味ではホークスの方が痛かったと思います。
どのような試合であれ、審判が目立つ試合は後味が悪いですね。
苦しい状況でもなんとか食らいついていけたのはやっぱりギータのおかげ。
この試合、ほとんどランナーを置いた状況で打席に立つことはできませんでしたが、得点の起点になったりチャンスを広げたり、追撃の一発を打ったりと期待通りの活躍を見せてくれました。
その粘りが得点に結びついたのは6回。
ギータ、グラシアルの連打から栗原が送りバントで1アウト2、3塁に。
前の回に同じ状況でバントを成功させられずチャンスを狭めてしまったことを考えるとどうなのかとも思いましたが、美馬の投球自体は相変わらず悪くなかったので1点でも取ることが重要だと思ったのでしょう。
このあたりの工藤采配は相変わらず徹底してますね。
ここで井口監督は美馬を諦め継投策に打って出ます。
ジャイアンツファンにとって苦々しいシーズンとなった2013年の日本シリーズでMVPも獲得した短期決戦の強さと運を持った美馬がここで降りてくれたのは正直うれしかったです。
結果的にはデスパイネの内野安打と牧原のパルプンテセカンドゴロで同点に追いつくことができました。
完全に打ちとられていた内容だったのに野球って分からないものですね。
ここで一気に逆転!とはいきませんでしたが、流れはホークスに。
千賀の後を受けたモイネロが完璧な内容でロッテ打線を抑え、その裏に制球に苦しむ澤村から決勝点となる1点を取ることに成功。牧原に四球はダメでしょ澤村…。
そして最後は森くんが締めて4-3でゲームセット!
簡単な試合ではなかったけど、クリーンアップはもちろんレギュラーシーズン中は苦しんだ下位打線にも当たりが出たし、ギータを中心に全員で勝ち取った勝利でした。
千賀も変化球の制球はイマイチだったけど調子自体は悪くなかったし、7回3失点と試合はきっちりつくってくれましたね。
この勝利でよほどのことがなければ日本シリーズ進出は間違いなし。
ミスで負けた感があるロッテの精神的ダメージは大きいでしょうし、明日の試合で決めてしまいましょう!
シーズン最後の試合となったジャイアンツ戦の見どころはやっぱり日本シリーズ第1戦に登板予定の菅野。
疲れが原因なのかパッとしない内容が続き、11月1日に登録を抹消されていた菅野がどれくらい回復しているのかに注目していましたが…
コントロールもかなり改善されていたし、変化球のキレも良くなってましたね!
少し高めに行くときもあったけど5回1安打無失点と内容も結果も調整登板としてはほぼ完璧でした。
これは千賀との投げ合いが楽しみ。
この調子で完璧に仕上げてもらいたいですね。
勝ち投手の権利を得て降板した菅野の後をリリーフ陣がしっかり抑え、最終戦を勝利で終えて日本シリーズへ!と行きたかったところですが…
7回大竹2失点、8回デラロサ1失点、9回田口くんが2失点でまさかの逆転負け…。
リリーフに一番大事なのは安定感だと思うんですよね。たまに好投しても大事なところで打たれて負けたら終わり。
この試合は調整重視なんだろうけど、一番大事な日本シリーズで失敗を繰り返さないでほしいものです。
とりあえず2020年レギュラーシーズンお疲れ様でした。
コメント
minamiさん。こんばんわ。
慣れもあるとは思いますが、ホークスはCS初出場の選手が序盤のチャンスで打てない、簡単なゲッツーが取れない等、試合の流れが悪い方に傾いても粘り強くチームワークで試合が壊れないように投手も打者も相手に圧力をかけ続けたのが勝利に繋がったと思います。4回のギータのホームランはたいへん勇気づけられました。8回の先頭打者の四球からの展開はいつもの澤村投手でしたね。ピリッと抑えて欲しかったので残念です(^_^;)。
また、ジャイアンツの皆様、たいへんお疲れさまでした。個人タイトルもメモリアルもチームワークの賜物と思います。亀井、中川両選手も日本シリーズが間に合いそうなので、益々、楽しみに待ってます。頑張れ、ホークス&ジャイアンツ
九州の六等星さん、コメントありがとうございます。
ホークスは先制されても粘り強く戦ってしっかり逆転しますもんね!
1戦目も2戦目も逆転勝利で熱い試合でした。
負けてても何とかなりそうな気がするってすごい(*^-^*)
日本シリーズがますます楽しみです!
Minamiさんこんばんは!
ギータのソロ、ゴルフのような打ち方でバックスクリーン中段…意味わからないホームランは健在でしたね。
ホント凄すぎる…。
朱輝さん、コメントありがとうございます。
あんな打ち方でホームランにできるのギータくらいですよね。
なんかもう意味の分からないホームラン=ギータというか…
普通のホームランでは満足できなくなってきたかも(^^)