当ブログはプロモーション広告を利用しています

戸郷、前回のリベンジを果たせずカープに2敗目…ストレートの質と制球が課題

4月24日 対広島5回戦・東京ドーム 3-6で負け

4位カープとの3連戦初戦は菅野・大城バッテリーの投打にわたる大活躍で勝利。

菅野は2試合連続完投でエースらしさが戻ってきましたね。うれしい限りです。



そして2戦目はジャイアンツの次期エース戸郷が登板しました。

今季2勝を挙げている戸郷ですが、初黒星をつけられたのは4月10日のカープ戦。4回途中被安打9の4失点という散々な結果でした。

この試合で前回のリベンジを果たして欲しかったのですが、残念ながら試合は3-6で負け。戸郷は2敗目を喫してしまいました。

去年はカープ戦に3試合登板し、2勝0敗で防御率も1.66と得意にしてたんですけどね。苦手イメージがつかなければいいけど。

 

初回の戸郷は菊池と安部をストレート主体で空振り三振に仕留める上々のスタートでした。

ただ、ストレートがスピードガンの数字より遅く見えたのとボールが全般的に高かったのが少し気になりました。

それでもその裏に先頭松原の出塁から坂本のツーランで先制したときは今日も問題なく勝てそうと思ったのですが…。

岡本さんの走塁が良い流れを変えちゃったかもしれませんね。

まずは2回に松山の二塁打から始まった攻撃で1点を失い、4回にピッチャー高橋のタイムリーで2失点目。

2回の失点は坂本ならホームでアウトにもできそうなタイミングだったけどやっぱり難しかったのかな。

4回のはもう一球遊べたので個人的にはフォークを投げてほしかったけど、まぁ高橋が上手く打ちましたね。残念。水平にコンパクトに払う打撃がカーショウっぽかった。

そして5回。

このイニングも制球がなかなか定まらず先頭の安部にボール3つから四球を出しノーアウト1塁で鈴木誠也。

1球目は抜けたスライダーでボール。

ここでストライクが取れていれば…!

2球目、炭谷はインコースのストレートを要求するもボールは吸い込まれるように真ん中高めに入ってしまいました。

打った瞬間ホームランと分かる完璧な当たりの逆転ツーラン。

ここで原監督は戸郷を諦め大江にスイッチしました。

 

この試合は配球・リード云々より戸郷のコントロールの不安定さで取られた点が多かった気がします。

後の回を見据えてフォークを控えスライダーを多投するなど炭谷の工夫は感じましたし。

ツーシームやカーブも時々投げるけど、戸郷の球種は基本ストレートとスライダーとフォークの3つ。

フォークは12球団でも間違いなくトップクラスのキレがある素晴らしいボールですが、ストレートとスライダーに関してはまだまだ発展途上だと思います。

ストレートは球速こそ平均で150キロ弱出ているけど、打者はそれほどノビやキレを感じていないのか空振率は低め。菅野と同じでファウルでカウントを稼ぐタイプのストレート。

スライダーもエース級の投手に比べるとやっぱり見劣りしてしまいます。

今後ストレートの質がもっと上がってくれば力でねじ伏せる投球もできるようになるだろうけど、今のところはフォークでかわす投球が戸郷の勝ち筋。

投手有利のカウントを整えてフォークで勝負という形をつくれれば高確率で抑えられますが、この試合のように制球が不安定だとどうしても苦しくなっちゃいますね。

宮本コーチは試合後に登録抹消を口にしました。「自信なさそうに投げてる」とのこと。

そんな風には見えないし時期エースならこういうときでも踏ん張って一軍で投げてほしい気もしますが、まだ21歳なのでゆっくりいきますか。

ツーシームをしばらく封印してストレートの質を最低以前のレベルまで高めたり、二軍でカーブを多めに使ってみるなど、いろいろ試してみてほしい。

一度リフレッシュして、また相手を見下すような強気のピッチングが見られることを願っています。



打線の方は初戦に続いてスタメンをいじってきました。

コロナ離脱組を積極的に使いたいみたいですね。

ウィーラーは相変わらず調子は良さそうでナカジにもツーベースが一本。

ナカジがチャンスに一本でも打ってくれていれば勝てたかもしれません。右投手が得意なナカジなら中田から打ってくれると期待してたのに。

ナカジは得点圏で本当に打てない…(苦笑)

単純に1勝を取りにいくなら離脱組抜きの好調な打撃陣でメンバーを組んだほうがいいんだろうけど、離脱組は実績も実力もある選手が揃っているから後々を考えるとやっぱり使っておきたいところ。

今は誰がコロナに感染してもおかしくない状況なので「抗体ができている」というのもポイントなのかも。

もっとこの選手を使ってほしいという希望はありますが、原監督が一番選手のことを上手く使えると信じてしばらくは貝になりたいと思います。

 

試合は最後までもつれましたが、8回にビエイラが西川にツーランを浴びてジエンド。

ビエイラのストレートは平均150キロ後半出てるのに同じくらいのスピードのデグロムとかと比べるとものすごく遅く見えるのが不思議です。

サファテとかと比べてもミット手前で垂れてるように見えなくもない。

ただ、以前より制球がマシになってきたのとスライダーがすごく良くなってきたことに驚きました。

ビエイラは異常なほどの努力家なのでまだまだ伸びしろは十分!

とんでもないバケモノになってくれることを期待したいと思います。

 

これでカープ3連戦は1勝1敗になってしまいましたが、3戦目は左のエース格今村が登板予定。

ここで炎上して一気に評価を落とすのが今までの今村だったけど今年の今村は違うはず。

勝ち越しを賭けた大事な一戦。やってくれるでしょう!

コメント

  1. トラウタニ より:

    確かに戸郷が打たれたのは全部ストレートでしたね。
    シュート回転したりコースが甘かったり良くなかったので狙われてたのかもしれませんね。
    最終回の重信のボール判定も含め嫌な試合でした。
    あのふざけたポーズはなんなのかって。

    • minamiminami より:

      トラウタニさん、コメントありがとうございます。
      球審のストライクコールの時のポーズ、面白い感じでしたね。
      だけど確かにあれはストライクには見えなかった…。
      球審は自信満々のストライクコールだったみたいですけどね(^^;)

タイトルとURLをコピーしました