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二冠王確定?岡本さん3年連続30本塁打達成!重要なのは打撃の『間』

11月7日 対ヤクルト23回戦・東京ドーム

11月7日 対ヤクルト23回戦・東京ドーム 6-2で勝利

レギュラーシーズン本拠地最後の2連戦。

相手はヤクルトです。

そろそろ2週間後の日本シリーズに向けて状態を上げてほしいところ、とりあえずこの日の試合は6-2で勝利!

先発の今村は5回2安打無失点で5勝目を挙げ、下位打線に当たりが出始めるなど、まずまずの内容だったと思います。

坂本にも1999本目のヒットが出て2000本まで残り1本に迫りました。

 

いい仕事をした選手はたくさんいたけど、やっぱり一番目立ったのは4番の岡本さん。

2打席連続ホームランで今季31本目!

岡本 30号HR 確信歩き

確信歩きも様になってきた!

残り試合数を考えるとホームラン王獲得の可能性は90%くらい、打点王の可能性はほぼ100%になったんじゃないでしょうか。本当に勝負強い。

ジャイアンツでは、ホームラン王は2010年のラミレス(49本)、打点王は2012年の阿部(104打点)が最後なので久しぶりのタイトルホルダーになりそう。首位打者は2016年の坂本が最後。

さらに3年連続の30号ホームランは球団の生え抜きでは松井さん以来の快挙だとか。

120試合制での達成という点もすごい!

 

思い返せば今季は6月のロケットスタートに始まり、7、8月と打率が上がらず不調と言われていた時期もありましたが、結局はホームラン30本超、打点も100に迫る素晴らしい成績を残してくれました。

守備面でもサードUZRは12.9で1位。特に守備範囲の広さを表すRngRはダントツの数字です。

ちょうど今、有料スポーツサービスの「DAZN」で2020年のジャイアンツを振り返るオリジナルドキュメンタリー「GIANTS 2020-INSIDE-」が配信されているのですが、EP1に打撃と守備について語る岡本さんの姿がありました。

岡本 守備練習

DAZN「GIANTS 2020-INSIDE-」

2019年11月の秋季キャンプで例年以上に守備練習に力を入れる岡本さん。石井琢朗野手総合コーチの厳しい声が印象的でした。

「守備はやればやるほど上達する」

「バッティングは水物と言われているくらい、前の日に打てても次に打てる保証はない」

「守備は守備率100%を目指せる」

「バッティングは10回に3回打てば一流」

「守備の方がやりがいがあるというか楽しい」

練習は苦しいけど守備が上手くなるのは楽しいという感じのコメントにいろいろ納得させられました。

原監督が、前方に対する動き以外は自分や長嶋さんよりもはるかに上手いと認める岡本さんの守備は、センスもさることながら厳しい反復練習によって鍛えられたものなんですね。

バッティングの間をつくるためのスローボール打ち練習

DAZN「GIANTS 2020-INSIDE-」

打撃に関しては”間”の重要性について語っていました。

ジャイアンツ入団以来ずっと続けてきたスローボール打ちもバッティングの間をつくるための練習だそう。

「速いボールだとごまかして打てるが緩いボールはしっかり体を使ってしっかりとらえないといい打球がいかない」

「140キロの球も間がないと速い。極端な話130キロ台でも詰まる」

「間があれば160キロでも自分のポイントでしっかり打てる」

岡本さんが打撃理論的なものを語っているところはあまり見たことがなかったのでとても興味深かったです。

おかわりくんの言う”タイミング”が岡本さんの”間”なのかも。

岡本 日課のゴミ拾い

DAZN「GIANTS 2020-INSIDE-」

岡本さんの日課であるベンチのゴミ拾いについても取り上げられていました。かわいい。

 

そういえば、先日リーグ優勝が決まったときに見た岡本さんの手記にはこう書かれていました。

やっぱり、4番は試合を左右する「ここが勝負どころや!」ってところで、回ってくることが多いです。もちろん、チャンスだったら常に「なんとか打ったろう!」って強気ですよ。打てずに流れを断つのが僕かもしれないし、打って流れを寄せるのも僕かもしれない。それが、僕の、つまり巨人軍の4番だと思ってます。

【巨人】岡本和真独占手記…2冠でも「自分の成績にムカついています」|スポーツ報知 

 

ちなみに去年4番について聞かれたときはこう答えていました。

「特に僕は4番に対してどうあるべきかっていうのは必要ないと思っているので。まあ見られるところは見られると思うんでそういう部分はしっかりしなきゃいけないと思いますけど。」

2020年は「開幕からずっと4番じゃないと意味がない。4番打者は今年から!」という気持ちで臨んだらしいので意識の持ちようが去年とは全然違ったのかもしれません。

とにかく本当に頼りになる4番になってきましたね!

あとは残り試合で100打点も達成して、ホームランと打点の二冠を獲得し、二冠王として日本シリーズに臨んでほしいです。

 

今回紹介したDAZNのジャイアンツドキュメンタリー配信スケジュールは以下の通り。

  • EP1【 密着カメラが見たシーズンの舞台裏】…配信中
  • EP2【 コロナウイルスと巨人】…11月9日配信予定
  • EP3【 指導者1年目、阿部慎之助2軍監督に迫る】…11月20日配信予定
  • EP4【 菅野智之 “勝ち続けるエース”の素顔】…12月4日配信予定
  • EP5【 主将・坂本勇人、2000安打達成までの道のり】…12月18日配信予定

DAZN公式に配信予定日が書いてありましたが、去年は予定日よりもかなり遅れて配信されたので今年もあまりあてにはならないと思います…。

EP1に関してはYouTubeでジャイアンツ公式CHが配信している内容がかなりあって少し物足りなかったけど岡本さんの部分だけはよかった。

DAZN(ダゾーン)公式サイト

 

野球だけじゃなくてサッカーも好きという人はAmazonプライムビデオで配信されているイングランドプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCに密着したオリジナルドキュメンタリー「オール・オア・ナッシング ~トッテナム・ホットスパーの再興~」も面白いです。

1話50分くらいで全9話とかなり長いドキュメンタリーですが、チームの再興や新型コロナとの戦いを濃密に描いた見応えのある内容になっています。

監督も選手も余所行きの態度ではなくありのままを映像にしているので、言い合いや取っ組み合いもあったりとプロスポーツの本当の裏側を見られます。

ジャイアンツドキュメンタリーのEP2以降は、EP1のYouTubeのまとめのような内容じゃなくて本当の舞台裏を見せてくれることに期待しています!

岩隈引退セレモニー記念写真

試合終了後には今季限りで現役を引退するクマさんの引退セレモニーが行われました。

入団時の記事に年齢と肩のケガを考えると戦力としてはちょっと厳しいというようなことを書いた覚えがあるのですが、結局2年間で一軍での登板はありませんでしたね…。

それでも、若手投手に対して惜しみなくアドバイスをしたりと成績以外の部分でたくさん貢献してくれたはず。

個人的には一度でいいからあのキレのあるフォークを一軍のマウンドで見たかったです。

21年間、お疲れ様でした!

コメント

  1. Fujiwara より:

    岡本は確かにバッティングの間が出来てきたんですかね。個人的には追い込まれるまでの難しいボールや低めの変化球を堂々と見送るようになると一流だと思ってるんですが。いずれにせよ打撃2冠とB9GGは間違いないでしょう。逆に岡本以外になったら記者の目を疑うレベルですよ。坂本はちょっと打ち気にはやった感じでしたね。なんとか本拠地で決めて欲しいですがスアレスだとちょっと厳しいかな~。

    • minami minami より:

      Fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
      岡本のタイトル獲得はジャイアンツファンとしては嬉しい限りですね(^^)
      ただダメな時はホントに淡白なので内容のある打席がもっと増えてくるとさらに頼もしくなりますね!
      本人は落ちる球が苦手だって言ってたので今後はそのあたりも課題になってくるんでしょうか。

  2. 玉幸 より:

    岡本が初めてホームラン30本をクリアしたときは鈴木誠也と比較してまだまだ完成度で追いついていない印象でしたが、昨日のゲームでは打撃力・守備力でかなり完成度が高くなった印象を受けました。
    今シーズンは鈴木誠也がかつて無い不調に苦しんでいて、本人も打席で苛立ちを隠せないシーンをよく目にします。それでも成績だけみれば非凡なものを残していますが、岡本と比較すると勝負弱さが目立ってしまいます。
    来シーズンは鈴木誠也本来のバッティングを取り戻してほしいです。

    • minami minami より:

      玉幸さん、コメントありがとうございます。
      鈴木が「勝負弱い」というのが全然イメージにないのでビックリしてしまいますが、やっぱり今年は不調だったんですね。
      モチベーションとかそういったところでの不調でしょうか?
      でもちゃんと自分のスタイルや理論がある選手なのできっとすぐに調子を戻してまたものすごいバッティングを見せてくれると思います!
      岡本は四番としての心構えにも変化があったみたいだし、仰る通り守備がよかったですね。
      今後も鈴木と競い合ってまだまだ伸びてほしいです!

  3. 恥ずかしながら巨人ファン より:

    岡本はここに来てシーズン序盤のような調子が戻ってきたのかな?二本のホームラン共に低めの球を上手くすくいあげて打ちましたね。いつもなら内野ゴロに終わってるような球だったと思います。
    しかし岡本が二本打ったから良かったものの、村上にも二本打たれるとは……。大竹が打たれた場面は見てなかったのでわからないのだけど、桜井が打たれたのは、いつものような不注意による打たれ方。勝負するにしても勝負の仕方ってもんがあると思うんですけどね。小川も打たれたけど、それはキッチリ投げた結果による仕方ないホームランであって、桜井が打たれたのとは質が全然違う。あまりにも同じような失敗が多いので、最近は桜井が巨人の疫病神に見えてきました。そのホームランを打たれた後に投げて打たれる大竹も大竹ですけどね。両投手とも、自チームの同僚がタイトル争いしてるというのを知らないで投げてるとしか思えない。

    • minami minami より:

      恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
      岡本の2本に大喜びしてたらまさかの結果になりました。
      桜井は絶対打たれちゃいけないってところでの被弾が多い気がしますね。
      昨シーズンDeNA戦でソトに打たれまくった記憶がよみがえってきました(・・;)
      あれが無かったら坂本がホームラン王獲れてたな~って何度思ったことか。
      そういう相手に投げるのは投手も難しいと思うけどホントにお願いしますよ…という感じではありますね(;^ω^)

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