【2020パ・リーグ】ホークス3年ぶりのリーグ優勝おめでとう！

2020年10月27日、ホーム・PayPayドームでのロッテ戦。

最後はクローザーの森くんが39球を投げることになってしまいましたが、5-1で勝利し念願のリーグ優勝を飾りました。

3年ぶり19回目のリーグ制覇おめでとう！

新型コロナウイルスの影響やコンディション不良などで、序盤は主力選手が出られず苦戦しましたが(6月は3勝6敗)、戦力が整い始めた中盤以降は順調に勝ち星を増やし、最後は15年ぶりとなる怒涛の12連勝で一気にリーグ優勝を決めました。

シーズンが始まってからしばらくは大型補強を行った楽天の強さに驚き、中盤以降は直接対決の相性が最悪で試合巧者ぶりが目立ったロッテがピッタリと後ろに張り付いていたのでジャイアンツのような独走感はなかったですね。

特にロッテには一時同率首位に並ばれて勢い的には抜かれそうでしたが、最終盤にロッテ主力数人が新型コロナに感染して大幅に戦力が落ちたことでなんとか振り切ることができました。

序盤～中盤、戦力が乏しいなか若手を積極的に起用し成長を促しながら勝つ采配を取り続けた工藤監督。

数回は謎の采配もありましたが、総合的には文句なしの名将ぶりを発揮してくれました。

来季は2年契約の2年目なので当然ながら続投予定。強いホークスは来年も間違いなく健在ですね！

選手会長の晃もメンタル的な問題で6月は試合に出ることができませんでしたが、7月チーム状況がイマイチのときに帰ってきてくれて月間打率.338(OPS.898)の大活躍でチームに勢いをつけてくれました。

以降は爆発的な活躍はないものの3割中盤の出塁率と相変わらずのクラッチヒッターぶりで存在感を示しました。

クラッチヒッターといえば忘れてはいけないのがタティス・栗原！

開幕直後から得意の打撃でアピールし、打率.333(OPS.928)の大活躍で戦力不足のチームを支え、以降も隔月で目覚ましい成績を残し優勝に大きく貢献してくれました。

大好きなタティスJr.を真似てナイトゲームでも特大アイブラック(笑)

序盤は得点圏で打席に立てばほとんどランナーを返していたイメージがありましたが、6、7月の得点圏打率はなんと.556と.364！

現在は打率も2割5分弱と落ちてきたものの、それでも得点圏は.327と勝負強さが数字に表れています。

この人がいなければリーグ優勝はありませんでした。

同じく若手の周東の活躍も素晴らしかった！

7月頃から先発として試合に出始め課題だった打撃面で一定の活躍をして首脳陣の評価を高め、以降は複数ポジションをこなしながら試合に出続けました。

途中、打撃不振や不安定な守備が目立つ試合もあって、悔しさで涙を流す場面も見受けられましたが、9月以降は打撃開眼の気配+持前の走塁・盗塁能力を遺憾なく発揮してチームでも1、2を争う大活躍を見せ優勝への大きな原動力になりました。

足はもともと両リーグNo.1と評価する声もあったので、打撃面がこのまま好調で守備の経験をもっと積んでいけばとんでもない選手になる可能性は十分ありますね。

12球団トップのチーム防御率を誇るホークスの正捕手を務めた甲斐くんもお疲れ様でした。

一発はあるものの率は高くないバッターなので勝てない時期はリードとともに批判されることも多かったけど、10月の活躍で打撃面も見える数字になってきたし(二桁HRはお見事)、捕手としての仕事もチーム防御率を見れば十分頑張ってくれていると思います。

これからも背番号「19」を背負って、故野村克也さんのように”勝たせる捕手”として頑張ってほしいです。

それから、苦境のときでも縁の下の力持ちとしてチームを支え続けたベテランの存在も大きかった。

ベテランの筆頭株であるマッチにとって今季は個人として考えれば厳しいシーズンになったと思います。

全く打てず打率1割前半だった6月に始まり、その後も”らしい”プレーは見せられず打撃・守備とも低迷。

9月10日には連続試合出場も途切れ(815試合)、チームが勝てない原因と言われることもありました。

そんなときでも、置かれた場所で常に全力プレーの精神は忘れずチームを鼓舞し続け、10月にはついに打撃も例年並みに復活！

マッチや川島、長谷川といったベテラン勢は成績以外の面で常にチームに力を与えてくれる存在でした。内川さんの姿も見たかったなぁ…。

川村コーチに優勝報告がしたいという気持ちも強かったと思う

あとは圧倒的な成績を残し、珍しく大きなケガなくシーズンを過ごしている貢献度No.1のギータや投手陣の力はさすがでしたね。

NPB最強投手陣の一角である千賀や高橋礼は新型コロナの影響で開幕が遅れなかったらシーズンに間に合わなかったので、その点だけを考えると運が良かったのかも。

おかげで先発5本柱+笠谷ら第二先発をベースに8、9回はモイネロ、森くんという形ができました。

工藤監督や高村・森山・佐久本投手コーチの手腕も素晴らしかったです！

念願だったリーグ制覇を達成し、後は2位チームをCSで破ればいよいよ日本シリーズ。

個人的には良い勝負をした上でジャイアンツに勝ってほしいところですが、今のホークスの強さははっきりいって異常です。逆にジャイアンツはとんでもなく弱くなってる…。

両チームが日本シリーズまでに完璧に調整し素晴らしい試合を見せてもらいたいです。

まずはホークス、リーグ優勝本当におめでとう！！