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【2020日本シリーズ】第1戦、エース対決は千賀に軍配!栗原が4打点の大活躍

11月21日 巨人対ソフトバンク1回戦・京セラD大阪

11月21日 対ソフトバンク1回戦・京セラD大阪

さぁ、日本シリーズが始まりましたよ!

野球評論家さんたちの優勝予想を見ていてもほとんどがソフトバンク優勢。スポニチの評論家なんてジャイアンツ優勝は11人中中畑さん一人でしたからね(笑)

スポニチ評論家陣の日本シリーズ予想

予想としては間違っていないと思います。それくらい総合力では差があるでしょう。

けれど、予想通りにいかないのが短期決戦!

まず、ジャイアンツが先勝してくれれば面白いシリーズになると思って試合を見始めました。



先発は戦前の予想通り菅野と千賀のエース対決。

二人の先発投手の調子は、菅野のほうが良かったんじゃないかと思います。

千賀はストレートの球威はあるけど制球はアバウトで、フォークの落ちもいつもより早く見極めやすそうに見えました。

一方菅野はストレートの球威もあり、左打者のインコースに投げ切る精度もありました。

 

今季、菅野のストレートは全般的に高くて、シーズン中盤くらいまでは低めに投げ切れる制球力がなくなってしまったのかなと心配していました。

けれど、最近は意図的に高めのフォーシームを投げるようになったのではと思うようになりました。

以前は「ストレートは低め」が投球の基本だったけれど、最近はデータ的にも高めのストレートの有効性が認められていて、メジャーリーグでも投げる投手が増えてきているようです。

MLBのトレンド「高めのストレート」はNPBでも効果を挙げるのか

菅野が世界最高の投手に挙げるジャスティン・バーランダーも高めのフォーシームを多投するようになってから投球内容が良くなったことは有名ですよね。

菅野智之が語るメジャーや背番号への思い、理想の投球について
読売ジャイアンツのエース菅野智之のインタビューを紹介します。憧れ続けたメジャー挑戦やエースナンバーである背番号18への思い、理想の投球術など、菅野の熱い想いが盛り沢山の内容でした。

菅野もそのあたりを意識して高めのボールを投げ始めたのではないかと推測します。

初球152キロのストレートから始まり、初回はホークスの1、2、3番を完璧に抑える見事な立ち上がりでした。

 

初回の千賀はうなりを上げる160キロ近いストレートが中心の投球。

結果は無失点でしたが、松原の打席は見応えがありました。

5球目の難しいフォークを見逃し、6球目のストレートを見極めて四球。

ジャイアンツができる数少ない千賀攻略法をいきなり松原が実践したことに驚くと同時にもしかしたら…という気持ちになりました。

坂本と岡本が松原に続けなかったので点は入りませんでしたが、この時は面白い試合になりそうだとワクワクしてました。

 

その後はホークスが先制点を取り、中盤と終盤に追加点を取る王道の野球でジャイアンツを5-1で下しました。

結果的には栗原のホームランを含む猛打賞4打点の大活躍で勝負が決まってしまいましたが、栗原の前後グラシアルとデスパイネの存在が大きかった気がします。

特にグラシアルは菅野にとって苦手な相手。昨年の日本シリーズで決勝打となる先制スリーランホームランを打たれたし、その前の2017年のWBC2次ラウンドキューバ戦でもツーランホームランを打たれています。

一方栗原はシーズン二桁ホームランと70打点は見事ですが、右投手に弱い上に打率は高いとはいえずCSの打撃内容も悪かった。そこに油断というか侮りがあったような気がします。

栗原が得意なのはベルト付近のボールで、特に真ん中~インコースは無類の強さを誇ります。

データ班やバッテリーもそのあたりは十分に研究したんだろうけど、1、2打席目はそこを狙われてしまいましたね…。

1打席目のインコースへのスライダー2連投は好調だからこその選択だったかもしれないけれど甘く入ったことが悔やまれます。

3打席目はさすがに警戒して外一辺倒になったところを上手く打たれました。

栗原や晃を始め、ホークスは本当に勝負強いクラッチヒッター揃いなので得点圏にランナーを置いた状態で勝負するときは4番クラスと対峙しているくらいの気持ちで臨まないと抑えられません…。

2アウトからの2点で勝負ありですね。



バッテリーの経験と信頼感の差も感じました。

千賀と甲斐くんが育成から一緒にやってきたのに対して、菅野と大城は今季から。

正捕手1年目で大舞台での経験もほとんどない大城に余裕がないのは当然で、菅野の負担はかなり大きかったのではないでしょうか。

千賀と菅野の個人としての力の差はあまり感じませんでしたが、バッテリーも含めての差は大きかったように思います。

 

とはいえ、菅野が粘投している間に1点でも入っていれば展開は変わっていたはず。

多くの人が言っているように4回の大チャンスで1点でも取れていれば…

千賀の攻めを見ていると、坂本と岡本に対しては慎重に攻めている感じがしました。最悪歩かせても丸は抑えられると踏んでいたのかも。

幸い丸にも9回に一本出たので次戦への気の持ちようも違うと思います。

プレッシャーは相当なものだと思うけど、丸の調子が上がらないと岡本に対する攻めはより厳しくなり得点も望めないので奮起してもらいたいです。

 

最終回に森くんから1点を取ることはできましたが、森くんは点は与えても試合自体は落とさないタイプのクローザーなので、最終回に逆転勝利!というのは今後も簡単ではないでしょう。1点差でランナー有りとかだと急にボールが走り出して制球も良くなる。

ホークスは接戦にも強いので、ある程度点差をつけたまま終盤へというのが唯一といってもいい勝ち筋になるかも。

 

2戦目は今村と石川が先発予定。

今村は好調ならホークス打線も手を焼きそうなので期待しています。

石川は総合力なら千賀より上という評価をしている人も多い好投手。いつも投球を見ていて思うのは山口俊にパワーカーブをプラスした感じ?

どんな打者に対しても怖さを感じているような慎重な性格で、どれだけ良い球を投げ打者を抑えられていても慢心は一切ありません。小動物みたいな性格だと思う。

やっぱり早いカウントからストレートを狙うしかないんだろうけど、当てられても差し込まれてファウルになるタイプのストレートなので球の力に負けないように振り切ってもらいたいですね。

あとは石川は投球テンポがめちゃくちゃ速いので打者はペースを乱されないように。

試合時間は短くなりそうですが、良い勝負を期待しています!

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コメント

  1. 玉幸 より:

    プロ野球ニュースくらいでしかパリーグの野球を観ない自分にとっては、栗原のバッティングなんていかにもパリーグの打者というものでした。
    セリーグでは圧倒的なジャイアンツでしたが、パワフルというよりは試合巧者という印象だったので、ソフトバンクのパワーに飲み込まれることなく受け流すことができるのか興味深いです。

    • minami minami より:

      玉幸さん、コメントありがとうございます。
      パリーグの打者はみんなしっかり振り切ってきますよね。
      力の差をありありと見せつけられている感はありますが…なんとか食らいついていってほしいです(^^;)

  2. 朱輝 より:

    Minamiさんこんばんは♪
    まずは一勝!取らせてもらいました!
    栗原、あの菅野相手に3打数3安打4打点と大暴れしましたね…恐るべし!!
    というか、ホークスは毎試合毎試合違う選手が何かしら暴れますね〜。

    • minami minami より:

      朱輝さん、コメントありがとうございます。
      ホークス強い!
      地力の強さを改めて実感します。
      ジャイアンツは菅野で勝てないとかなり厳しいですね~。
      もうちょっともつれた展開で楽しませてほしいところなんですが…(;^ω^)

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