今日のDeNA戦で2022年春季キャンプの対外試合は4試合目。
試合結果は終盤に逆転されて2-6で敗れました。
対外試合は今のところ●△●●の1分3敗と残念な結果…。
まだこの時期なので勝っても負けても問題はないけど、そろそろ初勝利がほしいですね。
それでは、昨日のカープ戦と合わせて感想を書いてみたいと思います。バッティングの良し悪しは分からないので投手中心で。
カープ戦の先発は戸田懐生。
3回を3安打無失点と結果に関してはまずまずでした。
投球内容も良くはないけど悪くもなく。
球威のあるストレートを中心にドンドン相手に向かっていく姿勢は良いと思ったし、結構な割合でストライク先行の攻める投球ができていました。
ただ、決め球の精度はイマイチで打者をなかなか仕留めきれず。奪った三振も1個だけ。
四国アイランドリーグplusでは2020年に116.1回を投げて139個の三振を奪い(奪三振率10.75)、「最多奪三振」のタイトルも獲得しているのですが、やっぱりNPBのレベルは高い。
追い込むところまではできているので、今後は決め球の精度を上げたり配球を工夫して三振が奪える投球を見せてもらいたいです。
戸田の後は山田、沼田、鈴木、鍬原、平内の5人の投手が登板しました。
良い印象を受けたのは鍬原。
アウトコース低めにビシビシとキレのあるストレートを投げ込めていたし変化球もなかなか。
一番の課題であるコントロールもある程度まとまっていて驚きました。
入団時のフォームはオーバースロー。
そこから制球がなかなか定まらず一時はサイドスローに転向しましたが、サイドスロー気味のスリークォーターを経て現在のスリークォーターに落ち着きました。
この試合のような投球が継続してできれば二桁背番号も現実的だと思います。
真面目で頑張り屋の選手なので結果が出てほしいですね。
9回に登板した平内も前回の登板よりはストレートが走っていて悪くはなかったです。
ただ、良いボールと悪いボールがはっきりしていました。
それと、今の課題なのかもしれないけど、ひたすらアウトローの際どいところを狙って投げているのがどうにも見ている側としてはあまり面白くありません。
たまにビシッと投げ切れたときは打者も手が出ず「ナイスボール!」と思うのですが、下に叩きつけたりも多いし、そもそも打者は真ん中付近に目付しているので際どいところに手を出してこない。
ゾーンへのボールの出し入れが巧みなコントロールピッチャーならその戦法がベストなんだろうけど、平内は力で押し込むパワーピッチャーだと思うので、かわすのではなく捻じ伏せるくらいの気持ちで打者に向かっていってほしい気がします。
この試合の感じだと球数が嵩んでリズムも悪いし野手も守りにくいんじゃないのかな。
なんだか一人で野球してるみたいに見えました。
そして今日のDeNA戦。
先発は直江大輔でした。
直江、すごく良かったですね!
特に1、2回は十分先発ローテを担えるんじゃないかと思えるほどナイスピッチングでした。
ストレートは球威もあってコントロールもなかなかだったし、カーブ、スライダー、落ちる球(サークルチェンジっぽい)の精度も高かった。
これまでの私の直江に対するイメージは、ストレートはまずまずでスライダーは曲がりはじめが遅くてチームでも上位、その他の変化球は普通という感じ。スライダーピッチャーですね。
でも、その肝心のスライダーがいつも高めに浮いてしまうなど制球に難があるピッチャーだと思っていました。
けれど、この試合はストレートと変化球をバランス良く投げ分けて、ストレートは高めも使いながら変化球は基本低めに集められていてボールの質も良かった!
3回はいつもの直江が顔を出し始めたので少し不安でしたが、終わってみれば3回を1安打無失点。三振も奪えていたし素晴らしい投球だったと思います。
今回のピッチングを次回も続けることができれば先発ローテ入りもあり得るかもしれません。
直江以降は今村、赤星、堀岡、谷岡の4投手が登板。
今村は良いボールを投げてましたね。
ジャイアンツではなかなか試合機会を得ることができませんが、左投手がほしいチームであれば余裕で先発ローテに入れる実力はあるはず。過小評価されている選手のひとりだと思います。
赤星は3連打を浴びるなど打ち込まれてしまい2失点。
ボール自体はそれほど悪くなかった気もするけどなんか打たれちゃいますね。
今日は微妙にコントロールが定まらなかったのが影響しているのかも。
早いカウントでカーブを積極的に使っていったり配球を工夫すればこんなに打ち込まれるタイプのピッチャーではないと思うんだけど。
動画で岸田が「コントロールが良いからキャッチャーの責任が大きい」的なことを言ってましたが、私も同感です。
左右高低だけでなく緩急も使いながら相手を抑えられる配球を考えてほしいですね。
野手はカープ戦から主力組が出場していますが、結果が出てる選手も出てない選手も順調そうに見えます。
特に翔さんは守備でも軽快な動きを見せていたし、今年は去年の分も頑張ってくれそう。
増田陸に2本出たのは良かった。
今年は自主トレから頭を坊主にして気合全開のスタートだったし、オフの間に体をつくってかなり振り込んできたみたいなので、それが一応形になって本人もホッとしていることでしょう。
今日の活躍で次回もチャンスをもらえると思うので結果を出し続けて二桁背番号→一軍定着を目指してほしいです。
この試合残念だったのは守備。
8回にレフトの廣岡が目測を誤ってフライを捕球できず、9回にはショートの中山の送球が逸れて併殺を逃してしまい、その両方が失点につながってしまいました。
プロらしくないプレーというものが何個か出るというのは非常に、プロとしての部分の恥ずかしいところもあったね。やっぱり隙の無いプレーというものを目指さないとね。
廣岡はエラー以外でもちょっと危なっかしい守備をしていたんで大丈夫かなぁと思っていたけど、やらかしちゃいましたね…。
外野が本職の選手は基本ボールに正対せずに斜(はす)に構えてるイメージがあるけど、廣岡は落下地点に入ってから正対して待っている時間が長いのが気になりました。石川もそういう守備が結構多い。
今後レフトも守るなら亀井さんにしっかり鍛えてもらわないといけませんね…。
廣岡は打撃も守備もレギュラー目指してめちゃくちゃ頑張って練習しているので本当に応援しています!がんばれ!
以上、カープ戦とDeNA戦で気になった選手の感想でした。
コメント
minamiさん、こんちはー。
カープ打線は11安打も単打ばかりで繋がりを欠いて2得点。
昨シーズンのチーム打率は高くてもチーム得点は少ないというウィークポイントが頭をよぎりました。
鈴木誠也という唯一の大砲が抜けたので、林、末包、助っ人外国人あたりに長打を期待。
ドラ1ピッチャーの黒原はシート打撃登板では散々たる結果だったので、ちょっと安心。
専門的なことは分からないですが、先発で長い回投げられるのかなという印象。栗林に繋げるセットアッパーを期待しています。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
黒原はシート打撃ではあんまりストライクが入ってない感じで制球が悪いタイプなのかなと思っていたんですがこの試合ではストレートいい球多いしコントロールもまとまってて驚きました!
カットボールの軌道もよかったしまた見たい投手です!(^^)!
昨年のシーズン終了辺りでは来年のシーズンもあまり期待できなさそうな気持ちでしたが、開幕が近づくにつれ、ひょっとしたらいけるんじゃないかと甘い期待を抱くようになってきました。世代交代という点でいえば、野手は新外国人もいるので中々チャンスも貰えないかもしれないけど、投手の方はいくらでもチャンスが転がってるので、何人かブレイクしてくれれば、今年のシーズンも希望が持てるんですけどね。野手の方も山下の退団は残念でしたけど、秋広と中山はブレイクとまではいかなくても何とかキッカケを掴むシーズンにしてほしい。他にも湯浅や八百板とか楽しみな野手もいるんですけど、出場機会が限られるだけに厳しいですが、ベテラン、外国人、若手と、上手く噛み合えば優勝も狙えるのではないかと楽しみにはなってきました。中田もさすがに昨年みたいなことにはならないでしょうし。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
試合の勝ち負けという意味では結果は出てないけど中山や秋広を見るのは楽しいですね!
山崎や堀田などいい投手も出てきてるし、あとは外国人が当たってくれることを祈ります。
今年は9回打ち切りじゃないので十分優勝狙えると思います!(^^)