試合感想の前に、2020年のドラフトで育成7位で指名された戸田懐生が支配下選手契約を勝ち取りました!背番号は90です。
ドラフト指名後に彼が投げている映像を見て育成選手のレベルじゃないなと思い、個人的に一番注目していた選手だったのですが、シーズンが始まってから2か月程度での支配下契約には驚きました。
まだ一軍レベルの打者を抑えるには早いかもしれないけど、コンディションをしっかり整えて上に呼ばれたときにはチームに貢献できるようなピッチングを期待しています。
思ったより早かったなと思いました。(入団後)けががあって、投げ始めてから2か月でしたので。野球ができなかった時が一番つらかったです。あきらめずにやってきたのが、結果につながりました。
それでは試合感想へ。
オリックス3連戦の初戦は3-3の引き分け試合でした。
エース格相手に終盤までリードの状況だったのでなんとか勝ち切ってほしかったんですけど、今季はなかなか逃げ切れないですね…。
先発は今村と山岡。
初回、先頭の松原が見逃せばボールかも?というくらいのインハイのストレートを完璧にとらえての先制ホームラン!
あの球をホームランにできる選手はそう多くないはず。
久しぶりの登板で不安もあったであろう今村を勇気づける最高の一発でした。
初回の今村は落ち着いたピッチングでしっかりコーナーに投げ分けて、絶好調の福田・宗の1、2番コンビに対するボールもキレがありましたね。
しかし、現在NPBでもっとも打ち取るのが難しいバッターと言われている吉田正尚には粘られた挙句際どいコースのボールを上手くさばかれました。
2打席目なんかが良い例で、正尚さんはわずかでもストライクゾーンから外れたボールは振らないし、ピッチャーからしたらとんでもなく厄介なバッターですよね。今村の苦笑いが印象的だった。
正尚さんの三振の数は60試合でわずか12個。ちなみにうちの岡本さんは59試合で46個です…。
このヒットで微妙に投球がおかしくなってピンチを迎えますが、なんとかモヤを抑えることに成功。ここを無失点で抑えられたのは大きかったですね。
その後はランナーを出しながらも抑える”今村スタイル”で5回まで投げて3安打4四球無失点。
ジャイアンツファンなら見慣れた光景なのでこのままいけるところまでいってほしかったけど、原監督はこのスタイルがどうにも我慢できないみたい(笑)
前から四球を出す投球が嫌いですよね。攻撃のリズムがつくれないとかどうとか。
まぁ、結果的には無失点だけどいつ燃えてもおかしくない内容ではあったので理解はできます。
でもここからの怒涛の継投が凄かった。
6回は畠が一人で投げ切ったものの、7回は鍵谷と大江、そして高梨の3人を投入。
この試合は結果的に9人のピッチャーを繰り出しての総力戦になるのですが(9回試合では球団初!)、今年のマシンガン継投ぶりはやっぱり異常ですよね。
ただ、完全に無策で行き当たりばったりではないと思うんです。やっぱり何度もリーグ優勝や日本一になっている名監督なので…。
「新型コロナの影響で9回打ち切り」「7月14日のヤクルト戦が終われば8月13日の中日戦までオールスター+オリンピック休みで長期間休養できる」の2点が大前提にあって、それに加えて「リリーフ陣が不安定」「首位阪神の存在」「3連戦の初戦をなんとしても取りたい」などを考慮しての継投なのかなと。
途中に使える投手を使いすぎて勝ちパターンの投手が打たれた後に投げる良い投手がいなくなったなんて残念なことも何度かありましたが、それは中川やデラロサへの信頼感の高さなのでしょう。
けれど、デラロサは帰国後調整不足で中川も絶不調…。
そうですね。本人(中川)は何て言うか、次につなげるものがあるでしょうけど、(1死後の)フォアボールが納得いかないでしょうね。
今のチーム状況では今後も投げてみて少しでも調子が悪そうなら次の投手へ、という起用が続きそうな気がしますね。
なんとか7月のオールスターブレイクまで持てばもう一度投手陣の再整備ができるので(山口も帰ってくるっぽいし)、そこまでは綱渡り状態でも皆で一致団結して頑張ろうって感じなのかなと思っています。
それにしても9回に追いつけて本当に助かりました。
京セラの鬼亀井さんは健在だったし、松原には運がありました。
(亀井について)もちろんもちろん。ああいうプレッシャーのかかる場面で見事なバッティングですね。
2点を守れず、最後に1点を取り返したというところだと思います。(松原は)今日は非常にいい役割をしてくれましたね。
それに比べてクリーンナップ…
岡本さんが扇風機状態になってるのが本当にキツイ!絶好調の期間短かったなぁ…。
打率.246はまだしも出塁率.304はジャイアンツの4番としては寂しい数字。
打てなくてもせめて歩いてくれればチャンスはつながるのに…。
坂本、梶谷、丸~、早く帰ってきて~。
コメント
今のチーム状態では敗けなくて良かったと思うしかないですね。中川を責めるのは酷だなと思いつつも、なんでモヤのような安パイ(失礼)に四球出すかなとガッカリ。ボール球を振らそうなんて小細工せずストライクゾーンに直球投げとけば抑えられたと思うんですけどね。登板過多で勝負勘も狂ってるのかなー、変化球にキレも無いし、なんか自信無さげに投げてるように見えますね。ここは何とか乗り越えてほしいです。
岡本はね~、アウトコースの見極めがあまり出来ないんで、そこを出し入れされるとバットも届かないし、意識しすぎるとインコースに詰まるしで、お手上げ状態になりがちですよね。その点ヤクルトの村上は打席位置が岡本よりベースに近いのもあって、アウトコースもストライクだとバットも届くし、インコースの捌きも上手いしで、懐が深く感じて、どこに投げても打たれる気がする。岡本はこのままだと打率はせいぜい260、ホームランも30本程度の打者に終わってしまうんじゃないかと思います。それはそれで凄いんですけど、期待の大きさに比べたらちょっと物足りないですね。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
中川は気持ちの問題も大きそうですよね。
インタビューとか対談とかで喋ってる内容なんかもかなりネガティブ(笑)
そういう性格なんでしょうけどもっと自信もっていいのに!と思っちゃいます。
岡本さんは選球眼がね~(>_<)イマイチですよね。 データで見てもわかるくらい悪いのでそこをどうにかしてほしいです。
低調な戦いの続くカープにあって、開幕からずっとカープファンの心のオアシスとなっているクローザー栗林。ソフトバンクのプレッシャーに押しつぶされることなく無失点記録を更新しました。
カープのチーム状態が悪いのでセーブ数は増えていませんが、今のチーム状態では止む無しです。社会人経験を経て成熟しているとはいえ、まだまだルーキーの栗林。チーム状態が悪いが故に登板間隔が空いたりしてそれほど酷使されていないのも事実です。
カープ3連覇のときに勝利の方程式でフル稼働した投手陣たちは今や蓄積疲労でもがき苦しんでいます。
フランスアが復活したら栗林と疲労分担できるのでしょうが、それまでは栗林を大事に成長させてもらいたいものです。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
栗林の無失点記録更新、すごいですね!
西武の平良もそうですがいつも点を取られそうで取られない。精神的な強さを感じます。
カープさん、ドラフトの即戦力投手たちがしっかり活躍してて羨ましい(´;ω;`)
フランスアは復帰間近でしょうか。
そうなるとまた手強いカープになりますね。