HQSの畠と今季ストレートに強いウィーラーが躍動し60勝到達で貯金30！

10月10日　対中　日22回戦・ナゴヤドーム

10連戦を6勝4敗と五分以上で乗り切り、順調にマジックを減らしているジャイアンツは今日から9連戦に突入。

まずはナゴヤドームでの中日3連戦です。

この試合は今年1月に亡くなられた球団OBで元監督でもある高木守道さんの追悼試合。中日の選手たちは胸番号88、背番号1を着用。

過去の偉大な選手の名前が出たときは現役時代どういう選手だったんだろうと調べてみるんですが、セカンドでベストナインを7回も受賞し、盗塁王のタイトルも3回(通算369盗塁)、そして通算安打数は2274本と、走攻守揃った素晴らしい選手だったんですね。

張本勲さんも「プロ野球80年以上の歴史の中でも、好守走に抜群だった高木は歴代最高のセカンド」と語っていました。

そんなレジェンドの追悼試合でジャイアンツ選手たちも下手なプレーは見せられません。

先発の畠は、9月に再昇格を果たし1099日ぶりの先発勝利を挙げてからはイニングは稼げないまでも点はあまり取られないという内容でローテーションを守ってきました。

今日から9連戦なので、リリーフ陣を助ける意味でもそろそろ長いイニングを投げてほしかったところで今回は7回119球を投げ被安打5の無失点のHQSと素晴らしい働き！

投球内容自体は、序盤得点圏にランナーを背負う不安定さが見られたり、球威よりも制球を重要視したからかなかなか三振が奪えなかったりと相手打線を圧倒することはできなかったように見えましたが…畠はスケールの大きい選手なんで求めるものが大きいんです！

まあ、ケガ明けでフォームを変更してからもあまり時間が経っていないということを踏まえたら100点満点ですけどね。

首脳陣に課されている課題を一つずつ克服し、先発の柱なってもらいたいです。

3勝目おめでとう！

やっぱり畠には要求するものが高いですよ。だから四球の出し方とか、まだまだ課題はありますけど、ゲームを作れるようになってきたという気がしますね。

さて打つほうは、序盤は中日先発ロドリゲスの好投もあってなかなかチャンスをつくれず。

3、4回にはロドリゲスの縦スラとスプリット主体の投球に手も足も出ず六者連続三振を喫してしまいます。このあたりまでロドリゲスは畠を凌ぐピッチングをしていましたね。

流れが変わったのは5回。

2回に先制タイムリーを打ったウィーラーから攻撃が始まり、2本の内野安打を含めた計6安打で一挙4得点！

ヒットを打った6人のうち、ウィーラー、パーラ、畠、若林、坂本の5人がストレートをしっかり叩きました。

とはいえ、完全にヒットというあたりは少なく運にも助けられた感じ。

以前ロドリゲスと戦ったときにストレートでは抑えられていたけど変化球を狙い打ちして攻略したという試合がありましたが、今回はその逆になりましたね。

この試合で目を見張る活躍をしたのはやっぱりウィーラー！

ロドリゲスの球威のあるストレートを2本きっちりとらえ、6回には中押しのホームランを打つ大活躍でした。

あと三塁打を打てばサイクルヒットも達成できたけど、第4打席は残念ながらショートゴロ。

「自分がスリーベースというチャンスは限りなく小さい…」

相変わらずユーモアがあってかわいい選手です(笑)だけどナゴドだから可能性はゼロじゃなかったよきっと！

ジャイアンツへの移籍が決まったとき楽天のファンの「ウィーラーはストレートが打てなくなった」という声がちらほらと聞こえていました。

調べてみると確かに去年の対ストレートは.194と芳しくなく、速い球への対応力に問題があるように見えました。

しかし、今季はなんと.320！そしてホームランも7本と変化球よりもむしろ得意としているんですよね。

パ・リーグの投手のレベルが高いのが原因なのか本人のコンディションやモチベーションが影響しているのかは分かりませんが、今季のウィーラーはストレートを苦手としていないようです。

プロ野球人生で優勝争いをしているチームでプレーするというのは久しくなかったので、すごくワクワクしながら毎日プレーしている。

9月はやや状態を落としていたけど10月になってまた上げてきたので、このままの調子で頑張ってくれれば来年もジャイアンツのユニフォームを着たムードメーカーの顔が見られそうですね！

#巨人🆚#中日（#ナゴヤドーム）
【六回】巨 6-0 中#ウィーラー選手の1⃣1⃣号ソロ本塁打で追加点‼️🌈
きょうは3安打猛打賞の活躍✨#withfans #ジャイアンツ #giants #プロ野球 pic.twitter.com/0bGZkrZMDh
— 読売巨人軍（ジャイアンツ） (@TokyoGiants) October 10, 2020