厳しい嶋田ジャッジと打球直撃を乗り越えて菅野2度目の開幕6連勝!

8月4日 対阪神5回戦・甲子園

8月4日 対阪神5回戦・甲子園 7-2で大勝利

阪神との甲子園3連戦が始まりました。

無敗の火曜日で、開幕してからカード初戦は負け知らず(降雨中止と引き分け除く)、そして先発はエース菅野と負ける要素のない試合、きっちり7-2で大勝してくれましたね!

ただ、菅野の投球内容は絶好調とは言えなさそうでした。

この試合の菅野は、今季一番多い『コントロールはイマイチだけど球威とキレで抑えるパターン』だったと思います。

初回から大城の構えたところにはなかなか投げられなくて得意のスライダーも浮いてしまうことがしばしば。

桜井ほどではないにしろ、今季は菅野も立ち上がりには苦労しているイメージがあります。

ど真ん中に入ってしまうことも結構あるんだけど、打者が驚いた表情をして打ち損じてしまうのは、やっぱり「菅野=コントロールが良い」という印象が強く、まさかこんな甘い球が来るわけがないという先入観があるのかもしれませんね。

それと、コントロールが悪い日でもボールの球威やキレ自体は良いので多少甘くても普通のバッターならねじ伏せることができているのでしょう。

そんなこんなで格別好調なわけではないけどスコアボードに0を並べていく菅野。

しかし自分自身の調子と、この試合選手並みに目立っていた嶋田哲也球審の驚くべきジャッジもあってか終始苛立っていた様子。

菅野嶋田球審の判定に苛立つ

5回、先頭梅野への3球目がボール判定された時には「ないない!それはないって!」と苛立ちを露わにしていました。もちろん4球目もボールでストレートの四球。

うちのエース様はコントロールに絶対の自信を持っているので審判の判定がおかしいときはたまにアピールするときがあるのですが、ここまでオーバーなのは珍しいですね。この後すぐに菅野の元に向かった大城グッジョブ!

まぁ梅野のときはボールが少し高めだったのでボール判定も仕方ないかなと思いましたが、この試合は全体的にストライクゾーンが狭かった…。

これまでの厳しいジャッジの積み重ねが態度に表れてしまった感じですね。




そしてこの厳しい判定はジャイアンツだけにではなくホームである阪神にも同様でした。

と、いうより阪神に対してのほうがより厳しかったような…?

ガルシア投球ボール?

同じく5回、カウント2-1から大城に投げた球。

逆球気味とはいえこれは100%といってもいいくらいストライクだと思いました。

この球をボール判定されアウトを取れなかったことがレフト前に落ちるツーベースにつながり、最終的には丸のレフト前タイムリーの大きな起点となって3点目を失うことに…。さすがにガルシア可哀想。

私はこの3点目でこの試合の勝利をほぼ確信したので、本当に大きな1点だったと思います。

その後、菅野は本調子とはいえないなかで嶋田球審の厳しいジャッジや途中足に打球を受けながらもエースらしく7回まで投げて2失点とHQSを達成して降板。

開幕6連勝おめでとう!

今季はどんな状態でもある程度抑えて勝ち投手になってくれる頼もしさを感じます。

ナイスピッチングでした!

 

打つほうで目立ったのは初回バックスクリーンへの先制ホームランを打った坂本と3回にプロ初ホームランを打った北村でしょうか。

特に北村は敬愛する坂本と同じ日にホームランを打てたし(しかも同じバックスクリーン)、この日がお子様の誕生日だったみたいですね!いやーめでたい!

北村に関しては去年から二軍でやることはもうないと思っていましたが、プロ初安打が出てからは一軍でも十分通用する力を見せてくれています。

足はそれほど速くはないけど出塁率が3割後半あって1番向きの選手だと思うので、尚輝との兼ね合いもあるけど亀井さんが休みのときは今回のように1番で使ってみてもいいのではないでしょうか。

3出塁で2安打(1本塁打)は本当にお見事でした!

 

そのほか、相変わらずの丸の野球脳の高さに感服したり、阻止率の高い梅野の肩を上回る盗塁を見せてくれた増田に感動したりと見せ場はいろいろありました。

8回に甲子園の魔物に阪神さんが食べられてほぼ試合が決まってしまったけど、総合的には面白い試合だったんじゃないかと思います。

次戦はちょっと状態が落ち気味の戸郷と上がり調子の藤浪の投げ合い。

戸郷といえばフォークが素晴らしい投手ですが、フォーム変更後の藤浪のフォークもなかなかのものなので良い勝負になりそうです。

今日のように球審が目立つ試合にならなければいいですね。

コメント

  1. Fujiwara より:

    菅野があんなにイライラしてるのは珍しかったですね。まあでも、今日の球審は相当酷かった。もうちょっとましな球審いなかったんですかね。ガルシアはいっつもエラーとか審判に泣かされてる気がします。打つ方ではソロホームラン多すぎませんかね? 岡本のグラスラ以外全部ソロな気がします。今日は藤浪なので、ボール球を振らずに力負けしないように攻めていって欲しいですね。

    • minami minami より:

      Fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
      かなり狭いストライクゾーンでしたよね。
      まあどちらかのチームに対してだけというのではないし
      ずっと一貫して狭かったからその点ではしょうがないなと思えるんですが
      ガルシアのはさすがに気の毒でした…。
      菅野があれをやられてたらどんなリアクションしたかな(;^ω^)

  2. 恥ずかしながら巨人ファン より:

    勝ったから言えるんですけど、面白い試合でした。流れ的には阪神に流れて行きそうな処を菅野の根性と、原監督の腕付くでもというような采配で巨人に流れを持って来たような試合でした。しかしちょっとしたことで勝敗の流れって変わるんですね。糸井の一塁ゴロの中島のミスとまで言えないプレーで近本を二塁に残したのが、サンズのホームランを呼んだと思いますし(そう考えないとあのコースも高さも完璧なスライダーを打てると思えない)増田の盗塁も完全にアウトのタイミングが落球でセーフになって(それを生んだのも菅野の根性と原采配)大量点に繋がったりと、流れが変わる起点がハッキリしてて見応えありました(後からは何とでも言えますけどね)
    北村がこんなに打てるようになるとは思ってもいませんでした。期待されながらも一軍半の選手で終わるのかなと思ってただけに、いい意味で期待を裏切ってくれました。
    松原も最近バッティングが力強くなったなと思うんですけど、この日はチャンスで打てなくて残念です。松原と重信って似たタイプで共に強く振るというのを意識してると思うんですけど、ツーストライクまではいいとして、追い込まれてからは少し考えないと。松原の三振はボールからボールの落ちる球で、重信もよく同じパターンで三振することが多いのですが、この二人のタイプからいって、そういった球は見逃せないといけないんですよね。なぜか強打者と同じようなバッティングをしようとするのが疑問です。追い込まれてからは、チョコンと当てるようなバッティングでいいと思うんですよね。せっかく足も速いんだから内野安打だって稼げるし、嫌らしいバッターになれると思うんだけどなー。その方がプロで生き残れると思うんだけど。

    • minami minami より:

      恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
      増田の盗塁は正直刺されたと思いました!タイミングは完全にアウトでしたよね。
      最近そういうタイミングが多いのでちょっとヒヤヒヤしちゃいます。
      松原と重信に関しては難しいところですよね。
      私も、二人には足の速さを活かすために小技だったり粘り強いプレイをしてほしいなと思ったりするんですが…
      最近はOPSという数字データが結構重要視されてるので長打が無いと評価されにくいんでしょうね。
      見ているほうは長打ばっかりじゃなく色んなタイプの選手が活躍してくれる試合のほうが楽しいと思うんですけどね~(´・ω・)

  3. kiyohara より:

    菅野は調子が良くなかったですが、それでも試合を作れるのは流石です。

    主審のストライクゾーンは狭かったですね。
    どの試合もテレビ中継でストライクゾーンの枠を付けてほしいですけど…

    足に当たったときは心配しました。

    • minami minami より:

      kiyoharaさん、コメントありがとうございます。
      菅野の足にボールが当たったときは青ざめました!
      折れたんじゃないかと思いましたよ(>_<) ストライクゾーンの枠付きの放送、いいですね! というか審判の頭にでもカメラつけてストライクボールの判定をAIにしてもらうとか。 まああの不安定な判定も含めて野球の醍醐味なのかもしれないですけどね(;^ω^)

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