いろいろありましたがついに東京オリンピックが開幕しましたね。
新型コロナの感染者がガンガン増えている状況だったので個人的には中止もやむを得ないと思っていましたが、開幕が決まったからには選手たちを一生懸命応援し自分も楽しみたいと思います!
オリンピックの開会式は分からない演出もたくさんあったけど、ドローンや聖火台なんかは凄いなぁと思ったし、王さん・長嶋さん・松井さんのジャイアンツレジェンドトリオが登場したときは思わず声が出てしまいました。
肝心の競技についてはとにかく日本勢の躍進が凄い!
現時点で金メダル11個、銀メダル4個、銅メダル5個とメダルラッシュ状態です。
日本の夏季五輪金メダル獲得数はアテネと1964年開催東京の16個が最多ですが、もしかしたら超えられるかもしれませんね。
そして金メダルが期待できる競技のひとつ【野球競技】が本日開幕しました。
アメリカを含め多くの国がベストメンバーを組んでいないなか、日本はNPBのスター選手が集結し必勝態勢で大会に臨んでおり、金メダルを獲得できるチャンスは十分。
侍ジャパンの初戦は福島あづま球場でのドミニカ戦です。
ドミニカの個人的注目選手は3人。
MLBで二度のホームラン王を獲得したボティースタと…
2021年のMLBトップ・プロスペクト5位にランクインしているマリナーズのフリオ・ロドリゲス(20)。
そしてジャイアンツの先発ローテーションの一角C.C.メルセデスです。
今季のメルセデスは6月4日の交流戦日本ハム戦が初登板になりましたが、安定感のある投球で6月18日の阪神戦を除いては全て1失点以下に抑え5勝(1敗)を挙げています。
侍ジャパン先発の山本由伸の実力は十分ながらメルセデスもかなりの強敵なので試合前から投手戦になりそうな気がしていました。
試合は初回に制球が定まらない山本がピンチを迎えますが、元ジャイアンツのフランシスコをゲッツーに仕留めなんとか無失点スタート。菊池と坂本の二遊間はやっぱり安定感がありますね!
一方メルセデスもいつもどおりテンポの良い投球で山田と坂本を抑えます。
次の正尚さんにはきれいにレフトに運ばれるも鈴木をピッチャーゴロに打ち取ってこちらも無失点スタート。
坂本vsメルセデス。ジャイアンツファンにとってはハラハラドキドキの瞬間でした。
2回は山本が完全にいつもの投球を取り戻し2個の三振を奪う完璧な内容。
威力のあるストレートとキレのある高速フォークで三振を奪い、変化の大きいカーブでゴロを打たせる山本らしい投球を見て、あ、これはもう点を取られないなと思いました。
あとはメルセデスをどう攻略するかでしたが、審判の厳しい(おかしい?)ジャッジもあってメンタル的にも大変だったろうに低めをきっちり意識した素晴らしい投球でヒットすら出ず…。
改めてメルセデスって良いピッチャーだなぁと思いました。
メルセデスと組んだバレリオも良いキャッチャーでしたね。陽気な感じで終始メルセデスを盛り立てようとしていたしバットでもチームに貢献してました。
0-0の膠着状態で先に動いたのは侍ジャパン。
稲葉監督は7回に山本を交代し阪神の青柳さんを投入します。
個人的にはドミニカ打線を圧倒していた山本にもう1回行かせたほうがいいのでは…と思いましたが、青柳さんは今季14試合に登板し8勝2敗防御率1.79とMVP級の活躍をしているので稲葉監督も安心して山本の後を任せたのでしょう。
しかし、元巨人のフランシスコとメヒアにヒットを許し、8番のバレリオに2点タイムリーを打たれてしまいます。う~む…。
その後ヌニェスにも四球を与え1回を投げ切れず平良と交代。ここの判断は早かったですね。
メルセデスは6回まで日本打線をヒット1本無失点に抑えていましたが、7回に浅村とギータに連続安打を打たれお役御免。このあたりはいかにもメルセデスという感じ(笑)
日本打線はこのチャンスを活かし逆転まで持っていきたかったところでしたが、取れたのは村上の最低限の1点だけ。
菊池の三振も痛かったけど、梅野もいるんだから甲斐くんのところで代打を出せなかったものか…。
侍ジャパンは8回にも先頭の山田が四球で出て正尚さんのヒットでチャンスを広げたはずだったのに三塁コーチャーの判断が微妙で点を取れず。
1アウトで次の打者が4番の鈴木だったのでもう少し安全にいってほしかったかな。
それにしても正尚さんはどんな舞台でも冷静に自分の仕事をきっちりやり切りますね。「野球場でいただきます」の亀井ちゃんがファンになる気持ちが分かる。
カッコ良かったです。
山本由伸も大活躍だったしこの試合オリックスファンは鼻高々だったことでしょう。
そして9回。
表にカープのルーキー守護神栗林が2度の長打を打たれたときは万事休すかと思いましたが、相手が積極的な走塁をせずに1点どまりだったことは助かりましたね。
1、2番を連続三振に切ってとり2点目を許さなかった栗林の意地も逆転勝利のフラグだったのかもしれません。
正直逆転できる気はしなかったので、今大会の変則トーナメント方式をありがたいなぁと思いながら半分諦めムードで迎えた9回裏。
浅村が倒れ1アウトからギータが一塁内野安打でなんとか出塁します。しっかりベースカバーにいかれてたら2アウトでしたね。
ここで代打の近藤がしっかりライトに弾き返し村上のタイムリーで1点差。
次の甲斐くんのところで栗原を出して勝負かなと思ったら稲葉監督は動かず。ここで私を含め多くの人はスクイズかもと思ったはず。
案の定初球スクイズで失敗からの再度スクイズで同点!なぜドミニカはスクイズをほとんど警戒しなかったのかはナゾです。
同点にした勢いそのままに山田もヒットで1アウト満塁のサヨナラチャンス。
打席はわれらがジャイアンツのキャプテン坂本勇人!
ここまで送りバントを1個決めたもののノーヒットで活躍できていなかった坂本。
メルセデスが圧巻のピッチングでフランシスコもマルチヒットとジャイアンツファンは肩身の狭い思いをしていたと思います
全国1000万人のジャイアンツファンのためにもなんとか打って!と祈るような気持ちで見ていると…
初球を完璧に捉えてセンターオーバーの逆転サヨナラ打!
さすが神!!やっぱりキャプテンは持ってる!
大事な初戦をなんとか4-3で勝つことができました。
まずは初戦勝って正直ホッとしているなという気持ちが一番です。試合序盤はすごい重い雰囲気で試合が進んでいるなと僕もプレーしながら、思っていたんですけどベンチでもみんな声を出してくれてましたし、最後、ああいう最高の形でみんなつないでくれたんで、いい結果になって、まずは勝って良かった。
試合を振り返ると、ドミニカはメジャーの選手たち抜きでも個々の力はなかなかだけどチームとしては細かな部分ができていなかったり終始隙がありました。普通のチームなら負けていた試合だったと思います。
特に首脳陣は今回のヒヤリハットを教訓にしてもらいたいですね。
次戦は7月31日のメキシコ戦。
しっかり勝って金メダルに向けて勢いをつけていきましょう!頑張れニッポン!!
コメント
九回から見ることができました。表に追加点取られてもう駄目かと思っていたら、見事な逆転サヨナラ!!しかもサヨナラ打が坂本なんて、巨人ファンとしては最高でした。それにしても坂本のハートの強さときたら。普通これだけ緊張する場面で初球から、しかも初対戦の投手から初球からはなかなか振れないと思うんですけど、これが百戦錬磨の経験なんでしょうね、凄すぎです。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
初戦からサヨナラ勝ちとはなかなか劇的なスタートになりましたね!
しかも決めたのは我らがキャプテン!
さすがです!かっこいいです!
感動しすぎて倒れそうでした(笑)
これが決勝戦でもいいのにと思うくらいの終わり方でしたね(^^)