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巨人坂本と大城が新型コロナ陽性…今後のリーグ進行と台湾・韓国の事例

開幕が6月19日に決まって昨日は約3か月ぶりの対外試合が開催され、ようやく野球のシーズン開始だ!と喜んだのも束の間…。

ジャイアンツの公式サイトで本日の練習試合西武戦の中止が発表されました。

本日3日(水)14時から東京ドームで予定しておりました埼玉西武ライオンズとの練習試合は、中止といたします。

3日の西武との練習試合は中止|ジャイアンツ公式サイト

これに伴い、新聞各社は一斉に中止の原因が「巨人選手の二人が新型コロナウイルス陽性」である可能性を報道。

プロ野球巨人は3日、東京ドームで同日午後2時から予定されていた西武との練習試合を中止すると発表した。関係者によると、選手2人が新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたとみられる。球団は中止の理由は「追って説明する」としている。

巨人が練習試合を中止 選手2人が新型コロナ陽性か |朝日新聞

ジャイアンツはコロナ対策として一軍と二軍三軍の接触を極力減らすようにしていたので、おそらくは一軍の選手に陽性が出たのではと推測します。

追記

スポーツ報知から坂本と大城の感染が発表されました。両選手とも昨日の西武戦でスタメン出場しているので影響はかなり大きいと思われます…。

巨人は3日、坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)が新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陽性を示したことを発表した。

プロ野球は3か月遅れとなる6月19日の公式戦開幕に向け、前日2日に練習試合を再開。巨人は東京Dで西武戦を行い、坂本は「4番・ショート」、大城は「7番・キャッチャー」でスタメン出場していた。

【巨人】坂本勇人、大城卓三の新型コロナ陽性を発表 前日スタメン出場|スポーツ報知 

【巨人vs西武】自粛明け初の練習試合!目立っていたのは尚輝と中島
練習試合とはいえ、久しぶりにジャイアンツの対外試合を見ることができました! 試合内容はいろいろ...

ここ数日東京や北九州を中心に感染者が増加傾向で、サッカーJ1・名古屋グランパスの金崎夢生選手にも新型コロナ陽性判定が出たというニュース報道もあり、プロ野球ももしかしたら…と不安に思っていました。

どの選手がどのような経緯で感染したのかなどについては今後球団から詳細に発表されると思いますが、重症になってないことを祈るのみですね。

 

そして、気になるのは「今後のプロ野球のリーグ進行」について。

NPB公式サイト内にある「(専門家チームによる提言)NPB・Jリーグにおける新型コロナウイルス感染症対策 ver.2」を見ると、3章の「開催に当たっての考え方」に選手に陽性反応が出た場合の対応が記載されています。

5.選手および家族も含めたチーム関係者にPCR検査の結果、陽性反応が出た場合の対応

(1)チームドクター、専門家チーム・アドバイザーに相談する
・濃厚接触者の抽出および集団発生に対するリスク管理

(2)医療機関受診の対象者の確認
・健康チェック表、自覚症状を確認の上、医療機関受診対象者の確認(チームドクター、専門家チーム・アドバイザーなど)

(3)日本野球機構・日本プロサッカーリーグと今後の方針を相談

(4)陽性反応だった本人は入院もしくは自宅療養。濃厚接触者も自宅待機
その他の選手やチーム関係者は原則、チームの動きに従い、チームは予定どおりに試合・練習をする。チーム全体の活動はこの時点では停止しないが、検温等の健康チェックをより厳正に実施する

(5)マスコミ対応
・球団、機構・リーグとして記者会見などへの対応

>>(専門家チームによる提言)NPB・Jリーグにおける新型コロナウイルス感染症対策 ver.2

現状、コロナ対策ガイドラインは固まっていないようですが、選手がPCR検査で陽性となった場合、陰性が確認できてから14日間の自宅待機や、濃厚接触者の速やかなチーム離脱などが検討されています。

専門家チームの提言では、その他の選手やチーム関係者は原則チームの動きに従い、チームは予定どおりに試合・練習をするとあるので、直ちに開幕が再延期になるという決定はないかもしれません。

 

ちなみに5月5日に開幕した韓国プロ野球(KBO)の場合は、陽性が出た本人は当然隔離し、濃厚接触者は14日間の自宅隔離。濃厚接触者の範囲が「リーグ進行に支障あり」と判断された場合はリーグ中断を検討するという感染対策マニュアルが作成されています。

 

4月12日、世界に先駆けて無観客で開幕した台湾の場合は、コーチ・選手、球団スタッフ、リーグ関係者、メディア関係者のうち、一人でも感染者が出た場合にはリーグを一時休止するという厳しい方針のもとの開幕でした。

球団関係者や選手たち、そしてマスコミ関係者も、スポーツ界が感染を広げるきっかけになってはいけないという強い想いのもと、過剰ではないかと思うくらいの感染対策をとり、大きなプレッシャーのなかでシーズンを継続してきたといってもいいでしょう。

そして、渡航歴がない人の国内感染者数ゼロが20日以上続いたことで、感染の抑え込みができていると判断し、最初の一歩として1000人の観客を入れた試合を行いました。

>>台湾・韓国 プロ野球開幕!コロナ対策は?|NHK特集

 

これらの例を見ると、日本プロ野球(NPB)は韓国寄りの基準でのスタートとなりますが、練習試合の様子(選手間の距離やマスク着用の統一性のなさなど)を見ると、韓国よりもやや甘いのかなと感じました。

ただ、今回の事例を踏まえてより厳格なガイドラインが作成されるかもしれないので、今後のNPBの動きを注視する必要がありそうです。

プロ野球ファンとしては当然野球を見たいという気持ちはありますが、一番重要なのはやっぱり健康、そして命なので、徹底した対応をしてもらいたいものですね。

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