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【2021ゴールデン・グラブ賞】受賞選手発表は12月2日!有資格者一覧も掲載

第50回三井ゴールデン・グラブ賞発表は12月2日

今年も「守備のベストナイン」を決めるシーズン終了後のお楽しみ『三井ゴールデン・グラブ賞(GG賞)』の概要が発表されました。

2020年度は新型コロナウイルスの大流行でシーズン開幕が約3か月遅れたのが影響して12月中旬の発表でしたが、50回目となる今季は12月初旬の発表となりました。

それでは「2021年度 第50回三井ゴールデン・グラブ賞」の日程や有資格者、受賞者予想などについて書いてみたいと思います。



第50回三井ゴールデン・グラブ賞

卓越した守備によりチームに貢献し、プロの技術を発揮したプレーを基準として選出された「守備のベストナイン」を表彰するものです。総合的な技能を基本として選ばれる従来のベストナインとは観点を異にしています。

三井ゴールデン・グラブ賞|より

「三井ゴールデン・グラブ賞」は1972年に「ダイヤモンドグラブ賞」としてスタートし、1986年から現在の名称になりました。

セ・パ各連盟の公式表彰に準じた特別賞という位置付けで受賞選手には金色のグラブ型トロフィー(革製でグラブとして使用可能)と副賞の賞金50万円が授与されます。

賞の審査員は新聞・通信・テレビ・ラジオ各媒体で5年以上現場取材を行ったプロ野球担当記者。

彼らによって出場試合数など、一定の選考基準に達したプロ野球選手(NPB)から投票で選ばれます。

得票数一覧を見ると毎年「はぁ?」と首を傾げたくなるような票が少なくない数入っているのは、記者の中に純粋な守備指標よりも球団や選手のイメージを重視している人間がいるからだと思います。

受賞選手発表日時

12月2日(木)

有資格選手

選考対象となる選手の資格
  • 【投手】規定投球回数以上の投球、又はチーム試合数の1/3以上の登板
  • 【捕手】チーム試合数の1/2以上を捕手として出場
  • 【内野手】チーム試合数の1/2以上1ポジションの守備についていること
  • 【外野手】チーム試合数の1/2以上外野手として出場

セントラル・リーグ

巨人 DeNA 阪神 広島 中日 ヤクルト
選手名 選手名 選手名 選手名 選手名 選手名
投手 戸郷 翔征
鍵谷 陽平
中川 皓太
T.ビエイラ
高梨 雄平
畠 世周
大江 竜聖
E.エスコバー
山﨑 康晃
三嶋 一輝
砂田 毅樹
青柳 晃洋
西 勇輝
R.スアレス
岩崎 優
九里 亜蓮
森下 暢仁
大瀬良 大地
森浦 大輔
栗林 良吏
島内 颯太郎
塹江 敦哉
R.コルニエル
柳 裕也
小笠原 慎之介
大野 雄大
又吉 克樹
福 敬登
祖父江 大輔
R.マルティネス
藤嶋 健人
清水 昇
S.マクガフ
今野 龍太
石山 泰稚
捕手 大城 卓三 梅野 隆太郎 木下 拓哉 中村 悠平
一塁手 N.ソト J.マルテ D.ビシエド J.オスナ
二塁手 吉川 尚輝 牧 秀悟 糸原 健斗 菊池 涼介 山田 哲人
三塁手 岡本 和真 宮﨑 敏郎 大山 悠輔 林 晃汰 高橋 周平 村上 宗隆
遊撃手 坂本 勇人 大和 中野 拓夢  小園 海斗 京田 陽太 西浦 直亨
元山 飛優
外野手 松原 聖弥
丸 佳浩
Z.ウィーラー
佐野 恵太
桑原 将志
T.オースティン
近本 光司
佐藤 輝明
J.サンズ
西川 龍馬
鈴木 誠也
野間 峻祥
大島 洋平
武田 健吾
福田 永将
塩見 泰隆
青木 宣親
山崎 晃大朗
D.サンタナ
渡邉 大樹



パシフィック・リーグ

西武 ソフトバンク 楽天 ロッテ 日本ハム オリックス
選手名 選手名 選手名 選手名 選手名 選手名
投手 松本 航
髙橋 光成
今井 達也
平良 海馬
R.ギャレット
石川 柊太
嘉弥真 新也
岩嵜 翔
岸 孝之
田中 将大
則本 昂大
宋 家豪
安樂 智大
酒居 知史
小島 和哉
益田 直也
佐々木 千隼
小野 郁
加藤 貴之
上沢 直之
伊藤 大海
堀 瑞輝
杉浦 稔大
宮西 尚生
玉井 大翔
B.ロドリゲス
山本 由伸
田嶋 大樹
宮城 大弥
富山 凌雅
T.ヒギンス
捕手 森 友哉 甲斐 拓也 太田 光 清水 優心 伏見 寅威
一塁手 山川 穂高 中村 晃 鈴木 大地 B.レアード 髙濱 祐仁 T-岡田
二塁手 外崎 修汰 三森 大貴 浅村 栄斗 中村 奨吾 渡邉 諒 安達 了一
三塁手 松田 宣浩 茂木 栄五郎  安田 尚憲
藤岡 裕大
野村 佑希 宗 佑磨
遊撃手 源田 壮亮  今宮 健太 小深田 大翔 藤岡 裕大
A.エチェバリア
石井 一成 紅林 弘太郎
外野手 愛斗
岸 潤一郎
金子 侑司
栗原 陵矢
柳田 悠岐
辰己 涼介
岡島 豪郎
島内 宏明
荻野 貴司
L.マーティン
岡 大海
藤原 恭大
和田 康士朗
西川 遥輝
淺間 大基
杉本 裕太郎
福田 周平
小田 裕也
吉田 正尚



受賞者予想

「DELTA」(1.02 ESSENCEofBASEBALL)さんが公開している、選手の守備での貢献を表す「UZR」を参考にしながらセ・パ両リーグの受賞予想をしてみます。※DELTAさんは8月から指標閲覧が有料化になったのでUZRの詳細は記載していません

UZRやWARなどの野球統計指標を見られるDELTAの有料化がツライ…
ジャイアンツの2021年シーズンが終わってから10日ほどが経ち、現在はヤクルト対オリックスの日本シリ...

UZR順に受賞者を決めれば分かりやすいところですが、そうならないのがゴールデン・グラブ賞のおかしさ面白さ。

守備が上手いという”印象”や京田選手が「打てばいいんでしょ」とかつて言い放ったように”打撃力”もわりと重要(笑)

追記…UZRをベースボール専門メディアFull-Countさんが発表していました。このサイトには詳細を載せられないので、順位や数字を見たい人は見てみてください。

菊池涼介はまさかの二塁手3位、中日は最多3部門…データで「セGG賞」を選出|Full-Count

セ・リーグ予想

セ・リーグは柳はほぼ当確だと思うのですが、それ以外のポジションに関しては捕手部門に中村、一塁手部門にビシエド、二塁手部門に菊池と山田、遊撃手部門に坂本、三塁手部門に岡本、外野手部門に青木、桑原、塩見、大島あたりが入ってきそうな気がします。

 

捕手部門は木下、大城、中村の三つ巴の様相。木下は印象も指標も受賞に値する選手ですが、中村はイニング数1位でリーグ優勝チームの正捕手。イニング数も考慮すると最終的には木下と中村の一騎打ちになりそう。

 

一塁手部門は候補であるマルテ、ソト、ビシエドが全て指標マイナスなのでどんぐりの背比べ状態。となると昨年受賞したビシエドがやや有利な気も。

 

二塁手部門は尚輝が優秀な数字を残していますが、8年連続受賞の菊池の名手のイメージ効果はやっぱり絶大。

イニング数的にも菊池か山田の一騎打ちで菊池が有利と予想します。

 

遊撃手部門は指標では京田と坂本が僅差。まだまだ坂本の牙城は崩せないでしょう。

 

三塁手部門の岡本さんはついに初受賞できるかも?

対抗馬は2018年の受賞者宮﨑。UZR的には宮﨑が上だけど、イニング数は岡本さんが上だし、守備率9割8分8厘はリーグトップ。打撃部門二冠も大きなアドバンテージになりそうです。

ずっとゴールデン・グラブ賞受賞が一番の目標と言っていたので是非とも獲ってほしい!

「ずっと言ってますが」巨人岡本「ゴールデングラブ賞が一番の目標です」|中スポ

 

難しいのが外野手部門。

レフトは守備指標では西川、イニング数では青木。

センターは近本が指標でもイニング数でもダントツトップ。

2位の丸からは全て指標マイナスなので順当にいけば近本が選ばれそうだけど、それを覆すのがゴールデン・グラブ賞の審査員たちなんですよね…。

守備指標規定最下位の大島が入ってくる可能性も十分あります。

ライトは鈴木誠也がダントツ。改めて走攻守揃った素晴らしい選手でした。メジャーでの大活躍期待しています!



パ・リーグ予想

次はパ・リーグ。

投手部門は山本由伸が193イニングを投げ、守備指標も良いのでほぼほぼ確定かと。投手五冠&沢村賞受賞も大きい。

 

捕手部門は守備指標・イニング数ともにリーグトップである甲斐くんの5年連続受賞はまず間違いないでしょう。

 

一塁手部門は晃と髙濱、鈴木大地の三つ巴。イニング数やUZRを考慮すると晃が2年連続で受賞できそう。

 

二塁手部門は普通にいけば中村奨吾が受賞すると思います。ライバルはホークス三森や浅村あたりですが、守備指標もイニング数も全てにおいて中村が上です。

 

遊撃手部門はまだまだ源田の独壇場。ショート守備においては彼が間違いなくNPBナンバー1です。

 

三塁手部門は茂木とリーグ優勝チームオリックスの宗佑磨の一騎打ちですね。茂木の上手さか宗の守備範囲か…うーん難しい。

個人的にはイニング数と優勝チーム補正で宗が受賞しそうな気がします。

 

外野手部門はいつもどおり荒れそう。

レフトは荻野以外は全て指標マイナスだし順当にいけば2回目の受賞は間違いないと思うけど、イニングトップで4年連続受賞中の西川が入る可能性も…。

センターは辰己と淺間。まぁ辰己が有利でしょうね。

ライトは岡島の優秀さが目立っていました。イニング数は1030で杉本がトップですが数字でも印象でも受賞は難しいんじゃないかと。

この3人が基本線だと思うのですが、ここに謎の選手が入ってくるのがゴールデン・グラブ賞の妙ですね(笑)

 

今年はどの選手が選ばれるか楽しみに待ちましょう!

受賞選手

2021年度のゴールデン・グラブ賞が発表されました。

セ・パともに大体予想通りでしたが、やっぱり外野は難しい…。

守備指標が結構なマイナスの大島とライトとセンターを半々くらいに守っていたギータ(センター431イニング、ライト621イニング)の受賞には不満を持つ人も多いかもしれませんね。

外野部門はライト・センター、レフトのポジション別に分かれていないので、どうしても守備ウマなイメージがあるセンターの選手が選ばれがち。

セ・リーグの得票数を見ても2位が近本、3位が大島、4位が丸、5位が塩見とセンターの選手ばっかりですし。まぁ同じ外野でも守備の重要度が違ってくるのでしかたがない部分ではあるんですけどね。

 

我がジャイアンツは予想通り坂本と岡本さんが受賞!

坂本は2位に約190票差、岡本さんは約150票差をつけてのダントツの1位でした。

二人ともおめでとう!

来年は松原あたりも獲れる可能性が十分あると思うので頑張ってもらいたいです。

【セ・リーグ】

  • 投手…柳 裕也 (中日・初)
  • 捕手…中村 悠平(ヤクルト・6年ぶり2回目)
  • 一塁手…ビシエド(中日・2年連続2度目
  • 二塁手…菊池 涼介(広島・9年連続9度目)
  • 三塁手…岡本 和真(巨人・初)
  • 遊撃手…坂本 勇人(巨人・3年連続5度目)
  • 外野手…鈴木 誠也(広島・3年連続5度目)
  • 外野手…近本 光司(阪神・初)
  • 外野手…大島 洋平(中日・4年連続9度目)

【パ・リーグ】

  • 投手…山本 由伸(オリックス・初)
  • 捕手…甲斐 拓也(ソフトバンク・5年連続5度目)
  • 一塁手…中村 晃(ソフトバンク・2年連続2度目)
  • 二塁手…中村 奨吾(ロッテ・3年ぶり2度目)
  • 三塁手…宗 佑磨(オリックス・初)
  • 遊撃手…源田 壮亮(西武・4年連続4度目)
  • 外野手…荻野 貴司(ロッテ・2年ぶり2度目)
  • 外野手…辰己 涼介(楽天・初)
  • 外野手…柳田 悠岐(ソフトバンク・2年ぶり6度目)

三井ゴールデン・グラブ賞|2021年度結果・得票数(セ・リーグ)PDF
三井ゴールデン・グラブ賞|2021年度結果・得票数(パ・リーグ)PDF

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