先制に成功し主導権を握るも中盤に逆転。
その後なんとか追いついて4-4のドロー。
今日も連敗脱出はできませんでした。
ただ、この引き分けでCS進出にはまた一歩近づきましたね。
CSを辞退しろ!なんて声も多方面から聞こえてきますし、今のチーム状況では出たところで勝つ確率は低いとは思いますが、個人的に短期決戦が好きなのでなんとかCS進出は決めてほしいところです。
今日の試合は投げる前から疲れていた(?)先発のメルセデスをリリーフが必死にフォローする形になりました。畠は来季まともに投げられるのか?
打撃陣は1、2番がチャンスをつくれなかったものの、ウィーラーのタイムリーと犠牲フライ、廣岡のツーランホームランで計4点を奪取。
メルセデスはもっと点を取られてもおかしくない投球をしていたし、打線にもつながりはあまりなかったので引き分けることができて良かったという試合だったと思います。
さて、今日は2回に先制となるツーランホームランを打った廣岡大志について少し。
今季の打撃成績は、打率.180、本塁打4本、打点11。(出塁率.252、長打率.360、OPS.612)
う~ん、なかなか厳しい内容…。
ただ、今日のホームランで10月のOPSは一気に10割を超えました。(出塁率.308、長打率.727、OPS1.035)
まぁ打席数は13と少ないし、打率は相変わらずの1割台なのでたまたまと言われてしまえばそれまでですが、今のところ来季に向けて期待できる選手も少ないためポジティブな要素は大歓迎です!
「当たれば飛ぶけど当たらない」というイメージが強い廣岡。
本人もそれではダメだというのは分かっているようで、シーズン中盤からフルスイングをやめコンタクト率に重点を置いた打撃に切り替えようとしているとインタビューで答えていました。
性格上10の感覚でフルスイングすると10以上に振ってしまうので、6、7割くらいにする意識で振るようにしているとか。
打撃フォームもシーズン序盤に比べるとだんだんとゆったりした形に変わっている気がします。
8、9月あたりはまだしっくり来ていなかったのかゆったりしたフォームから力みまくりのスイングだったのでこりゃダメだ…と思いましたが、9月に登録抹消されて二軍でいろいろ試し無双状態になって再び一軍に帰ってきてからはなかなか良い感じに見えるんですよね。
オープンスタンスでバットをユラユラさせて良い感じにリラックスできてそうだし、力みも少しは軽減されているような。
今季3割30本を打って一気にブレイクしたオリックスの杉本裕太郎も、8割の意識であまり振らないようにしてから確実性が上がったらしいですね。
廣岡は杉本と違ってストレート(速いボール)に弱そうなのでそっくりそのまま置き換えることはできないけど、意識改革の仕方としては間違っていない気がします。
杉本はその他にも、イチローから「追い込まれたときには冷静に考えた打撃をすること」や、ジョーンズから「バッティング練習中の意識」、浅村から「バットの操作性」などの助言をもらい成長の糧としたそう。
廣岡も阿部や坂本などの一流どころにいろいろなことを聞いているそうなので、それを上手に消化して覚醒へのきっかけにしてほしいところです。
遠くに飛ばすことにかけては天性のものを感じるし、右にも大きいのを打てて、リーチの長さを活かして外角のボールも苦にしない。リーチの長さは岡本さんに分けてあげたいくらい。
廣岡は持っているものは本当に素晴らしいしメンタル面も弱くない良い選手だと思います。
ただ、前々から気になっているのは頭を使って野球をすること。本人が一番苦手なことを聞かれて「勉強(全教科 )」と答えるくらいなのでいろいろ考えるのは苦手なタイプなのかも…?
ショートやセカンドの守備は坂本や尚輝に比べると一歩目が遅く見えるので、いっそのこと強肩を活かして外野をメインに守ったほうが打撃に集中できて良さそうな気もしなくはない。サードは岡本さんがいるし。
尚輝が競争が必要ないくらいの成績を残してくれてればいろいろ諦めもつくんだろうけど、守備はともかく左手中指を骨折してからの打撃成績は不動のレギュラーとは言い難いし…。(OPS:8月.608、9月.603、10月.539)
とにかく、廣岡にはどこのポジションでもいいので、売りである打撃力を活かしてチームに貢献できるような選手になってほしい!
来年は勝負の年、30本目指して頑張れ廣岡!
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