甘く入ったインコース…バッテリーの意思疎通に問題？

首位阪神との3連戦が始まりました。

今年の阪神は開幕から絶好調。戦力的にもジャイアンツと匹敵する選手たちを揃えた強いチームです。

このまま首位を独走されると厄介なのでこの3連戦で勝ち越して勢いを挫いておきたかったところでしたが…

大事な初戦は5-10で大差の負け。

やられっぱなしというわけではなかったけど力で押しきられたという感じの試合でした。

先発はジャイアンツがサンチェス、阪神が西くん。

7回降雨コールド負けになった4月6日と同じマッチアップですね。

サンチェスには3回途中6失点で燃えに燃えた前回のリベンジを果たしてほしかったのですが、残念ながらこの試合も3回途中5失点でノックアウト…。

今日のサンチェスは初回からダメダメでした。

ストレートは走ってないし、変化球はボール→ボールの球ばっかりでキレもなし。全体的にボールが高かったし今季見た中で一番悪かったかも。

それに加えて球審が左打者のインコースのボールを全然ストライクコールしてくれないから終始イラついていた印象です。初回の佐藤の2-2からのボールとか。

3被弾はさすがにやられすぎだけど、打たれても仕方ないという投球内容でした。

サンチェス個人の出来だけじゃなくバッテリーとしての攻め方も良くなかった気がします。

例えば、2回の近本への攻め。

インコースの際どいところを2回連続でとってくれなかったのに、またそこを狙って甘く入ったところを打たれてもったいない2点目。これまでにも何度も見た光景。

ピッチャーは球審が際どいところをとってくれないとボールになるのを嫌ってゾーン内の甘いところに投げてしまうことが多いそうです。

3回のマルテの打席もそうですが、インコースを何度も続ければ打者も慣れてくるので少しでも甘く入れば打たれる可能性が高くなります。

大城もさすがにそのあたりは分かってると思うから「ボールになってもいいからとにかく厳しく！」という意図を持ってインコースのボールを要求してたんだろうけどサンチェスには伝わってなかったのでしょう。

マルテ→大山の2連続ホームランは両方とも1-2と投手有利なカウントからのもったいない被弾。

十分に遊び球が使える状況なのに勝負を急いだのはピッチャーとキャッチャーの意思疎通に問題があったのかもしれませんね。

バッテリーコーチの腕の見せ所、というか責任だと思います。改善を求む！

 

炎上したサンチェスの後を受けたのは公式戦初登板のドラ1ルーキー平内。

結果は3 0/3回を投げて1安打(1本塁打)1失点とまずまずといったところ。

DAZNの実況は「平内は自信がついたんじゃないでしょうか」など内容を誉めていました。

私は今のままでは一軍で活躍するのは厳しいと感じたんですが…。

投げ方が安定していないというかなんというか、良いところに良いボールがいってもたまたまな感じに見えます。再現性の問題？

今のままでも短いイニングならボロが出にくいので楽な場面ならある程度は抑えられるかもしれないけど、せっかくのドラ1なのでやっぱり先発の柱やリリーフエースとして活躍してほしい。

持ってるものは素晴らしい選手だと思うので、焦らず2、3年かかっても大きく育ってもらいたいです。

その後、試合は高木と戸根が2点ずつ取られて合計10失点。

大事な初戦かつこちらも攻撃陣が機能していないわけではなかったので勝ちにいく投手起用をしてもよかったのではと思いましたが、原監督のことですから最善のプランとしてあの形になったのでしょう！

調子はあまり良さそうではなかったけど西くんから4点を取れたのは攻撃陣が好調な証。

ホームランを打った松原や2出塁の坂本、猛打賞の梶谷、調子自体は上がってきてるっぽい岡本さんなど上位打線の状態は悪くありません。

大城は疲れが目立っているので打順をもっと下げてもいいかもしれませんね。

それからこの試合攻撃陣で一番印象的だったのが3回の尚輝のインコース打ち。

試合には負けたけどあの天才的なバッティングを見られたのでヨシとします！

 

2戦目は畠と青柳さんの投げ合い。

畠にはストレート主体で相手をねじ伏せる力強いピッチングを期待したいと思います！