東京オリンピック開催に伴う約1か月の中断期間が終わり、プロ野球の後半戦がスタート。
試合前には東京五輪柔道男子66キロ級日本代表金メダリストの阿部一二三さんによる始球式が行われました。柔道面白かった!
同じ金メダリストの坂本からボールを渡されてましたね。二人とも本当にお疲れ様でした。
さて、中断明けの初戦はドームでの中日戦。
中断期間に行われたエキシビションマッチの成績は3敗4分けと散々だったので、その流れがリーグ戦にも波及しないか心配していましたが…
なんとか4-2で勝利することができました!
ジャイアンツの先発は前回2回を投げ切れず4失点で降板した山口俊、中日は今シーズン対ジャイアンツ2戦2勝の柳。
スタメンはほぼ予想通りでしたが、尚輝が6月10日に左手中指を骨折してから約2か月ぶりのスタメン復帰しました。
初回の山口は力のあるストレートを十分に活かしたピッチングで三者連続三振スタート。
この日は試合を通してストレートが良かった!
ストレートが走っているときの山口の投球は見ていて楽しいですね。
山口のストレートは空振りがたくさん取れるボールではないけど、奥行があるので前に飛ばすのが難しくファウルでカウントを稼げるのが魅力的。
そして、カウント有利まで持っていければ必殺のフォークで止めが刺せます。
好調時の山口のピッチングを見ていると、戸郷にもこういうピッチングをしてほしいなぁと思ってしまいます。
現時点でもフォークのキレなんかは良い勝負をしていると思うけどストレートの質が段違い…。
簡単ではないけど、今後ストレートを山口と同じくらいまで磨ければ戸郷は間違いなくジャイアンツのエースになれると思うし、それに加えて山口以上のスライダーを投げられれば日本一のピッチャーになれる可能性もあると思います。
良いお手本が身近にいるのは幸せなことですね。
試合は山口と柳の両先発が共に安定したピッチングで試合をつくり6回まで1-0という投手戦に。
山口は圧巻の投球で中日打線を寄せ付けず、打線は柳からチャンスはつくるものの点を取るまでには至らず初回の1点どまりという感じでした。
そして7回。
100球を超えてやや疲れが見える山口から先頭の大島が四球を選び、続くビシエドが逆転ツーランホームラン…。
7球目の低めのスライダーを上手にすくわれてしまいました。
ビシエドの技術を称賛するべきなのは間違いないですが、ストレートの球威はそれほど落ちてなかったので全球変化球ではなくストレート中心でも良かったんじゃないかなぁと…。
それから、山口のスライダーはストライク→ボールになる球ならとても有効だけどストライク→ストライクのときは結構打たれてるイメージがあるのでホームランだけは避けたいこの場面でどうしても変化球を投げたいならフォークが安全だった気もします。
いずれにしてももったいない逆転ホームランになってしまいましたね。終盤までノーノーで野間の一発に泣いた6月の試合を思い出した…。
まだ1点差ではあるものの柳は相変わらず良いし中日リリーフ陣も安定しているので厳しいなぁと思っていましたが、柳を代えさらに木下も下げてくれたことで流れが変わったのかもしれません。
7回にマウンドに上がった祖父江からは点を取れなかったけど8回の又吉を攻略し一挙3得点で逆転!
先頭の代打若林の同点ホームランが大きかった!
若林はエキシビで調子良かったから報われましたね。
非常に(エキシビションの)この期間、調子がよかったんですけど、見事でした。沈滞感を吹き飛ばしたという感じがしましたね。
又吉は若林へのボールも失投だったけどこのホームランでさらに制球が不安定になったのか、以降全く思ったところに投げられず。
四球でランナーをためて岡本さんと大城のタイムリーでノックアウト。
若林の同点ホームランというものが全体的に(試合を)動かし、4番バッターが決めたという所はありますね。
大城は7回に走塁でやらかしちゃったけどバットで取り返せて良かったですね。
4-2となった9回は守護神ビエイラが中日打線を三者凡退に仕留めてゲームセット。
NPB史上最速となった166キロも凄かったけどマルティネスへの12球目のスライダーで見逃し三振を奪ったところに成長を感じました。
あれだけ速いストレートを見せられた後にスライダーをコースに投げ切れれば抑えられる可能性は高いけど、2球目と4球目に投げたスライダーは制球できていなかったしフルカウントの場面だったので簡単ではなかったと思います。
そこにアウトローいっぱいのスライダーを投げ切るとは…。凄い。
采配も含めバタバタした試合になりましたが、内容よりも結果が重要な時期になってきたのでヨシとしましょう!
首位の阪神がカープに負けてゲーム差はわずか1。もう虎の尾を掴んだくらいの位置まで迫ってきました。
この勢いでササっと首位奪取を期待します!
常に勝利を目指して戦っていくっていうスタイルは、これから最も重要になってきますんで。続けて行きたいと思います。
コメント
minamiさん。こんにちは。
毎日、鬱陶しい季節外れの大雨のようにモヤモヤしながら負けそうな試合だったので9回はストライクを祈ってハラハラしなビエイラ投手を見守ってましたが(もう失礼かしら(^^;;))
ビシッと決まるしびれる投球内容に一球、一球、心の中でビエイラ投手同様、雄叫びがシンクロしてスカッと晴れ間を感じる喜びと、接戦におけるベンチワーク等いろいろ大きな安心感と勢いをもらえる結果的にニコニコな一勝でしたね(^o^)/
また多分相当お疲れ気味のキャプテンが9月の阪神戦まで安心してリフレッシュできるくらい(ホークスは厳しそうですね…(>_<"))故障者なく熱い戦いをナインの皆様にはお願いしたいし今のジャイアンツなら出来ると信じてます。頑張れジャイアンツ
九州の六等星さん、コメントありがとうございます。
ビエイラの成長はすさまじいですね!
かなり練習する選手らしいのでやっぱり努力は裏切らないということでしょう。
何事にも一生懸命取り組む姿はとても好感が持てます。
パは結構混戦ですがホークスはどうなりますかね~。
オリンピック期間中の休みがいい方向に働いてくれると嬉しいんですが(^^;)