浦添で行われたヤクルトとの練習試合。本来は今季初のオープン戦になるはずでしたが残念ながら沖縄独自の緊急事態宣言が発令されたこともあり練習試合に変更となりました。
それでも貴重な対外試合です。若手選手にとっては一軍生き残りをかけた勝負の舞台なのでしっかりアピールしたいところ。
この試合、個人的に注目していたのは平内と今村の投球でした。
今のところ先発候補投手の「数」は揃っているので、残り少ない枠をめぐって一軍の数人が争っている状態。
当落線上の投手のなかで一番良い投球をしているなぁと思うのは高橋優貴です。
球の質も昨季より良くなっているし、なにより課題だった制球面が改善されている感がありますね。
今の調子を維持していければ先発ローテ入りがほぼ確定している選手にも引けを取らない働きが期待できそうなので頑張ってもらいたいです。
この試合に登板した平内と今村もローテ候補の一角。
まずは平内の投球…結果は3回7安打(2本塁打)5失点という厳しい内容でした。
良いボールもありましたが全体的に球が高くストレートもいつものようには走っていなかった気がしました。
序盤からストライクゾーンがちょっと狭いように感じたのでそれも影響したのかも。際どいところはほとんどとってもらえませんでしたね。球審によってゾーンが全然違うからシーズン前に良い経験を積めたと思おう!
堀内さんや谷繁さんが言うように直球と変化球でフォームやリリースポイントが違うのがバッターボックスでも分かるくらいに研究されたのかなとも思いましたが、動画を見ると練習でかなり追い込んでるみたいなので疲れの影響のほうが大きそうですね。
次回の登板ではどんな投球をするのか注目したいと思います。
高校・大学とケガが多かったので、十分な練習や実戦をこなせず投手としての経験や技術はまだまだ発展途上と聞いています。
現時点ではカープの栗林や楽天の早川の投球と比べると見劣りしますが、立派な体格やタフなメンタルをしてそうなので数年後が本当に楽しみな選手です。ゆっくり確実に成長してほしいですね!
2番手として登板し4回を投げた今村は3安打無失点の好投でした。
一級品のストレートとリーグでもトップクラスのフォークを持っているので、そこにつなげるカーブやスライダー、カット、シュートの精度や質が今季も課題だと思うのですが、この試合でも好調を維持している感じでした。
以前見た報知の記事には、開幕ローテ候補は菅野・サンチェス・戸郷が当確で畠、井納、今村、高橋、平内、横川らが残りの3枠を争うとありました。
高橋優貴が良い投球をしているので、今の時点では高橋、今村、畠がいいなと思っています。
ただ、FAで加入した井納にはアドバンテージがあるだろうし、平内も即戦力ドラ1として期待されていて球自体は良いのでローテ入りも十分あり得ます。横川はあと2年くらいは下で鍛えてほしい。
去年の12月頃は菅野のメジャー挑戦もあって先発陣が不安で仕方なかったのに分からないものですね(笑)
バットが湿りがちだった野手陣もこの試合では打線爆発10得点!
この時期なので打てても打てなくてもまぁいいやと思いながら見ていましたが、これまでの試合でなかなか結果を出せなかった秋広が2本の二塁打(1打点)を記録したのはうれしかったです。
センターから逆方向に飛ばす感じが大谷くんぽかった!一瞬スタンドに大谷岩が見えた気がした(笑)
一軍で過ごす1秒1秒が大きな経験になっていると思うので一軍にいられる間にたくさんのことを吸収して成長してもらいたいです。
次の試合は25日の中日戦。この試合には参加しなかった主力選手たちも次の試合は那覇で行われる予定なので出場しそうですね。誰が投げるか楽しみだ!
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