【オープン戦対楽天】戸郷完璧に近い仕上がり！投手のお手本田中将大にも学ぶ

オープン戦も残り2試合。

どのチームも開幕を見据えた最終調整に入ってますね。

この試合の相手は大型補強に成功し12球団最高クラスの戦力を持つ楽天です。

 

先発投手は日本でもアメリカでも実績十分の田中マーさん。

他球団の選手とはいえ野球好きならやっぱり気になる選手ですよね！

これまでのオープン戦を見る限りは、ストレートの平均球速も140キロ中盤いかないくらいでまだ抜きん出た実力は見せていない感じでしたが、開幕まで残りわずかなのでそろそろ本気のマーさんが見えるはず。

開幕2戦目を任された戸郷とマーさんの投球に大注目の一戦でした。

この試合の戸郷は立ち上がりから落ち着いていて、最後まで自分の投球ができていましたね。

投げているボールの質は相変わらず良かったし、それ以上に堂々としたマウンドさばきはとても高卒3年目とは思えません。

小郷と田中和の二人にツーベースを打たれたものの、3回を投げて2安打3奪三振無四球無失点という結果。

菅野同様最終調整完了といった感じですね。

持ち球の中ではスライダーが一番打ちやすそうな気がするんだけど打者が打ち損じたり空振りしてしまうのは球速が得意のフォークとほぼ同じだからなのかな。130キロ中盤くらい。

捕手経験もあって配球を考えるのが得意と言っていただけあって落としたり曲げたり若いのに老練なピッチングをするなぁといつも感心してしまいます。

3回の辰己の打席で早々に追い込んでからフォークを連投し最終的に三振をとった場面は、堀内さんは身体的な面でフォーク多投を心配していたけど、アウトをとるという面ではカウント有利だからできることだし追い込んだらフォークごり押しも悪くないでしょうね。

とりあえずナイスピッチングでした。

さて、次はマーさんの投球について。

ストレート良くなってましたね。球速もコンスタントに150キロ弱出てた。

そしてコントロールがバツグン。

左打者へのアウトローのストレートはまさに芸術！精密機械のように狂いなく投げ込んでて尚輝とかはかわいそうな感じでした(笑)

変化球に関しては高めに浮いたりすることもあって本人も首を傾げたりしてたのでもう少し時間がかかりそう。スライダーはいい打者なら狙えそうな気がする。

結局7回まで投げて3安打4奪三振1失点という結果でした。

マウンドに上がると独特の空気感が漂っているし、立ち居振る舞いが「エース」という感じでしたね。

投球以外でもイニング間に右肘のケアをしたり、捕手の太田にいろいろ教えたりと若手の手本になる行動や教育も行っているように見えました。

投げ合った戸郷にとっても良い勉強になったと思います。

巨人戸郷翔征投手が、楽天田中将との“競演”から学びを得た。先発投手として投げ合い3回2安打無失点。「見て学べるところがたくさんあった。素晴らしい投手と戦えるのはうれしい。野球って楽しいんだな、と思いました」とほおを緩めた。

巨人戸郷３回０封、マー君と“競演”「見て学べる」 

そんな絶対エースから1点をもぎ取ったのはオープン戦好調の若様！

スライダーをしっかりとらえての先制ホームランお見事でした。

これで尚輝や松原との争いを制して開幕スタメンか？という声も聞こえますが、梶谷を外して現在好調の3人を全員使うという手もあるのでは…(小声)セカンド尚輝、ライト松原、レフト若様で。

ま、まぁオプションがたくさんあるということは良いことなので後は原監督に任せましょう！

 

試合は戸郷の後を受けたリリーフたちが仕事を果たせず6点を失い、ウィーラーのツーランで2点を返すも3-6で負け。

最近ずっと負けてる気がするけど気のせい…？

あと1試合でオープン戦も終わってあとは開幕を待つだけなんだけどジャイアンツ大丈夫かな。