1点を守り抜くのは至難の業…守護神デラロサを信じよう！

10月20日　対ヤクルト17回戦・神宮

10月に入ってから7勝8敗と勢いにやや陰りが見えるジャイアンツ。

連戦に次ぐ連戦で選手たちの疲労もピークなので仕方ない部分もありますが、最近は首脳陣の迷采配によって勝ちを落とした試合もちらほら。

今日の試合でも意見が分かれそうな采配が出ましたね。

 

先発は戸郷。

新人王争いでカープ森下にかなり遅れをとっている状態なので、なんとかこの試合で勝ち投手になり二桁に王手をかけたいところ。

相変わらず制球はアバウトで計6個の四球を出してしまいましたが、球のキレ自体は良く、青木と山田から2個ずつ三振を奪うなど力強い投球を見せてくれました。

6回の大ピンチで西浦を抑えたときのガッツポーズはかっこよかったです！気合が入ってた。

ランナーを残して降板するのがデフォになっていたけど今日は自分の力で投げ抜きましたね。

自身最多となる134球の熱投で3安打9奪三振無失点。

まだまだ課題はありますが、まだプロ2年目の20歳ですから。

これからが楽しみで仕方ない。

しかし、頑張る戸郷をしっかり援護してあげなければいけない打撃陣はヤクルト先発の高梨をとらえられず5回まで3安打無得点という体たらく…。今日の一番大きな敗因(負けてはないけど)。

松原の長打から坂本のタイムリーという最近の黄金パターンで1点取るのが精一杯でした。

岡本さんがイマイチ不安定で、好調だった丸もここ数試合ちょっと状態が落ちてきているのが痛いですね。

リードは1点。

これを田口くん、高梨、鍵谷でなんとか最終回まで守り、守護神デラロサにバトンタッチ。

少し首を傾げたくなる采配もありましたが、リードを保って守護神に託した時点で本来は首脳陣の仕事はおしまい。

後はデラロサがしっかり試合をクローズしてくれるのを祈るだけだったんだけど…

いつものようにやや制球が定まらず先頭を歩かせて送られワンアウト1、3塁の大ピンチに。

しかし、廣岡に対しては厳しく攻め空振り三振。最後のスライダーはデラロサらしい球だったと思います。

これでツーアウト。

次はやっかいな青木なんで最悪歩かせてもいいくらいの気持ちで厳しく攻めて、好調とはいえない山田で勝負でもOKと思っていたら…

まさかのデラロサ降板で大江にスイッチ！

ランナーを出しはしたものの1失点もしていないクローザーを代えるなんてなかなか無い。

しかもデラロサは毎回ランナーは出すけどセーブ失敗も少ないし(1回だけ？)、セ・リーグではライマルとスアレスに次いで良いクローザーなのに。

この采配にはデラロサも苦笑い。

結果的に抑えられたとしてもデラロサにとってはあまり気分の良いものではないはず…。

個人的にも結果云々ではなく妙手ではなかったと思います。

結局大江は青木を歩かせてしまい、大江に代わって登板した田中が押し出し四球で同点に追いつかれてしまいました。

大江にしても田中にしてもクローザーの後の、ある意味緊急登板なのでこの結果も致し方なし…。

この一連の采配には賛否あると思いますが、首脳陣は134球投げて懸命に投げ続けた戸郷になんとしても勝ちをつけてあげたかったんでしょうね。新人王もかかってるし。

デラロサに申し訳ないという気持ちはあっただろうけど、それよりも左の青木に左の大江をぶつけたほうが打ちとれる可能性が高いと踏んだんでしょう。青木は左右の好き嫌いはないけどね！

試合は1-1で終了。負けに等しい引き分けですね。

次戦は高橋と石川の左腕対決です。

もし負けたら週末のドームでの優勝に黄信号が灯りそうなので気合を入れて戦ってほしいですね！