11月22日 巨人対ソフトバンク2回戦・京セラD大阪
日本シリーズ第2戦目は一方的な試合になってしまいました…。
2-13。
日本シリーズ13失点は球団ワースト記録みたいです。
初戦は栗原にやられはしたものの、菅野が踏ん張ってくれていたおかげで中盤くらいまではドキドキしながら試合を楽しむことができていたんだけど、今日は序盤に試合が決まってしまいましたね。
今村の調子の良し悪しを見極める前に3失点…。
ギータの先制タイムリーの打球の伸びはセ・リーグではなかなかお目にかかれないと思います。
打った瞬間はやや強めのセンターライナーなのにそこから異常に伸びました。
2点目の尚輝のタイムリーエラーはシーズン中何度か同じような場面を見たような気が…。
追いついて取るまでは素晴らしいけど、焦りからか送球が乱れて余計傷を広げるパターン。
グラシアルの足を考えると完璧な送球ができればアウトの可能性も十分だったのでチャレンジしたのかもしれませんが、私はこのプレーと2点目が入ったことでこの試合に勝つ可能性は限りなく低くなったと思います。
CSロッテ戦でホークスの川島が同じような場面で外野に抜けそうな当たりを横っ飛びでキャッチしたプレーがありました。
その時川島は一塁を一瞥もせずに三塁へ送球し確実に失点を阻止。
冷静に優先順位を判断するプレーにさすがベテランと感動したものです。
尚輝もホークス相手でなおかつ先発は好投手石川なら一か八かではなくもう少し確実性の高いプレーをしてほしかったですね。
その後デスパイネのサードゴロの間にもう1点追加し、ホークスは初回から3点のリードに成功しました。
その裏の石川の投球は凄かった。
力感のないゆったりとしたフォームから打者の手元で伸びるストレートに手を焼くジャイアンツ上位打線。
パワーカーブや高めのストレートを上手く使いながらファウルを打たせてカウントを稼ぎ、変化球でとどめをさすいつものピッチングです。
初戦の千賀もそうだったけど、点を取り返そうと必死になってくる相手をしっかり捻じ伏せられるのは力のある投手の特徴ですね。
これでペースは完全にホークスに。
後は打たれるけど打てないを繰り返して気づけば2-13…。
投手陣はほぼ壊滅状態。投球の基本であるストレートが全く通用していなかったのが大きかった。
個人的には満塁ホームランを打たれてしまった鍵谷のストレートが一番マシだったように見えました。
以前杉内コーチがパ・リーグの投手が力強い球を投げることを重要視するのに対してセ・リーグの投手は球場が狭いこともあってか球威よりも低めに投げることを重要視している的なことを言っていました。
両リーグの育成方法や考え方の違いがこれだけの差を生み出しているのかもと思うと興味深いですね。
それから工藤采配の冴えも素晴らしかった。
特に6回の場面。
ワンアウトから坂本と岡本が連打で1、2塁のチャンスをつくり打席には2打席連続で凡打の丸。
ここで工藤監督は大差がついているにもかかわらず石川を下げて嘉弥真を投入します。
対左の被打率.150の嘉弥真が不調の丸に打たれることはなくあっさりと空振り三振でツーアウト。
短期決戦でクリーンアップの一角に眠っておいてもらえればこんなに楽なことはありません。
このあたりの徹底ぶりは相変わらずですね。
去年の日本シリーズも厳しい内容でしたが今年は両チームの差がかなり開いているように見えます。
しかもホークスはまだ本気の戦いをしておらず単純に力でジャイアンツをねじ伏せているだけ。
ホークスが本当に強い相手と戦うときはバントを中心に小技を多用する緻密な野球をします。それをしなくても勝てるということなのでしょう。
ジャイアンツはいつまでも王者の気持ちで自分たちの野球をしようとするのではなく何かを変えないと去年以上に酷い内容で4タテを食らってしまいそう…。
2戦目まで戦って力の差は歴然です。
「流れが来ない」と嘆くよりも、丸の打順変更や出塁率が高く粘れる増田大輝や田中の先発起用、パ・リーグで長年活躍した陽さんの起用、唯一まともに戦えているウィーラーを上位打線に、先発マスクを経験豊かな炭谷に任せる、などなどいろいろな可能性を考えて最善の選択をしてもらいたいです。
もし負けても無策でいつも通りの選手を並べて負けるよりはマシだと思います。
印象的だったのはホークスはこれだけ大差で勝っていてもマッチや川島といったベテランが率先して立ち上がって声を出しチームを盛り上げていたこと。
ジャイアンツもホークスに負けないくらいチーム一丸となって戦ってほしいですね!
まずは1勝。死力を尽くして取りにいきましょう!
コメント
Minamiさんおはようございます♪
2戦目は圧勝でした。でも、周東から快音が聞かれないのが少し不安要素ですね…。打って走っての周東が見てみたいです。
それにしても、変わった選手がことごとく打ってくるホークス打線恐ろしい…。
朱輝さん、コメントありがとうございます。
ホークスの選手はみんなよく打ちますねー!
まあそれだけジャイアンツ…というかセリーグの投手陣が通用してないってことですかね。
これで周東にも当たりが出だしたらもう手がつけられなさそう(;^_^A
ここまで力の差があるとは……もう笑うしかないです。今村が年に一回だけ見せる好投ができれば抑えられたかもしれないけど、まあ順当に打たれたというしかないですね。その程度の投手をこの大一番に先発させるのは?でしかない。戸郷を第二先発だとか策を弄するより、シーズン通り先発で投げさせて、それで打たれても諦めがつくというものです。
2シリーズ連続の4連敗という悪夢が現実になりそうになってきましたけど、せめて1勝だけでもなんとかお願いします。ソフトバンクの誰かが「巨人はオリックスより弱い」とかなんとか言ってくれないかな?そしたら巨人の選手も奮い立って意地を見せてくれると思うんですけどね。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
今村のパワフルな好投を期待してたんですけどね~。残念です。
通用しなかったとしても戸郷に先発で投げてほしかったですね。
2戦目の大敗で周りの空気も『4連敗濃厚』って感じになっちゃって非常に辛いところですが…
このままではあまりにも情けないのでなんとか意地を見せてもらわねば‼(>_<)
Minamiさんこんにちは。
情けない試合でした。
昭和の野球から精神的な強さを除いたような戦いぶりに呆れるばかりです。
今村も大城も初回のソフトバンクの攻めに他人事のような苦笑いを浮かべエラーの吉川も自分がしでかしたことがどれくらいチームに迷惑をかけたか全く分かっていない表情。
昔から巨人は個人主義のチームでしたがその脆さがはっきりと出たシリーズになったと思います。
トラウタニさん、コメントありがとうございます。
良くも悪くも巨人らしさが出てるとでも言いましょうか…(^^;)
圧倒されている若手に檄を飛ばせるタイプの先輩がいたらもっと様子は違ってるのかなぁ。
川島なんかはかなり熱く若手に説教したりするみたいですね。
根性論、精神論だけでどうにかなる問題でもないですがもう少し必死さが見たいですね。
千賀も石川、そして周東や拓也も育成出身
最近読売がホークスの真似をして大量に育成選手を増やしているが、1年そこらで切り捨てる使い捨て状態
同姓同名だからと笑いながら指名しているところを見て人の人生をなんだと思っているのかと腹立たしく思った
石川は大卒の上に2年間は怪我だらけでほとんど満足に投げられなかった
それでも4年目に芽が出てこれだけ活躍できる選手になった
育成の意味をもう一度考えて大事に育てなければホークスのようにはけしてなれない
鷹男さん、コメントありがとうございます。
捕手の坂本勇人に関しては私もちょっとどうなんだろうとは思いました…(・・;)
まだ何の活躍もしてないのに名前だけで騒がれてる本人が不憫で…。
名前が同じなだけで全然違う人ですからね。
面白がってる人も多いけど正直私は何が面白いのかさっぱりです。
もちろん坂本君が立派に育ってくれれば何も問題ないですけどね!
だけど、例えば『柳田悠岐』という同姓同名の選手がいてもホークスは指名しなさそう。
吉川は捕球まではファインプレーでしたけど、送球でエラーがついてしまいました。
このプレイをみて改めて今シーズンの菊池の守備率10割の偉業を痛感しました。
今や遠い打球に追いつくところまでは吉川の方が菊池に勝っているかもですが、送球はまだまだ菊池に及ばない印象でした。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
尚輝はホントに送球がね~(>_<) 特にセカンドからファーストへが魔送球になりがちなんですよね。 確か距離が近すぎてダメだって言ってた気がします。 本来ショートの選手なので…。 動きは素晴らしいんだから最後まできっちり集中してプレーを完結させてほしい!( ノД`)