2020年度↓
「NPB AWARDS」は毎年11月にその年度におけるリーグ戦の各タイトルを表彰する、日本野球機構(NPB)主催の野球イベントです。正式な読みは「NPBアワーズ」だと思うのですが「NPBアワード」で定着している感がありますね。
ゴールデン・グラブ賞の発表と同じく長いオフに入る前の楽しみのひとつです!
「NPBアワーズ」で表彰されるのは「最優秀選手賞(MVP)」「最優秀新人賞(新人王)」「記録タイトル部門」「ベストナイン賞」などに加え「コミッショナー特別表彰」「正力松太郎賞」「沢村栄治賞」(今季は該当者なし)などの特別表彰。
記録タイトル部門は既に確定しているので、注目はやっぱりMVP、新人王、ベストナインでしょうか。
日程・会場・チケット
開催日時
2019年11月26日(火)
【第1部】ファーム表彰式 12:30~13:30(予定)
【第2部】16:30~18:45(予定)
イベント会場
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
住所:東京都港区高輪3-13-1
観覧チケット
チケット代金
第一部:1000円(自由席)
第二部:3000円(指定席)
先行抽選受付
受付期間 | 2019/11/1(金) 12:00~11/7(木) 23:59まで |
当落発表 | 11/9(土) 15:00以降 |
当選者入金期間 | 11/9(土) 15:00~11/12(火) 23:00まで |
チケット発券開始 | 11/16(土) 10:00以降 |
申込方法 | インターネット →https://l-tike.com/sports/npbawards/ Lコード「32766」 |
一般販売
発売日 | 2018/11/16(土) 10:00~ |
チケット発売方法 | ローソンチケットにて全国一斉発売 インターネット →https://l-tike.com/sports/npbawards/ Lコード「32766」 店頭 ローソン・ミニストップの店頭Loppiから申し込み |
放送・中継予定
J SPORTS 1(有料) | 第一部 12:25~14:10 / 14:40~16:15 第二部 16:15~19:00 |
無料放送は「BS-TBS」が21:00~22:54まで録画放送予定です。
特別表彰
正力松太郎賞
今シーズンのプロ野球で最も功績のあった監督・選手に贈られる「正力松太郎賞」には福岡ソフトバンク・工藤公康監督が選ばれました。工藤監督は2年連続4度目の受賞となります。
セントラル・リーグ
最優秀監督賞
- 原 辰徳(読売ジャイアンツ)
チームを5年ぶりのリーグ優勝に導いた。
功労賞
- 阿部 慎之助(読売ジャイアンツ)
セ・リーグ一筋で19年活躍し、2000本安打や400本塁打や数々のタイトル・表彰を獲得してリーグの発展に大きく貢献。
リーグ特別賞
- J.ロペス (横浜DeNAベイスターズ)
一塁手連続守備機会無失策(1516)を51年ぶりに更新し、プロ野球新記録(1632)も達成。
- 原口 文仁(阪神タイガース)
2018年オフに発覚した大腸がんを不屈の精神で乗り越えて一軍復帰を果たし、同じ病を抱える人々に勇気と希望を与えた。
パシフィック・リーグ
最優秀監督賞
- 辻 発彦(埼玉西武ライオンズ)
監督就任3年目でチームをリーグ2連覇に導いた。
功労賞
- 福浦 和也(千葉ロッテマリーンズ)
パ・リーグ一筋で26年活躍し、2235試合に出場し2000本安打も達成。2001年に首位打者、2010年にはベストナインも獲得。2005年、2010年にはチームの日本一にも貢献。
記録タイトル部門
セントラル・リーグ
投手部門
最優秀防御率投手賞 | 大野 雄大 | 中日 | 防御率 | 2.58 |
最多勝利投手賞 | 山口 俊 | 巨人 | 勝利 | 15 |
勝率第一位投手賞 | 山口 俊 | 巨人 | 勝率 | .789 |
最多三振奪取投手賞 | 山口 俊 | 巨人 | 奪三振 | 188 |
最多セーブ投手賞 | 山﨑 康晃 | DeNA | セーブ | 30 |
最優秀中継ぎ投手賞 | J.ロドリゲス | 中日 | ホールド | 44 |
打撃部門
首位打者賞 | 鈴木 誠也 | 広島 | 打率 | .335 |
最多安打者賞 | 大島 洋平 | 中日 | 安打 | 174 |
最多本塁打者賞 | N. ソト | DeNA | 本塁打 | 43 |
最多打点者賞 | N. ソト | DeNA | 打点 | 108 |
最高出塁率者賞 | 鈴木 誠也 | 広島 | 出塁率 | .453 |
最多盗塁者賞 | 近本 光司 | 阪神 | 盗塁 | 36 |
パシフィック・リーグ
投手部門
最優秀防御率投手賞 | 山本 由伸 | オリックス | 防御率 | 1.95 |
最多勝利投手賞 | 有原 航平 | 日本ハム | 勝利 | 15 |
勝率第一位投手賞 | 山岡 泰輔 | オリックス | 勝率 | .765 |
最多三振奪取投手賞 | 千賀 滉大 | ソフトバンク | 奪三振 | 227 |
最多セーブ投手賞 | 松井 裕樹 | 楽天 | セーブ | 38 |
最優秀中継ぎ投手賞 | 宮西 尚生 | 日ハム | ホールド | 44 |
打撃部門
首位打者賞 | 森 友哉 | 西武 | 打率 | .329 |
最多安打者賞 | 秋山 翔吾 | 西武 | 安打 | 179 |
最多本塁打者賞 | 山川 穂高 | 西武 | 本塁打 | 43 |
最多打点者賞 | 中村 剛也 | 西武 | 打点 | 123 |
最高出塁率者賞 | 近藤 健介 | 日本ハム | 出塁率 | .422 |
最多盗塁者賞 | 金子 侑司 | 西武 | 盗塁 | 41 |
ベストナイン
セントラル・リーグ
ポジション | 選手名 | 試合 | 投球回 | 防御率 | 勝 | 負 | 奪三振 | QS率 | 被打率 | WHIP |
投手 | 山口 俊 | 26 | 170 | 2.91 | 15 | 4 | 188 | 69.23% | .222 | 1.16 |
ポジション | 選手名 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
捕手 | 會澤 翼 | 126 | .277 | 12 | 63 | 2 | .387 | .439 | .826 |
一塁手 | D. ビシエド | 143 | .315 | 18 | 93 | 2 | .374 | .496 | .870 |
二塁手 | 山田 哲人 | 142 | .271 | 35 | 98 | 33 | .401 | .560 | .961 |
三塁手 | 高橋 周平 | 117 | .293 | 7 | 59 | 3 | .345 | .430 | .776 |
遊撃手 | 坂本 勇人 | 143 | .312 | 40 | 94 | 5 | .396 | .575 | .971 |
外野手 | 丸 佳浩 | 143 | .292 | 27 | 89 | 12 | .388 | .495 | .884 |
外野手 | 鈴木 誠也 | 140 | .335 | 28 | 87 | 25 | .453 | .565 | 1.018 |
外野手 | N. ソト | 141 | .269 | 43 | 108 | 0 | .348 | .554 | .902 |
パシフィック・リーグ
ポジション | 選手名 | 試合 | 投球回 | 防御率 | 勝 | 負 | 奪三振 | QS率 | 被打率 | WHIP |
投手 | 千賀 滉大 | 26 | 180 | 2.79 | 13 | 8 | 227 | 76.92% | .205 | 1.16 |
ポジション | 選手名 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
捕手 | 森 友哉 | 135 | .329 | 23 | 105 | 3 | .413 | .547 | .959 |
一塁手 | 山川 穂高 | 143 | .256 | 43 | 120 | 1 | .372 | .540 | .912 |
二塁手 | 浅村 栄斗 | 143 | .263 | 33 | 92 | 1 | .372 | .507 | .878 |
三塁手 | 中村 剛也 | 135 | .286 | 30 | 123 | 2 | .359 | .528 | .887 |
遊撃手 | 源田 壮亮 | 135 | .274 | 2 | 41 | 30 | .324 | .350 | .674 |
外野手 | 荻野 貴司 | 125 | .315 | 10 | 46 | 28 | .371 | .470 | .842 |
外野手 | 秋山 翔吾 | 143 | .303 | 20 | 62 | 12 | .392 | .471 | .864 |
外野手 | 吉田 正尚 | 143 | .322 | 29 | 85 | 5 | .413 | .543 | .956 |
指名打者 | デスパイネ | 130 | .259 | 36 | 88 | 0 | .355 | .520 | .875 |
新人王・MVP
パ・リーグの新人王はホークスの高橋礼で決まりだと思いますが、セ・リーグは難しい!
間違いなく阪神近本かヤクルト村上の争いになるでしょう。
打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS | |
近本 | .271 | 9 | 42 | 36 | .313 | .375 | .688 |
村上 | .231 | 36 | 96 | 5 | .332 | .481 | .813 |
入団1年目で盗塁王のタイトルを獲得し、61年ぶりに長嶋茂雄さんのセ・リーグ新人安打記録を塗り替えた近本。
そして村上は10代最多本塁打を更新し、中西太さんが記録した高卒2年目以内の最多本塁打に並ぶ活躍。
神宮球場という補正があるとはいえ、打撃に関してはやっぱり村上のインパクトは凄かったですね。
ただ、近本はAクラスに入ったチームを引っ張り、オールスターでも球宴史上2度目のサイクル安打を記録しMVPに選ばれるなど、記憶に残る活躍をしています。
走攻守で全くタイプの違う選手同士の一騎打ちなので正直、比較できませんね…。
守備に関しても守備範囲の狭さを送球貢献で補った近本のUZR(CF)はセ・リーグで3位、シーズン序盤はミスが目立っていたように見えた村上のUZR(1B)はなんとセ・リーグ1位と両選手とも守備でもチームに貢献しているのが分かります。
ここまでくればどちらを選ぶかは好みの問題ですね!
MVPはセ・リーグが坂本、パ・リーグは森くんあたりかな。
セ・リーグ新人王
チーム | 選手名 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
ヤクルト | 村上 宗隆 | 143 | .231 | 36 | 96 | 5 | .332 | .481 | .814 |
セ・リーグ新人特別賞
チーム | 選手名 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
阪神 | 近本 光司 | 142 | .271 | 9 | 42 | 36 | .313 | .375 | .689 |
パ・リーグ新人王
チーム | 選手名 | 試合 | 投球回 | 防御率 | 勝 | 負 | 奪三振 | QS率 | 被打率 | WHIP |
ソフトバンク | 高橋 礼 | 23 | 143 | 3.34 | 12 | 6 | 73 | 56.52% | .222 | 1.14 |
新人王はセ・リーグが村上、パ・リーグが高橋礼でした。
村上と新人王を争った近本には「新人特別賞」が贈られています。村上が168票、近本が129票と僅差のハイレベルな争いでした。
新人特別賞はリーグ内に複数名新人王に値する活躍をした選手がいた場合に各リーグの連盟特別表彰という形で贈られる賞(パ・リーグは優秀新人賞?)で、過去には岸(楽天)、坂本(巨人)、菅野(巨人)、藤浪(阪神)など、球界を代表する選手が受賞しています。
来季は新人王争いにもジャイアンツの選手が参戦できますように!戸郷と山下に期待!
セ・リーグMVP
チーム | 選手名 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
巨人 | 坂本 勇人 | 143 | .312 | 40 | 94 | 5 | .396 | .575 | .971 |
パ・リーグMVP
チーム | 選手名 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
西武 | 森 友哉 | 135 | .329 | 23 | 105 | 3 | .413 | .547 | .959 |
MVPはほとんどの人が予想していた通り、セ・リーグ坂本、パ・リーグ森くんという結果に。
改めて成績を見てみると、ショートで40本塁打とか捕手で100打点、OPS.959とか異常な数字を叩き出してますね(笑)
巨人、西武の両チームは惜しくも日本一になれませんでしたが、両選手の活躍なくしてリーグ優勝はできなかったでしょう。
来年も同じくらいの成績というのは難しいかもしれませんが、今年以上の成績を目指して頑張ってもらいたいですね!
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