日本ハム対巨人3回戦 6/16
2(遊)坂本
3(中)丸
4(三)岡本
5(一)大城
6(指)阿部
7(二)若林
8(左)重信
9(捕)炭谷
2(右)大田
3(指)近藤
4(一)中田
5(左)王
6(二)渡辺
7(三)石井
8(捕)鶴岡
9(遊)中島卓
菅野、復帰2戦目もなんとか勝利!
ほっとしました~。
今日は初回1、2球投げたところでかなりヤバイ感じがあったのでどうなることかと…。
とにかくストレートに球威はないし、変化球のキレもなく…
それでもなんとかごまかしながら6回くらいは投げてほしいなと思っていたけど初回から4連打を含む3失点。むしろよく3失点で凌げたなぁ…。
その後も逆球は多いし、球自体がそれほど改善したとは感じなかったのに、失投をなぜか相手が打ち損じたり、空振りが取れたりとほとんどヒットも打たせないまま7回まで続投。(ヒットは3回の王の1本のみ)
偶然なのか、日ハムの読み違いなのか、それとも逆球や失投を計算しての炭谷のリードなのか?
とにかく札幌ドームの広さにも助けられましたね。
菅野は何度も不満げな表情を見せたりフラストレーションがたまっている感じだったけど結果は結果。
不調のなかでもQSを達成してチームの勝ちに貢献したんだからエースの仕事をしたと言えるでしょう!
これで菅野はリーグトップタイの7勝目。
「内容も体も完璧ではないが、その日、その日のベストを尽くそうと思っている」というコメントからはなかなか上手くいかない苦しさを感じますが…
菅野が苦しみながら試行錯誤しているのは投球の際の「プレート(ピッチャーズプレート)」の位置にも見られました。
菅野はこれまでプレートの三塁側を、つま先を合わせるように踏んでいたんです。
今季も開幕戦の3/29、登録抹消前の5/15では三塁側を踏んでいます。
その理由は「右バッターへの外角に投げたときのクロスの角度がつきやすいから」。
菅野にとって右バッターのアウトローは生命線であり、アウトローへ10球狙って5球投げることができれば絶対に完封できる自信があるというくらい重要だそう。
しかし、復帰戦のプレート位置を見ると、これまでよりやや真ん中寄りになっていて、今日に至ってはプレートのほぼ真ん中部分を踏んでいました。
一塁側を踏むメリットは、プレートの幅のなかでボールをリリースすることができ、リリースの段階でボールがストライクゾーンのなかにあるので球審にストライクを取ってもらいやすいことと、左打者への外角のボールを遠く感じさせられること。
三塁側を踏むメリットは、見えにくさや角度。(右打者へのインコースのボールがボールゾーン→ストライクゾーンになり食い込むようなボールが投げられること等)
どちらにも一長一短あるけど、今季は右打者に対しては.208、左打者に対しては.310と明らかに左打者を苦にしているようなので菅野がプレート位置を変えたのは今季の左右別被打率が影響しているのかも…?
元広島の黒田さんのように一塁側ギリギリを踏まないのは右打者とのバランスや黒田さんのような変化の大きいツーシームを持っていないからでしょうかね…。
…とまあ、考察はいろいろできるけど、投球とプレート位置との関係は複雑で難しい!
菅野曰く「立つ位置によって全く景色が違う」らしく、一朝一夕にはいかないみたいだし、今日もなかなか思ったところに投げ切れていなかったのは、下半身の不安とともにこれまでと違うプレートの位置への微妙な違和感が影響しているのかもしれないですね。
いずれにせよ菅野は今まで築き上げてきたものを捨て必死に新しいスタイルを模索しようとしているようです。
菅野が今やろうとしていることが実を結んで、少しでも理想のピッチングに近づくことを一ファンとして願っています!
菅野、復帰後連勝「交流戦優勝して、最終的にリーグも優勝したい」 https://t.co/s25kKyCkMm #巨人 #ジャイアンツ #giants pic.twitter.com/iD6FZUJNN8
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) 2019年6月16日
そして菅野を今日も強力に援護してくれた野手の皆さん、本当にお疲れ様でした…!
エースが3点を失った次の回にすぐさま5安打5得点する攻撃は本当に素晴らしかった!
すぐ取り返せたっていうのがよかったですね。しかも下位打線で!
若林が”勝ち取った”ともいえるあの四球が、2回の大量得点を生んだと思います。
特にストレート→フォーク→ストレート→ストレートで追い込まれた後の5球目。
あのフォークをしっかり見逃せたのが大きかった。いいフォークだったのに。
若林は4回にも先頭打者で追加点につながるヒットを放ち、5回にはレフトへ犠牲フライと今日も大活躍。
犠牲フライを軽々打ってくれるのとか、嬉しすぎてちょっと感動してしまう…(笑)去年はマギーくらいしかまともに犠牲フライ打ってくれなかったもん。
若林が下位で打線を繋いでくれてるのがかなりありがたいですね。
そして不調のエースをなんとか勝たせようという打撃陣の強い意志も感じられました。
菅野はいよいよ「負け運」返上かな。
とにかく、これで交流戦4カード連続勝ち越し!
セのチームがパのチームの強さに圧倒されているなか、ジャイアンツは8勝4敗と大健闘です。
坂本の途中交代は非常に心配ですが、大したことはないとのことなので、早めの快復を祈りつつ…次のオリックス戦も勝ちこせるよう頑張れジャイアンツ!
山本くんを打ち崩せることを期待しています!
【二回はいい形で逆転した】
よくつないだ。すぐ(逆転した)というのは大きい。同点になったのも大きいし、勇人のタイムリーも大きかった。いい攻撃ができた。
【菅野投手は初回こそ3失点したが二回以降は抑えた】
立ち上がりをしっかりやろう、ということは言ったんですけど。(二回以降は)変化球を多めにしたというのはあった。ストライクゾーンを広めに使ったというところ。
【交流戦に入って4カード連続勝ち越し】
まだまだ(発展)途上ですが、西武戦もそうだが初戦を落として2、3戦目を取ったのは大きい。
【交流戦は本拠地6試合を残すということで頂点が見えてきたか】
いやいや、まだ6試合ありますから、1戦1戦です。
コメント
今度はプレートの位置ですかぁ…凄い❗
勉強になります
初回は菅野本人も不安だったと思うけど、炭谷の胸中を察すると相当なプレッシャーがあったと思います。
だから2回のタイムリーヒットは素晴らしかった❗ッス。
坂本もTHEcaptainって感じ❗
お見事!
ZKGさん、コメントありがとうございます。
調子のいい時の菅野ならまだしも、不調のエースをリードするのは炭谷も大変だったでしょうね~。(;´∀`)
打って守って、本当にお疲れ様でしたと言いたい!
プレートの位置については、菅野のピッチングバイブルを読んだときにすごく興味深いファクターだなと思って気になってたんですよ。
それがまさかこんな形で引用することになるとは思ってませんでしたけどね…(;´▽`A“
初回に3失点したときは今回はダメかなと思ったんですが、調整出来るのが菅野!
良くないなりに試行錯誤して、頑張りました!
打線もよく援護してくれましたね。
交流戦の優勝も見えてきたぞ〜!
kiyoharaさん、コメントありがとうございます。
ホントに初回はどうなることかと思いましたよね!
でもちゃんと状態を整えていけるところはさすがエース。
本当は立ち上がりから危なげないのが理想だけど、今はなんとか勝ってくれればそれでいいかな(^▽^;)
交流戦優勝は結構現実的じゃないですか!?本気で期待してますo(^-^)o
minamiさん、いつも鋭い観察ご苦労様です。
本当にこの試合の菅野を見ていたら(1回)、やっぱりダメかと思いました。
しかし、打撃陣がいきなり逆転してもらって、菅野も気合を入れなおした投球となり、1安打で抑え?ました。
菅野自体もインタビューで初回を踏ん張ろうと決めていたが出来なかったと言っていました。
やっぱり、いつもの6,7割の調子しか出ていないように思えます。今後は体と相談してゆっくりやってほしいと思います。
東海大OB(原と同期)さん、コメントありがとうございます。
初回のあの様子ではもう捕手が誰でも関係ないくらいひどいなと頭を抱えました…(;´∀`)
それがなんとか持ち直してくれてホッとしましたよ~。
調子は6,7割…もっと低いかもしれませんよね…。
それでもあれだけやれるのはさすがですが、本当に無理だけはしないでほしいですね。
若林の打席に内容がありすぎる。凡打や三振にも納得させてくれる。こんな選手、あまり巨人にいなかったタイプかも。この調子を続けてくれればうれしいけど、少し打てなくなっても原監督は我慢して使ってほしい。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
若林、すごいですよね~。
打席でも落ち着いてるし、ベテランの風格すら感じます。
調子の波が小さいタイプだといいんですけどね(^_^)