1日にスタートした2023年度のジャイアンツ春季キャンプですが、あっという間に2週間が過ぎました。
宮崎キャンプは今日で終了し移動を挟んで16日からは沖縄・那覇キャンプが始まります。
序盤にケガで二軍行きになった山﨑や堀田もとりあえずブルペンに入って投げられているみたいだし、大きなケガで離脱する選手もなく順調に日程を消化できてる気がしますね。
そして本日、那覇での2次キャンプに参加するメンバーが発表されました!
沖縄2次キャンプメンバー
18菅野智之、26今村信貴、28山田龍聖、29グリフィン、30鍵谷陽平、31赤星優志、33ビーディ、53高梨雄平、58船迫大雅、64大江竜聖、65メンデス、68代木大和、97井上温大、99ロペス、020戸田懐生、062横川凱、095堀岡隼人
22小林誠司、27岸田行倫、67山瀬慎之助
00湯浅大、2吉川尚輝、5中島宏之、6坂本勇人、10中田翔、23松田宣浩、35門脇誠、55秋広優人、61増田陸
7長野久義、8丸佳浩、12萩尾匡也、42ブリンソン、44ウォーカー、50オコエ瑠偉、003鈴木大和
沖縄行きが決まったメンバーの感想
侍ジャパンの合宿に参加するWBC組と、ケガで出遅れた山﨑と堀田(戸田・横川が昇格)以外では菊地大稀がスタート時の一軍メンバーから漏れ、新たに大江、代木、堀岡、山瀬が選出されました。
紅白戦で大活躍した中山礼都と岡田悠希あたりが入ってくると予想していたんですが…
連れて行ける選手の数も決まっていて二軍に送りにくいベテランがたくさんいるから難しかったんでしょうね。
うーん…残念だ。
紅白戦を観た感じでは中山も岡田も去年と比べると振りが力強くなってて好印象でした。
岡田は走ることと守ることに関しては一軍でも十分通用するレベルなのでバッティングでもアピールできればスタメンで出場できる選手だと思います。
中山も優れたバッティングセンスとタフな精神を持った良い選手。
去年は攻守で結構叩かれてたけど、私は将来的にジャイアンツの主力になる選手だと思っています。
問題はどこを守るかなんですよね…。
捕球は上手だし肩はまずまずで送球も安定してるんだけど、去年は守備範囲の狭さが気になりました。
紅白戦ではセカンドも守ってましたが、私的にはショートよりはセカンドで尚輝とスタメンを争う、もしくは後釜に座るのがいいんじゃないかと現時点では思います。
中山も岡田も結果を出したのに沖縄行の切符を掴み取れなかったのは可哀想ですが、腐らずに二軍でアピールし続けてもらいたいですね。
中山が漏れたことで現時点での坂本の後継者一番手はルーキーの門脇ということになりそう。
デーブコーチは「吉田正尚みたい」と絶賛していましたが、たしかに若干ハイウエストなユニフォームの着こなしやバッティングの構え、割れの作り方なんかが少し似てる気が。左手の使い方が全然違うけど。
紅白戦では攻守で良いアピールができていたので今後の実戦も楽しみですね。
あとはショートとセカンドを高いレベルで守れる湯浅も沖縄行きを勝ち取りました。
湯浅は守備に関しては本当に頼りになる選手だし、声出しでベンチを明るくしたりタフなメンタルを活かして代走やピンチバンターでも活躍できます。
紅白戦ではランナーを三塁に置いた場面でしっかり犠牲フライを打つというケースバッティングもできていたのでデーブコーチも満足だったでしょう。
個人的にはキャンプだけでなくシーズンが始まってもベンチに置いておく価値のある優れた選手だと思います。
投手では山田、赤星、井上、代木について少し。
まずは山田。
2021年のドラフトで2位指名された時は大勢が謎の存在だっただけに実は本命はこっちとか言われるくらい期待されていた選手でした。
ですが、プロ一年目は一軍での登板0。
ストレートの威力はあるけど制球力と変化球の精度に難があったのだと推測します。
紅白戦で私が注目していたのはそれらの課題をどれくらい解決できたのかでしたが、なんか微妙な感じでした。
球の出どころが見えにくいフォームや威力のあるストレートは健在だったけど、やっぱりコントロールに難があったし変化球も腕の振りに結構な差があったり狙ったところに投げられなかったり…。
まぁ、打者が狙っていてもなかなか打てないストレートは魅力的だしまだ1回目の実戦なので次回の登板を楽しみにしたいと思います。
次は赤星。
赤星は全体的にまとまった内容で安定感はありましたね。
エラーでランナーを出しても慌てることなく平常心で投げられていたのは好印象でした。
山﨑がコンディション不良で出遅れたので先発ローテに入る可能性は十分あるし、去年と同じようにリリーフで大事な場面を任されるかもしれません。
ただ、個人的には何かもうひとつ武器がほしい。
150キロ超のストレートも投げられて左右に曲がるボールも落ちるボールもあるすごく器用な投手ではあるんですが怖さがないというか…。
たとえば、しばらくの間右打者にはシュートの投球割合を極端に多くして「赤星=シュート」というイメージを植え付けるとか。
阪神の西くんや2021年に引退した大竹寛ちゃんみたいな感じ?
赤星は投げてるボール自体は良いと思うのでそういう駆け引きみたいな部分をもっと追求してみるのも面白いと思います。
三人目は井上。
井上は私が2019年のドラフト選手の中で一番期待していた選手で、将来的に左のエースになれると予想していました。
去年の7月にプロ初登板し9月にはプロ初勝利も記録。
オフにはDeNAの今永と一緒に自主トレをしてチェンジアップを習得したみたいだったので、紅白戦で成長の具合を見せてもらおうかと楽しみにしていたのですが、こちらも山田同様微妙な感じでした…。
まぁ、まだキャンプは始まったばかりなのでここから仕上げていってくれるでしょう!
最後は代木。
紅白戦は2回を投げて3安打1失点でしたが、原監督含め首脳陣の印象が良かったのか見事沖縄行きの切符を勝ち取りました。
代木は2021ドラフトで6位とスカウトの評価がものすごく高かったわけではないけど、同年代のトッププレイヤーたちの評価は非常に高く、たくさんの選手が気になる選手として代木の名前を挙げるほどでした。
高校時代のフォームを見た時から触る必要がなさそうなバランスの良いきれいなフォームだなぁと思っていましたが、紅白戦の投球を見るとさらに安定感が増したように見えました。
プロ2年目とは思えないくらいどっしりしている下半身が特に素晴らしい。
ボールの球威やキレだけじゃなく打者との駆け引きにも長けた野球脳の高い選手なので案外早く一軍で登板する機会があるかもしれませんね。
代木と石田の2021ドラフト高卒左腕コンビには要注目です!
その他、とんでもない強肩を見せてくれた山瀬など、もう少し触れたい選手はいたんですが疲れたので今日はこれくらいに。
以上、2023ジャイアンツ沖縄2次キャンプメンバーの感想でした。
後半の那覇キャンプも楽しみです!
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