中田翔ジャイアンツ加入についての感想、DeNA戦は拙攻が響き完敗…

試合感想の前に今朝発表された大ニュースから。

8月20日（金）、北海道日本ハムファイターズと野球協約第105条に基づくトレードに合意し、同球団所属の中田翔選手（32歳、14年目）が当球団に移籍することになりました。背番号は10です。

北海道日本ハムファイターズとのトレード合意について｜読売巨人軍公式サイト

日本ハム中田翔、ジャイアンツにトレード移籍！

翔さんの暴行騒動が報道される→日ハム栗山監督「正直、このチームでは難しい」

私はこの時点でもしかしたらジャイアンツが翔さんを引き取ることになるかもと思ってました。

１６日の夜のことだ。日本ハム・栗山監督から電話があったといい、そこでトレードの相談を受けたという。「（栗山監督は）自分の中では信頼感のある一人。彼から（話が）あって、ヨシっ、共有するということを、その結論に至ったということですね」

原辰徳が明かした中田翔G移籍舞台裏 16日夜に栗山監督から相談の電話…｜中スポ 

ネットでは例のごとくアンチ巨人にいろいろと厳しいことを言われていますが、”栗山監督から電話があったといい、そこでトレードの相談を受けた”という点が超重要！

決してジャイアンツからお願いしたわけではありません。

日ハムとジャイアンツは以前から何度もトレードをする間柄で関係性も悪くないし、栗山監督と原監督の仲、そしてなによりも原監督の性分が生んだトレードなのでしょうね。

それに翔さんは2015年のプレミア12や2017年のWBCなど、多くの国際試合で日本代表としてプレーした選手。

暴力行為という許されない事をしてしまったけど、日本野球への貢献も考えるとこのまま引退させてしまうのは惜しいと判断したんだと思います。

それにしても、ここ数年原監督はチームという枠から外れて日本の野球界全体を見るところがありますよね。

その度に凄い人だなぁと思うけど、今回の件に関しては後任におまかせではなくきちんと責任を持って翔さんを指導してくれないと困りますね(笑)

 

まあ倫理面はここまでにして戦力として翔さんはどれくらいやってくれるのか。

今季は39試合に出場して、打率.193、4本塁打、13打点でOPSは.577(出塁率.273、長打率.304)という成績。

ケガとかいろいろあったんだと思うけど数字だけ見るとかなり厳しい…。

でも、昨シーズンは30本塁打100打点以上(108打点で打点王も獲得)打ってOPSも.811となかなかの成績を残しています。

以前、東京ドームはこすれば入る的なことも言っていたので、新天地で心機一転ホームランを量産する可能性もなきしにもあらず。

守備に関しては2015、2016、2018、2020と一塁でゴールデングラブ賞も受賞している名手なので内野守備に安定感を与えてくれればいいですね。

今後の翔さんがどうなるかは全く予想できないけど、本人が言うように1からやり直して野球人として人として前に進めるよう頑張ってほしいです。

さて、首位阪神と1.5ゲーム差という状況で迎えたDeNAとの試合。

もし阪神が負けてジャイアンツが勝てば勝率の関係で首位に立つ可能性もあった大事な試合でしたが…

残念ながら1-6の完敗。

先制点はとったものの中盤に逆転され、終盤に3点を取られてとどめを刺されてしまいました。

先発の山口も良くなかったし、田中と今村も…。畠だけは2回をノーヒット2奪三振と結果を残しました。

特に山口は序盤からストレートが真ん中に集まることも多く危なっかしい投球だったのでよく5回の3点で済んだなと思いました。

打つほうはDeNA先発の京山からかろうじて1点を取っただけで6回以降はノーヒット…。

ウィーラーは打順を変えてもチャンスで回ってきちゃいますね。

2、4回で一本でも出ていれば京山を崩すこともできたかも。

あとは盗塁失敗がもったいなかった。3、4番の主力のとこなので高確率で成功する場合のみ走ってもいいんじゃないかと思いました。

ジャイアンツの拙攻とDeNA打線の強さが目立った試合でした。

案外あっさり首位を奪えるかもと思っていたけどあと少しが遠いなぁ…。