この日の試合は先制・中押しで有利に試合を進めながら終盤にリリーフが持ちこたえられずに逆転、しかし最後はサヨナラ勝ちと山あり谷ありでしたね。
坂本がケガをしなければ勝っても負けても1試合という気持ちだったんだけど…後味が悪い試合になってしまいました…。
今日5月9日は「母の日」ということで、選手たちはいつもは使えない「ピンク色」の用具を着用しお母さんへの感謝を表現。
用具にピンクを使ってはいけない理由は多分野球規則に書いてるんだと思うけど、確かボールが見えにくくなるとかで「薄い」色を使ってはダメというルールがあった気がします。(PANTONERの色基準14番より薄いのはダメとか)
坂本はSSKのプロテクターとアディダス系の用具は全てピンクに、丸もバッティンググローブやリストバンド、プロテクター、ネックレスに加えピンクに着色したバットも使用していました。
ほかにもピンクのリストバンドとピンクのファイテンネックレスを着けていた選手は多かったですね。(大城、若林、尚輝、松原など)
2回に丸がかわいいピンクのバットで先制ホームランを打ったときはお祭りみたいな感じで楽しかったです。
その後すぐに同点に追いつかれるも4回に1点を追加し問題の5回。
坂本は四球で出塁後に牽制に対して頭から帰塁し、直後に顔をゆがめ右手を気にするそぶりを見せました。
プレーの瞬間、右手がベースの前でガクッとはね親指が一塁手の足に引っかかったように見えたので、もしかしたら親指をケガしたかもと思いました。
しかし、坂本は走塁用手袋を着けられないまでもとりあえずそのままプレーしていたので軽傷だったのかな?と安心していたのですが、6回の守備から交代…。
病院での検査の結果は、右手母指末節骨の骨折。
母指末節骨というのは親指の第一関節あたりの骨だと思います。
親指の付け根や靭帯を痛めたという発表はないのでその点は不幸中の幸いといえるかもしれませんが…痛すぎる事態です。
ホークスのグラシアルも昨日帰塁時に二塁手と接触して、右第3・4指PIP橈側側副靭帯損傷、右第4指基節骨剥離骨折という大ケガを負ったし、今日はDeNAの倉本が一塁へのヘッドスライディングで左手を痛めて途中交代…。
やっぱり手からいくのは危ない!
倉本は打った直後でバッティンググローブ着用状態だったので仕方ないけど、ランナー時にはMLB選手が着けているようなスライディングミットを使用したほうがケガは少なくなるんじゃないかと思います。ドラえもんの手みたいになっちゃうけど。
スライディングミットはエンジェルスの大谷くんやトラウトなどが着用していたことで話題になり、NPBでも2018年5月から「走塁ガード手袋」として使用できるようになりました。
トラウトは一度、二盗の際に親指の靭帯を断裂したりしてますからね…。その危険性を身をもって知っている人が装着しているというのは説得力があります。
ジャイアンツでは重信やウィーラーが「PRO社」の製品を愛用しています。
しかし、NPB全体で見ると5本の指全てをガードするタイプのスライディングミットは親指が広がらないので走りづらいなどの理由であまり使われていないようですね。
コンマ1秒が成否を分ける盗塁・走塁時には違和感の少ないものを着けたいという選手の気持ちも理解できるのでケガ防止と機能性を両立したアイテムが開発されるといいなと思います。
その後キャプテンを負傷交代で欠いた嫌なムードが流れる中、首脳陣は好調とはいえない今村を6回途中で下げて継投に。
そして7回。
回を跨いでマウンドに上がった田中が四球と連打でノーアウト満塁の大ピンチをつくってしまい、そこから田中→大江→桜井→戸根の4人で計4失点…。
いろいろ意見はあると思いますが、個人的には同点までなら田中に任せても良かったんじゃないかと。
どうしても四球は出してしまうタイプの投手なので中村への四球は想定内。次の山田は尚輝がバウンドに上手く合わせられずの内野安打なので不運な部分もありました。
村上のところで代える判断もありだけど、村上はどちらかといえば右より左が得意なので目線を変えられるような右投手がいない中の続投はまあOK。打たれたのも相手が相手なのでシングルなら許容範囲です。
その後ノーアウト満塁でオスナをしっかり打ち取ったのは良かったし、ボール自体は十分走っていたように見えました。
まぁ青木に大江をぶつけるのは十分理解できるし、スモークと大城のまずい守備がなければ打ち取れてたのでこの起用は悪くなかった。
問題は大江→桜井。
首脳陣の桜井に対する信頼感が私にはちょっと理解できません…。
戸根が試合を壊さないように粘ってくれて本当に良かった。この試合の功労者の一人だと思います。
その後8、9回を井納さんと高梨が0で抑え、岡本様のスリーランホームランでサヨナラ勝ち!
8回の追撃のホームランでチームを逆転できるという気持ちに持っていき最後は自分が決める素晴らしい働きでした。
シーズンが始まってから4番らしい働きをしてくれたのは数えるほどでしたが、今日はジャイアンツの4番らしいチームを勝たせるバッティングを見せてくれました。
チームの大黒柱である坂本の長期離脱が確定的な状況で頼りになるのはやっぱり岡本さん。
坂本が帰ってくるまでなんとか優勝争いができる位置でいられるよう、岡本さんには獅子奮迅の活躍を期待したいです。
それにしても、この2試合でエースとキャプテンがいなくなるとは思ってもいませんでした…。
ショックが大きすぎる。
特に坂本は攻守で替えがきかないスペシャルな選手なのでチーム力の大幅な低下は否めません。
チーム一丸となってこの難局をなんとか乗り切ってもらいたいですね。
コメント
職場でチラチラBS放送を視ながら仕事していましたが、ちょうどリプレイ検証していたときに目に留まりました。坂本がかなり痛そうな表情をしていましたが実況では特に触れていなかったので特段気にすることもなく仕事にもどったのですが、後にニュース記事をみてびっくりしました。
カープは田中の調子が悪すぎて小園がショートを任されているわけですが、ジャイアンツにおいて坂本勇人は最も代えのきかない選手だと思っています。増田や吉川あたりで調子の良い選手を試していくことになるのでしょうかね。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
坂本の負傷はチームにとって痛すぎます…。
突き指くらいだったらいいなとは思ってたんですがまさか骨折なんて(´;ω;`)
ショートを守れるほかの選手たちにはかなり頑張ってもらわなければなりません。
小園はコンスタントに試合に出だしてから結構打ってますよね!
うーん、坂本は恐らく復帰まで1ヶ月+軽い調整期間ってとこでしょうか。幸いにもライバル阪神のショートも固まっていませんが今の巨人野手陣なら一番の痛手かも知れません。丸や岡本が上がってくるなら、コロナで丸ウィーラー中島がいなかった時よりマシですが…。尚輝と若林に期待がかかりますね。それより深刻なのはリリーフ陣。デラロサが帰ってくればもっと落ち着くとは思いますが、鍵谷高梨がトレードで来てなかったらと思うと恐ろしい。
Fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
坂本の離脱も痛いけどリリーフ陣の不調(?)も痛いですね。
第一波の疲れが出てくる頃でしょうか?
それにしてもこれまでかなり信頼度の高かった中川や高梨が打たれてしまうとどうにもできませんね…(;・∀・)
デラロサもすぐには元の調子に戻せないだろうし…。
勝つには勝ちましたけど、まあ7回表の投手と守備は酷かったですね。田中と桜井はとてもピッチングとは呼べない代物ですよ(戸根もですが)。とにかくストライク投げるのに一杯一杯なのに、ここはボール球でいいカウントでなぜか真ん中のストライクを投げる。これでは捕手のリードなんてほとんど意味を成さないでしょう。特に田中の球質は凄くいいのに全然活かしきれていない。際どいとこに投げようとしすぎなのではないですか。スライダー?のような落ちる球なんかはコースが全然外れてるので全く活きない。コース狙わないで真ん中低め狙って投げればいいと思うんだけど、それが出来ないのか、それともそれは素人考えなのでしょうか?
桜井のほうは僕もいい加減頭にきてます。毎度毎度こんなピッチング見せられては罵声の一つも飛ばしたくなるってもんです。表情だけは鋭く凄くいいのにピッチングとのギャップがありすぎる。あんな気合い入れなくても、もう少しリラックスして投げればいいのにという考えもやはり素人考えなんでしょうかね。
スモークの守備は草野球でも中々お目にかかれない凡プレーでした。今年はなんか素人か(呆)と思うような凡プレーが多すぎるような気がするんですけど気のせいですか?
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
田中は打たれたくない気持ちが強すぎるんですかねぇ…?
特に右打者に対してめちゃくちゃ逃げのピッチングしますよね。
まだゾーンに投げて打たれる方がましって場面もあるのでもうちょっとマウンドでの余裕を持ってほしい!
桜井は…う~ん…
ドラ1だからかけっこう使われてますけど実際かなり厳しいですよね…。
あと、全体的に凡プレーは今年確かに多い気がします。
去年がよかったので今年余計にそう見えるのかな?
まあコロナで離脱したり加入が遅れたりで連携とかが不十分だったりするんでしょうかね。