試合の数時間前に飛び込んできたジャイアンツの新型コロナウイルス『特例2021』申請のニュース。
第一報で陽性が確定した丸とナカジ、再検査の若林(後に陽性判定)、そして接触頻度の高かった亀井さん、増田、北村の計6選手の一軍登録抹消、さらに試合の約1時間前にウィーラーの陽性判定も発表されました。
⇒新型コロナウイルスの陽性判定について|ジャイアンツ公式サイト
幸い陽性判定が出た4選手は全て無症状で健康状態は良好とのこと。油断はできないけど本当に良かった。
東京や大阪を中心に変異株が急拡大しているので、今はどれだけ感染予防対策を徹底していても人と関わり合いのある仕事をしていれば100%感染を防ぐことは難しい状況です。
ジャイアンツは昨年からこういう事態を想定してリスクマネジメントの重要性を認識し対策に力を入れていたので、今季チームスローガンに加えた『1 TEAM』の精神でこの難局を乗り切ってもらいたいですね。
お互い新型コロナの影響を受けた苦しいチーム同士の3戦目は2-1でジャイアンツ勝利。
二軍から昇格してきた選手を含め、チームでなんとか勝ち取った価値ある1勝でした!まさに『1 TEAM』。
先発はジャイアンツが今村、ヤクルトが金久保。
金久保は去年初めて一軍のマウンドに立ったプロ4年目の選手ですが、偶然オープン戦で投げているのを見て良いストレートを投げるピッチャーだなと注目していた選手です。
ストレートが球速表示よりもかなり速く見えるのでリリース時の指先を見ると”指を揃えて投げる”タイプでした。
元阪神の藤川さんをはじめこのタイプの投手のストレートは本当に素晴らしいです。日ハムの杉浦とかもそうだったと思う。
ただ、この投げ方をする投手が少ないのはやっぱり難しいからなんでしょうね。リリースの瞬間にバランス良く力を加えないと思ったところに投げられないとか。
金久保も例に漏れずコントロールの良い投手ではなさそう。
でもこの試合では多少荒れ気味でも力のあるストレートを軸にジャイアンツ打線にほとんど仕事をさせませんでした。5回2安打無失点…。
次回登板時にはしっかり打ち崩せるよう対策を考えといてもらいましょう。
ジャイアンツ先発の今村も初回は力のあるストレートをズバッとコーナーに投げ込み2三振を奪う最高のスタート。
試合を通してストレートは良かったし今季自信を持っている左打者へのシュートも効果的で必殺のフォークにつなげる投球はできていました。
でも、去年同様あのふんわりスライダーがイマイチなんですよね。もっとキュッキュって感じでキレがでないものか…。そういうボールが投げられたら二桁間違いなしだと思う。
それでも終わってみれば今日も7回6安打8奪三振1失点と最高に近い結果を残しました。
先制点を取られて味方の援護がないなかでも0で抑え続けて長いイニングを投げたのは素晴らしかったと思います。
2回3回の味方の好守も大きかったですね!
2回の立岡と3回の坂本。
2回の大ピンチでダイビングキャッチを成功させた立岡のファインプレーはお見事!
いつも一軍に上がってきたら何かしらの仕事をしてくれる立岡。二軍で焼けて真っ黒な顔が仕事人ぽくてかっこいい。
3回の坂本のプレーは結果的にはショート内野安打になったけど諦めずに追いかけて止めることができたからこそ追加点を許さずに済みました。
この二つのプレーがなければ2回か3回で今村がノックアウトされている可能性も十分にあったと思います。
打てなくてもチームのために声を出して盛り上げたり守備で貢献できるのが野球の良いところ。
良いプレーが見られてうれしかったです。
チームで守って7回まで0-1。
石川が歩いて大城もよく打ってくれました。
そして最後は代打廣岡の逆転タイムリー。
1球目のスライダーに全くタイミングが合っていなかったので、いつもと同じように全球変化球で終わりかと思っていたらまさかのストレート。キャッチャー怒られなかったかな?
それでもちょっと芯をずらされた感じだったので外野フライかと思ったらさすがのパワーでしたね!やっぱり当たれば飛ぶ!
若林が離脱したことでセカンドは一気に層が薄くなったし、いつ誰がまたコロナで登録抹消されるか分からない状況なので複数ポジションを守れる廣岡の力は絶対必要。
これからも力強いスイングに期待したいと思います。
火曜日からは阪神、続いてカープとの戦いが待っています。
今季ジャイアンツと同等かそれ以上の戦力を誇る2チームに今のメンバーでどれだけやれるかは分かりませんが(ジャイアンツ用にすごい先発揃えてきてるし…)、『1Team!~和と動』を胸に全力で戦ってもらいたいですね。
キーマンはやっぱり岡本さんだ!頑張れ!!
コメント
コロナ陽性で無症状であっても倦怠感等の後遺症が残ることもあるらしいので、後々そういった症状があると個別に発表されることはないでしょうが、スポーツ選手にとってパフォーマンスの低下に繋がらないことを祈るのみです。
カープは8安打で1得点と決定打に欠け、DeNAに初白星を献上してしまいました。投手が大崩れしなかったことがせめてものポジポイント。
火曜日からヤクルト・ジャイアンツと関東遠征が始まりますが、各球団がこれまで以上にコロナ対策にピリピリするのでしょうか。チームで活動している以上1人だけの陽性で済むことは少ないでしょうし、まだまだ始まったばかりのプロ野球全体に影響がでないことを祈るのみです。
観客も入ってほしいですしね。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
無症状なのはよかったんですが、仰る通り後遺症が心配ですよね。
アスリートは体が資本ですから…
あと、隔離期間中はトレーニングもできないので筋力や感覚も低下してしまいそう。
陰性になったからといって元の調子に戻れるわけじゃないですしホントに大変な事態になりました(>_<) ヤクルトはメンバー編成できなくて二軍戦中止になったりしてるみたいだし、どこも油断できない状況ですね。
恐れていたことが現実になってしまいましたね。起きたことは仕方ないので、代わりに出場する選手達にはチャンスと思って頑張ってもらいたい。その中でも自分の注目は香月で、スイングだけを見ると大化けしそうに感じるので今までも期待してたんですけど、中々チャンスに恵まれなかっただけに、降って涌いたような今回のチャンスで、派手ではないですけど、なんとか結果を残してくれました。惜しむらくはあともう少しでホームランになった二塁打ですね。あれがホームランになってれば首脳陣に強烈なアピールになったと思うんですけど、この辺が持ってない所なんでしょうか。でもバントも無難に決めることが出来たことだし、暫くはチャンスも沢山貰えそうなので、ここは人生最大の勝負のつもりで頑張ってもらいたいです。
ヤクルト戦(神宮)の後のジャイアンツ戦は広島に帰ってからでした。
ジャイアンツは甲子園>>マツダズームと敵地での連戦ですね。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
たくさんの人が関わって成り立っているスポーツですからやっぱり完全に防ぐことは難しいですよね…。
ウィーラーや若林など好調だった選手はホントに悔やまれます…(>_<) その分、代わりに抜擢された選手たちには頑張って活躍してもらわないといけませんね! 香月もどんどん打ってアピールしてほしいです!