沖縄での2次キャンプが始まり、待ちに待った初の対外試合が行われました。
しかも相手は同じセ・リーグで優勝争いをするであろうカープ。
ジャイアンツの選手たちだけじゃなく相手チームの新加入選手たちの様子も気になる一戦でした。
両チームの先発はジャイアンツがドラ1ルーキーの平内、カープは床田。
この試合の平内は、球にばらつきはあったものの貫通力のあるストレートは相変わらず力強かったし、縦のスライダーやスプリットも制球はさておき変化自体は良かったのではないかと。
球は暴れていたけど球威のあるタイプなので打者にとっては逆に打ちにくいかもしれません。キャッチャーは大変だろうけど…
この時期に150キロ出せているので調整は順調そう。次回はもっと良い投球が見られるといいですね。
相手の床田も良い投球をしていました。
キャッチャーの石原がすごく良い音をさせていたのもあるだろうけど球威のあるボールを揃えていたなと感じました。
カープの先発ローテは現状、森下、久里、大瀬良くん、遠藤、栗林…と右投手に偏っているので床田の調子が良ければ使いたいところでしょうね。
両先発ともナイスピッチングでした。
その他、両チーム合わせて8人の投手が登板しそれぞれ好投しましたが、気になったのは新人選手たち。
3番手で登板した伊藤優輔。すごく良いピッチングだったと思います。
前回11日の紅白戦では1回を投げて3安打1四球4失点となかなかに酷い結果でした。ただ、その時も最後のほうになってから制球が安定し出し良いカットボールも投げていたと記憶しています。
今回の登板では前回苦しんだ制球面もしっかり修正できていたし、なによりボールの質がすごく良かった!
私はもともとスライダー成分が多いストレートを投げる投手が好きなのですが、伊藤も力強くてノビもある良いストレートをガンガン投げ込んでいました。
得意のカットボールも素晴らしく高めは手元でグッとスライド変化し、低めは良い感じに落ちていて打者も打ちにくそうでした。
基本はストレートとカットでしたが、カーブやスプリットも投げていたっぽかったので次回はカット以外の変化球ももっとみたいです。
起用方法はおそらくリリーフになると思うけど、三振をたくさん取れる感じのピッチングじゃないのとカーブやスプリットも投げられるなら先発で使っても面白いのかもと思いました。
とにかく今日はナイスピッチングでした。次回の登板も楽しみです。
カープの新人投手たちも予想以上に良い球を投げていて驚きました。
2020年のドラフトで即戦力としてはNo.1かもと言われていた栗林を筆頭に森浦、大道のドラフト1、2、3位トリオは一軍でも十分結果を残せそうな感じでした。
栗林はまだまだ調整途中っぽかったけど角度のあるストレートや変化球は森下に似ていてやっかいそうだったし、森浦の球持ちの良いストレートやスライダー、制球力は左右問わず打者を苦しめそう…。
大道はストレートが抜群に良かったですね。この試合で登板した投手のなかでは一番力強かったかも?
先発もこなせそうだけどリリーフとして起用されたらかなり厄介な存在になるんじゃないかと思いました。
昨シーズンのカープは投手で落とす試合が多かったのでドラフトで即戦力投手を揃えてきたイメージがあるけど、この試合を見る限りでは良い補強をしたんじゃないかと思います。
全員が機能すれば間違いなく優勝争いに加わってくるでしょう。
両チームとも投手が良かったので打者は寂しい感じになっちゃいましたが、湯浅なんかは状態が良さそうに感じましたね。ボールも良く見えていた気がします。
最終回ではミスや消極的な打撃もあって怒っていた首脳陣もいたのでそのあたりのすり合わせをしっかり行ってほしいです。
以上、初の対外試合カープ戦の感想(投手中心)でした。
コメント
少し遅くなりましたが、個人的に平内は面白いけどまだ即戦力とは言えないと思うんですよね。テイクバックが小さくて打ちにくそうだったし、縦スラやスプリットは使えそうですが、精度がまだまだ。あともうひとつくらいは一軍で通用するボールが欲しいですよね。下手に中継ぎで使うんだったら将来のエース候補として二軍で育てるべきかと。野手では長身なのに柔らかいバッティングをする秋広もそうですが、八百板が力強くてシャープなスイングをしているのには驚きました。楽天時代からよくいる非力な俊足巧打タイプだと思ってたんですけどね。もしかしたら一軍でもなかなか面白い存在になるかもしれませんね。
Fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
平内は素材は申し分ないと思うけど変化球とストレートでフォームが違うとか言われてたし
ケガで実戦経験も多くないみたいなのでゆっくり育ててほしい気はしますね。
八百板は去年あたりから長打力が付いてきましたね。
今年は楽しみです!