11月4日 対広島23回戦・マツダ
優勝決定試合以来、久しぶりの試合感想です。
今季CSがないセ・リーグはやっぱり消化試合感が否めません。
坂本の2000本安打や暫定二冠の岡本さんが気になって毎試合きっちり見てはいるんですけどね。
この試合は日本シリーズに登板する可能性がある高橋優貴と21歳にもかかわらずローテを守り続けている遠藤の投げ合い。
前回は2回で7点を失い負け投手になった高橋。
この試合で不甲斐ない投球をするようなら日本シリーズでの登板は厳しいだろうと思いながら見ていましたが、なんともいえない微妙な内容でしたね。
スライダーはともかく、ストレートもスクリューもカーブも個々の球だけ見れば素晴らしいボールもありました。
初回曾澤から三振を奪ったスクリューなんかはこれぞ高橋優貴!といえるような見事なボールだったと思います。
だけど、制球が不安定なのは相変わらずで終始ランナーを背負ってのピッチングでした。四死球5…。
相手投手の遠藤がノビのあるストレートを軸にほぼ完璧な内容でアウトを積み重ねていたので、高橋のテンポの悪さが目立っていました。
原監督は四球を出さずにリズムよく投げる投手が好きなのでその点では評価を下げてしまったかもしれません。
制球重視で腕が振れなくなったら魅力が半減してしまうし、なかなか難しい投手ですね(笑)
結局、高橋は5回を投げて5安打4奪三振5四死球1失点という内容で降板。
その後はお試しと調整を兼ねてディプラン、田中、大竹、横川の4投手が登板しました。
ディプランは正直厳しい…。前回一軍で登板したときと比べてあまり成長していないように感じました。
大竹もまだまだ本調子には程遠いけど、日本シリーズで投げられる右のリリーフは重要なのでなんとか仕上げてほしいところ。
最後に投げた横川は2018年にドラフト4位で指名され、大阪桐蔭高から入団した2年目の20歳。
8回一死一塁の場面でのプロ初登板となりましたが、田中をセンターフライに打ち取り、鈴木にはヒットを許したものの、最後は大盛を三球三振に切って取り無失点でマウンドを降りました。
ファームで体作りに勤しみ、球速も以前と比べるとかなり上がって制球力も改善されていましたが、まだまだ一軍で投げ続けるのは難しいという印象を受けたので、これからもたくさん練習して同学年の根尾、藤原、柿木らに負けないように頑張ってほしいです。
打つほうはもう少しで遠藤に完封されるくらいの内容だったので特に書くこともなく…。
それだけに二塁打を打った重信やウィーラーはよく頑張ったかな。
アピールをしなければいけない選手も多いけど、くれぐれもケガにだけは気をつけてもらいたいですね。
2日に14選手と来季の契約を結ばない旨が発表され、3日には鍬原と堀田のドラ1コンビが自由契約になることが決まりました。
新しい選手が入ってくるので、退団しなければいけない選手が出るのは当然ですが、毎年プロの厳しさを感じますね…。
まだ追加で発表される選手もいそうなので、当落線上でチャンスを与えられた選手は悔いのないよう精一杯プレーしてもらいたいものです。
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