もしかしたらシーズン中に緊急トレードがあるかもという話はちらほらと出ていましたが、いきなりの発表に驚きました。
トレードの相手は北海道日本ハムファイターズ。
ジャイアンツから「吉川 光夫投手」と「宇佐見 真吾捕手」、ファイターズからは「藤岡 貴裕投手」と「鍵谷 陽平投手」の2対2トレードになったようです。
日ハムさんとのトレードは毎年の行事みたいになってますね…。
ジャイアンツ | ファイターズ | |||
2003 | 入来祐作 | 井出竜也 | ||
2004 | 河本育之 | 中村隼人 | ||
2005 | 金銭 | 伊達昌司 | ||
2006 | 岡島秀樹 | 実松一成 | 古城茂幸 | |
2008 | 林昌範 | 二岡智宏 | マイケル中村 | 工藤隆人 |
2009 | 岩舘学 | 金銭 | ||
2010 | オビスポ | 須永英輝 | 紺田敏正 | |
2011 | 金銭 | 高橋信二 | ||
2013 | 市川友也 | 金銭 | ||
2015 | 須永英輝 | 矢野謙次 | 矢貫俊之 | 北篤 |
2016 | 大累進 | 乾真大 | ||
大田泰示 | 公文克彦 | 吉川光夫 | 石川慎吾 |
光夫は今シーズンかなり期待してたんですけどね…。
背番号もぐっさんの47を受け継いでセットアッパーとして頑張ってくれると思ってました。
シーズン前の特集でも結構大きく取り上げられてたし、私だけじゃなくて多くの巨人ファンや首脳陣を含めたチーム関係者からも期待されていたと思うんです。
本人も「今年の目標は、50試合以上登板すること(ポイントは左打者を抑えること)」とやる気を見せていたんですが、6/5の楽天戦でのイメージがあまりにも悪かったのでしょうね…。
一軍での成績は9試合に登板し、0勝1敗3ホールド、防御率9.95となかなか厳しい成績でした。
光夫は結構好きな選手だったので残念です。
吉川姓が一人いなくなるのもなんだか寂しいですね。
そして、宇佐見。
シーズン前の立ち位置は炭谷、小林、大城、阿部に次ぐ5番目かな。
炭谷が加入して、ただでさえ熾烈だった正捕手争いがさらに激しさを増し、下からは岸田も突き上げてきているなか、捕手の層が薄いファイターズに求められてトレードになったようです。
宇佐見は2017年後半の活躍は凄かった。
ゆったりとして的が大きく見える構えも好きでした。
怪我さえなければ…と思うところが非常に大きいですね…。本当にもったいない。
ただ、まだ26歳と若いので、選手の育成が上手なファイターズで成長する可能性は十分にあります!
今季の一軍成績は4打数1安打、打率.250だったけど、これから阿部みたいな捕手になるかもしれない…!
トレードというのあまりいいイメージがないように思いますが私は基本的にトレードには賛成です。
一軍で大活躍して人気もあるような選手がトレードされるのはどうかと思いますが、一軍ではなかなか出場機会をもらえずに二軍で燻っているような選手であれば、新たな活躍の場を求めるのは当然のことですよね。
「プロ野球選手は一軍で活躍してナンボ」とよく言いますが、本当にその通り!
チームではなく選手個人のファンの多くも、一軍でプレーしているところを見たいと思っているはず。
まあ、ジャイアンツはトレードしたことを悔やむようなケースが結構な確率である気がするので、光夫と宇佐見も日ハムで驚くような大活躍をするかもしれません。
実際、トレードされることをポジティブに受け止めている選手は多いみたいですね。
プロ野球のOBたちが野球についての情報を発信しているYouTube「OBTV公式チャンネル」で、トレードについての回があったんですが、西山秀二さん(南海→広島→巨人)はトレードされてうれしいと言っていました。
当時南海ホークスが暗黒も暗黒の最悪状態だったらしく、そこから出られるだけでもうれしかったのにセ・リーグ(広島)にトレードされることが決まって喜んだようです。
逆に副島孔太さん(ヤクルト→オリックス)は優勝争いをしていたヤクルトから、首位に20ゲーム差離されているオリックスに移籍して気持ちが落ち込んだそう。
その時のオリックスがプロとは思えないくらい活気がなくチームもバラバラでお通夜のように見えたかららしいですが…すごい話ですね。
皆さんの意見を総合すると、自分が良いイメージを持っているチームに行けるなら悪い気はせず、さらにトレード前の自分の立ち位置が二軍ならチャンスをもらえる可能性が上がるのでポジティブに捉えられるということでした。
光夫は出戻りになるし複雑な気持ちだと思うけど、日本ハムは育成も考え方も全てにおいて”しっかりした”素晴らしいチームというイメージが強いので二人とも悪いようには考えてないんじゃないかな。
日ハムは北海道北広島市に建設中の新球場が2023年には開業予定で、選手の待遇も今までより良くなるはずですしね!(ヒグマが出るとか書いてるのは物凄く怖いけど…)
ちなみに、シーズン中のトレードで一番困るのは引っ越しらしいです。
選手はいきなりトレードの話がきて、すぐにトレード先のチームに合流しなきゃいけませんからね…。
荷物をまとめる時間もないそうですよ。
両親や家族、友人、恋人に手伝ってもらうなど、皆さん苦労されたようです。
また、トレード選手には移籍金が支払われるという決まりもあるみたいですね。
独身者には50万円、既婚者には100万円がそれぞれ支払われるルールになっているようです。今もそのままの決まりなのかな…?
新しくジャイアンツに加入する藤岡、鍵谷両投手については最近の出場試合を見ていないので球質や球種など、分からない部分が多いんですが…
藤岡投手は大学時代、菅野、野村祐輔とともに「大学ビッグ3」と呼ばれていましたね。
菅野監修の「菅野智之のピッチングバイブル」にも3人で撮った写真が載せられていました。(右が東洋大時代の藤岡) 野村も若いけど、この時の菅野シュッとしててかっこいい。
藤岡は来月で30歳、まだまだ若いです!
3球団競合ドラ1の実力をジャイアンツで十分に発揮してもらえればと思います。
鍵谷投手は 2017年に60試合に登板し、WHIP0.88という素晴らしい成績を残しているリリーバー。
ここ2年は結果を残せていませんが、ジャイアンツリリーフ陣の助けになる好投を期待しています。
慣れ親しんだ選手が贔屓のチームからいなくなることは寂しいものですが、お互いのチームにとっても、そして選手にとってもこのトレードが素晴らしいものになることを願っています。
【吉川光夫投手コメント】
2年半という短い間でしたが、あまりジャイアンツの力になることが出来なくて申し訳ないというのが、今、一番の気持ちです。そんな中でも大きな声援を送っていただいたファンの方々には感謝しています。
【宇佐見真吾捕手コメント】
必要とされて日本ハムに行くのだと心に置いて、新天地で結果を出していくことが、獲っていただいた日本ハム、そして3年半お世話になった読売巨人軍に対しての恩返しになるので、頑張りたいと思います。
コメント
宇佐見にとってはとてもいいトレードだと思います。大田の時はかなり不満でしたけど、ぜひ大田のような活躍を見せてほしいです。
2017の宇佐見は凄かったですよね‼4本のホームラン以上の印象を残しました。特にインコース低め足下のクソボールをホームランにしたあの曲芸打ちが忘れられません。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
曲芸打ち、ありましたね~!あれにはびっくりしました。
宇佐見は日ハムで早速出番をもらって頑張ってますね!
急な事なので苦労してるみたいですが…
今後の活躍を祈っています(^_^)
宇佐見はキャッチャーが上で詰まってますので日ハムで活躍を期待しますね。
吉川はもう少し様子を見てほしかったかな〜!
いい球は持ってるので我慢して使ったら巨人の力になると思うのですが…でも日ハムでも頑張ってほしいです!
kiyoharaさん、コメントありがとうございます。
私も光夫はもう少し様子を見てほしかったなーと思います。
きっと一軍に戻ってきてくれると思ってたので残念…。
だけど宇佐見も光夫も日ハムではたくさん出場機会を得てこれまで以上に活躍してほしいですね!