5月11日にオンラインで開催された12球団代表会議。
そこでは具体的な開幕日は決まりませんでした。
自粛の効果もあってか、順調に新型コロナウイルスの感染者は減り続けていますが、全国で緊急事態宣言が解除されたわけではないので保留という形になったのだと思われます。
ただ、今のペースなら月末で解除される可能性は十分あるので、6月開幕の目もあるのではないでしょうか。
開幕するとなると当初は無観客で、さらにチーム関係者の移動にも細心の注意を払う必要があります。
その対策のひとつとしてNPBは移動リスク減に新日程を検討しているようです。
セでは、数週間ごとに首都圏(東京D、神宮、横浜)とそれ以外のエリア(ナゴヤD、甲子園、マツダ)での主催試合を固めるパターンが検討されている。
一方、パでは、同一カード6連戦が検討されている。日本ハムの本拠地の北海道などは、空路の移動が避けられないため、週1回の移動で済む同案が浮上した。
有名人のツイッターまとめサイトみたいになっていた報知が、開幕近くになってようやく仕事をし始めましたね(笑)
それはさておき、新日程案は両リーグともにそれぞれのチームの本拠地の場所を考慮すると悪くないアイデアだと思います。
セ・リーグのプランは首都圏のジャイアンツ、ベイスターズ、スワローズの選手は自宅から通えるので地方のチームに比べて有利かなとも思いますが、移動リスクを減らすには効果的なのではないでしょうか。
パ・リーグのプランは公平性がある程度担保でき、移動も半分にできるのでいいですね。
しかし、やはり飛行機など公共の乗り物を使うわけなのでその点は少々不安が残るかもしれません…。
いろいろな案を出し合って最高は難しくても最善のプランを練ってほしいですね。
…と、まあ現在はチーム関係者に絞った感染対策が表に出てきていますが、注意が必要なのはむしろ関係者以外だと思います。
無観客で試合を行うということが決定したとしても、プロ野球は人気スポーツなのでさまざまな理由(単純にファン、転売目的など)で選手の写真を撮りたい人やサインをもらいたい人が現地に押しかける可能性が考えられます。
特に今年はスワローズの奥川選手やマリーンズの佐々木選手、タイガースの西選手、カープの森下選手など、話題のルーキーがたくさんいます。
試合後やホテルで出待ちする人は必ず出てくると思うので、球団側が「現地に来てもメリットが全くない」ということを予め告知しておくなどの対策が必要かもしれません。
ようやく緊急事態宣言が解除されたのに、野球ファンがたくさん押しかけて感染者が増えたなんてことになれば、その地域の人々(特に野球に興味のない人たち)のヘイトはNPBや球団に向き、リーグ中断という事態になってしまいかねません。
そうならないためにも早いうちから対策を考えて周知してもらいたい。
もちろんほとんどの人は危険な行動をとった結果がどうなるかということを想像できると思うのでそんな心配は無用ですが、無観客試合を球場の外まで行って観戦するという人も中にはいるようなので…。
周りの人のことを考えて適切な行動をとりたいものですね。
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