日本シリーズまであと2日に迫りました。
日本シリーズの情報や選手の契約問題など、毎日のように新しい情報が入るので試合がなくても退屈しません。
日本シリーズ関連では、SMBC日本シリーズ2020に出場できる資格を有する「出場資格者名簿」が公示されました。
支配下選手の中から登録された40名のうち26名がシリーズの各試合でベンチ入りして戦うことになります。
⇒「SMBC日本シリーズ2020」出場資格者名簿公示|NPB公式
ケガで出場が危ぶまれていた亀井さんや中川もメンバー入りし、好不調はともかく戦える状況にあるということでホッとしています。
そのほかのメンバーを見ると、まぁこんなものかなとも思いますが、北村が外れたのには少々驚きました。
シーズンの前半は北村のおかげで勝った試合もあったし、順調にステップアップしている感があったのに徐々に出番が少なくなり10月の終わりには登録抹消…。
少ないチャンスをモノにして出場機会を得ることの難しさを教えてくれた気がします。
対照的に日本シリーズでもスタメンが予想されている松原なんかは上手く上昇気流に乗りましたね。
満点の活躍とは言えませんが、亀井さんやパーラがケガで離脱した穴を埋め、リーグ優勝に大きく貢献してくれたと思います。
とりあえずジャイアンツはベストな布陣で戦えそうですね。
一方ホークスは東浜が右肩不調で名簿から外れました。
ただ、東浜抜きでも千賀、石川、和田、ムーア、笠谷、大竹、二保、武田、バンデンなど、多数の先発候補が名を連ねているので、短期決戦での戦力ダウンは微々たるものでしょう。
野球評論家の日本シリーズ予想を見ても、忖度無しならほとんどの人がホークスの勝利を予想していますし、ジャイアンツにとって厳しい試合になるのは間違いなさそうです。
少し気になるのは今日発表された「全試合DH制」。
選手の疲労や肉体的負担が強いことを理由にホークスが提案したものを巨人が受け入れ、臨時日本プロフェッショナル野球組織実行委員会で合意されたようですね。
1985年の日本シリーズ(阪神対西武)以来となる35年ぶりの試みだそうです。
DH制で戦っているパ・リーグ側から提案したこともあって、この変更は一見ホークス有利な気もしますが、飛び抜けた選手はいないとはいえ打撃陣の層が厚いジャイアンツにとってそこまでマイナスでもないかもしれません。
候補はたくさんいるので、DHに誰を選び、どういう打順を組むのかで試合展開も結構変わってきそうですね。原監督には大胆な起用で勝機を掴んでもらいたいです。
有利とか不利とかいうことは度外視してね。選手の安全性であったり、あるいは時間短縮であったり、あるいはスリリングな野球をするとか。まあ近代の野球ではやっぱり発展する、させるという部分においてはやっぱり、一歩踏み出す必要があるだろう、というところですね。面白いシリーズになると思いますよ。スリリングな、息の抜けないね。
最後は選手の契約問題。
たくさんの選手が戦力外となり、自由契約になる選手もちらほら出てきましたね。
ドラ1の堀田や直江の自由契約には正直驚きました。
堀田はトミージョン、直江はヘルニアの手術で来季の出場が危ういからという理由なのかもしれませんが、ドラフト上位の選手が短い期間で育成選手になるということには複雑な感情を抱いてしまいます。
戦略的には来季プレーできないかもしれない選手に支配下枠を使うのはもったいないし、合法的な人的補償逃れとしても有効ではありますが、選手たちの心情を考えると…
プロ野球選手は個人事業主なのは当然で、里崎さんの言うように育成選手は会社でいえば契約社員なので使い捨ても仕方ないという考え方も全て間違いとは思いません。
けれど、球団側も高校を卒業したばかりの一人の人間の人生を左右するという重みをしっかり感じながら選択してもらいたいですね。
とにかくいろいろと情報の多いこの時期、ファンとしてはやたらとソワソワしてしまいますが選手たちにはしっかり地に足をつけて日本シリーズに臨んでもらいましょう!
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