2019ジャイアンツ春季キャンプもあっという間に5日が過ぎ、第1クール最終日となりました。
この日の練習メニューの中で注目すべきはやっぱり「1ヵ所バッティング(シート打撃)」。
シート打撃は実戦に即した形(試合形式)で行われる打撃練習なので、見てる方も楽しい練習のひとつです。
打者・A組を見ると今季のだいたいのスタメンが見えてきそうな気もしますね。やっぱり丸2番、坂本3番、岡本4番でいくのかな。
打者に関してはまだまだ本調子には程遠いと思いますが、投手は高橋由伸前監督も言っていたとおり、投げられる選手はある程度は調整できているそうなので期待して見ていました。
投手で要注目なのは、昨シーズンまずまずの結果を残した「今村信貴」、2017年ドラ1で今年はセットアッパーとして期待されている「鍬原拓也」、そして2018年ドラ1の期待のルーキー「高橋優貴」ですね。
八戸学院大で、通算41試合17勝10敗 防御率2.02 奪三振率10.72 四死球率4.09の成績を残した高橋優貴投手。
外れの外れの1位(根尾→辰己→高橋)での指名でしたが、今日の内容を見る限り、想像していたよりずっと良い選手だなと思いました。
打者はまだまだ調整段階とはいえ、丸や坂本、岡本らを相手に1安打(坂本)1四球(岡本)、3奪三振と素晴らしい結果。
坂本の1本(中安)は低めの完全なボール球を強引に打たれた感じだったので、まぁあれはしょうがないかな(;・∀・)
さすがは「バッドボール・ヒッター」坂本。
投球内容はストレートがよく走っていたし、カウントも稼げて空振りも取れるスライダーは左右関係なく通用しそうで、右打者へのスクリューはかなり効果的な印象でした。2段モーションもタイミングが取り辛そう。
とにかく低めを意識していたのか、変化球はほとんど、ストレートも半分以上がベルトより下にしっかり制球されていたと思います。
現状の彼がどれくらいの仕上がり状態なのかは分からないけど、ここからまだ上げていけるのなら1年目からかなり期待できそうな予感…!
これは先発争いが本当に楽しみです!
高橋優貴選手のコメント
マウンドに行くときは緊張しました。真っすぐをもっと磨かないと変化球が生きてこない。最終的には真っすぐでも抑えられる投手になりたい。開幕一軍を目指していきます。
高橋選手への原監督のコメント
きょうの成績というのがもちろん、全てではありませんけれども、非常にいいスタートは切ったと思います。非常に実戦的な投手。
今村も順調に調整できていそうですね!
序盤こそ連続して四球を出しましたが、伸びのあるストレートと変化量の多いスライダーは相変わらず打ちにくそうでした。
安定感があって信頼できる投手だと思います。
最後は鍬原ですが、ストレートの球威と良い意味で気持ち悪いシンカーは健在!
でも、やっぱり球は暴れる…(;´Д`)
打者はコースを絞れないので絶対打ちにくいとは思うのですが、今の状態では待たれて四球連発になりそうでちょっと心配ですね。
投球フォームが去年の終盤よりさらにゆったりとした2段モーションに変わっていたので、ここから仕上げていくのだろうと思います。
3月に入ってからどれくらい制球が安定するか期待して待ちたいですね。
打つ方で頑張っていたのは打率.250を目標におく「小林誠司」。
今村のスライダーを左安、鍬原のストレートを中安と、3打数2安打の上々の結果でした。
3打席目は残念ながら右直になってしまいましたが高木のストレートをきれいに流し打ち。
先日の紅白戦でも無安打ながらバットはしっかり振れていたので、それを今日も継続できていたようです。
去年のように撫でるようなバッティングではなく、今年は三振を恐れずに思いっきり振っていって欲しい!
最後は、キャンプ中継の合間に紹介されていた松原と鈴木(尚)一軍外野守備走塁コーチの特訓。
全体練習が終わったあとに、マンツーマンで走塁での体の使い方やトレーニング方法などを練習していました。
鈴木コーチは理論派だし、現役でもまだやれるんじゃないかというくらい体も動いているので、こうしてお手本を見せて教えられるというのが強みですね。
オールドスタイルにBEMOLO(ビモロ)シューズ…松原がイチローのように活躍してくれればジャイアンツはもっと強くなると思うので、ぜひとも頑張って欲しいです。
以上、春季キャンプ第1クール最終日の感想でした。
※今回の画像は全部『ジャイアンツLIVEストリーム』から。
コメント