【巨人試合感想】先発・井上が2回に3被弾…甲斐の配球についても考えてみた

お疲れさまでした！久しぶりに試合感想を書くよ～。

確かに最近は厳しい試合が続いてるよね。今日も2回に3本立て続けにホームラン打たれて一気に試合が決まっちゃった感じ。

そうなんだよ。ネットでは毎度おなじみ甲斐くんのリード・配球が叩かれてたから、今回はちょっと詳しく調べてみました！

まずコース要求から。この試合は意外にも甲斐くんは半分以上インコース要求してた。

よく『甲斐は外しか要求しない』って批判があるけど、この試合に限っては投手を除いた全89球中、インコース34球、アウトコース29球、真ん中付近26球だったよ。

ただ、井上が要求通りに投げられたのは半分くらいかな。打たれたホームラン3本のうち2本はインコース要求に対してアウトコースの逆球と失投のど真ん中だったから。

そう。コース要求に関しては個人的には納得してる。古田さんとか一流捕手が言ってることなんだけど、札幌ドームなんかだと、どんな打者に対してもアウトローのストレート要求でなんとかなるんだって。

でも、それがセ・リーグの神宮やドームだと『景色が変わる』って言ってて、配球の難易度が跳ね上がるんだよ。

アウトコースにストレートを投げ切ったとしても、力のあるバッターならコツンと当てるだけで、たとえ振り遅れてもスタンドインなんてことがありえるから。

そうそう(笑)。だから引っ張られるのを覚悟してインコースを攻めて詰まらせる選択をする場合も多いらしいよ。

そういうこと！だから甲斐くんのコース要求に関してはある意味セオリー通りだったと思う。右の強打者に対してはインコース中心で詰まらせるのは、セ・リーグの狭い球場では定石なんだよ。

問題は球種選択だと思うんだよね。特に2回の大炎上イニングを見ると、ストレート11球、スライダー6球に対してフォークは1球しか使ってない。井上の今季の武器はフォークなのに序盤でほとんど使わなかった。

甲斐くんの配球は基本に忠実で、先発投手をできるだけ長いイニングもたせるために序盤は球種を絞ってストレート中心で攻める傾向があるんだよ。

それに前回の危険球退場や6連戦の頭というのもあって、チーム的にも井上にできるだけ長く投げてもらいたい気持ちが強かったと思う。

そういうこと。日ハム打線は絶好調だし、パ・リーグには良い左腕がいっぱいいるから、井上のストレートとスライダーだけじゃ抑えられない。

ストレートだけなら鈴木昭汰とかもね。だから長いイニングを投げるよりもストレート・スライダー・フォークの3球種をバランス良く使って、まずは5回を目標にしっかり抑えるべきだったと思うんだ。

私はそう思う。でも、これは甲斐くんの責任だけじゃないんだよね。井上にできるだけ長いイニングを投げてもらいたいっていうのはチーム全体の方針だから。

それ！戦術を狭める発言は捕手としては心底めんどくさいと思う。古田さんも野村監督の発言が邪魔だったことがよくあったって言ってたしね（笑）

とりあえず長くなっちゃったから今回はここまで。リードの続きや守備位置についてとかもまた時間があれば書きたいと思う。戸郷の不調の原因の一つはそれだと思ってるんだよね。

そうだね。まあ、相手も強かったからね。特に先発の達は予想通り良い投手になってきたな～。

達は2021年のドラフトで私が一番取ってほしかった選手だったんだ。高校生ビッグ3に注目が集まってたけど、ボールの質が一番良かったし、意識の高さとメンタルの強さは高校生離れしてたんだよね。

伊藤もそうだけど、イチ押しの投手はいつも日ハムに持っていかれるんだよね。まあ、うちなら育成できてるかというと首を傾げちゃうけど…

急激に良くなることはないと思うよ。我慢して使いたい若手もいないしね…。でも、なんとか活路を見出してほしいね。