2月23日、那覇での広島カープとのオープン戦は2-7で敗れました。
おおまかな試合の流れは以下の通りです。
- 3回表:二俣のタイムリーで先制、小園のセカンドゴロの間に1点追加(巨0-2)
- 4回表:坂倉の二塁打から堂林、末包のタイムリーで3点追加(巨0-5)
- 4回裏:斉藤のワイルドピッチ2個で2点を返す(巨2-5)
- 7回表:堀田のワイルドピッチ、岸田の悪送球で2点を失う(巨2-7)
印象に残った投手・野手
この試合では先発ローテの一角であるグリフィンが初登板。
相変わらずストレート・変化球ともにバツグンのキレで順調な調整ができていそうです。昨年は先発5人の中でtRAやFIPなどの投手指標では一番良かったにもかかわらず成績は6勝4敗とイマイチでしたが、今年は最低でも二桁勝利を期待したいところです。
2番手の西舘は3イニング5失点と残念な結果でした…。
1イニング目はほぼ完璧な内容で前回登板時の不安定さは幻だったのかと思いました。しかし、2イニング目から急に崩れてしまいましたね。新フォームが完全に固まり切っていないのと、ランナー有時の投球はあまり改善していない印象です。
現在の新フォームをしっかり磨いていくのが最善ではあるけれど、個人的にはステップ幅をもう少し広げて横の時間を長くした投球も見てみたいところです。
4番手の堀田も西舘同様不安定な内容。
角度のある良いストレートや抜けの良いチェンジアップにおぉっ!と思わされる時もありましたが、良いボールと悪いボールのばらつきが…。西舘にも言えることだけど、再現性の部分が先発4枚との大きな違いですね。
3番手の船迫と5番手の石川は良い投球を見せました。
船迫は実戦向きの投手なので全然心配していません。今年もチームの勝利に貢献してくれるでしょう。石川もストレートはキレキレでチェンジアップの抜けも素晴らしく、なぜDeNAが戦力外にしたのか謎が深まるばかりです。
打撃陣では、まずは丸、尚輝、ヘルナンデスといった主力級の選手が試合に出始めたことが大きな収穫です。今後もケガなく調整してもらいたいですね。
その他は好調を維持している選手は内容のある打撃ができているし、結果が残せていない選手は相変わらずといった感じで首脳陣の大きな評価の変化はなさそうです。
個人的なサプライズは荒巻が予想以上に振れていること。どこで使えばいいのかが難しいけれど、阿部監督もどこかで使いたいと思っているのではないでしょうか。
守備に関しては相変わらず雑さが目立ちました。
特に気になったのは岸田です。ブロッキングが苦手ではなくむしろ得意な選手で、昨年は指標的にもトップクラスでした。

だからこそ、移籍してきた甲斐くんが「なかなかやるな」と思うようなしっかりとしたプレー、そして簡単に先発マスクは渡さないという意地を見せてほしかったところです。
相手チームではショートの矢野のプレーはさすがでした。
うちにも門脇という頼りになるショートがいますが、現時点では守備範囲は互角でも巧さや肩の強さでは矢野に軍配が上がると思います。
ただ、球際やタッチプレーは門脇もすさまじいものがあるので、GG賞を争うライバルとして切磋琢磨してほしいですね。
矢野については、見た目でオラオラ系と思い込んでいましたが、YouTubeでお兄さんと一緒に守備練をしている動画を見た時に謙虚で言語化がうまくて印象が大きく変わった選手でもあります(笑)
まとめ
今日のカープ戦は2-7で敗れましたが、オープン戦の結果自体はあまり気にしなくていいでしょう。
投手ではグリフィンが順調な調整を見せ、船迫、石川もなかなかの内容。主力選手たちも試合に出始めるなど、前向きな材料も見られました。
気になったのは守備のミスの多さ。
ミスの積み重ねは試合をチープにしてしまうし、ジャイアンツは守備の堅さが持ち味のチームですからね。
特に岸田は甲斐くんや大城と競って正捕手を狙わなければいけない立場です。経験では劣っても肩やブロッキングでは負けないというのをしっかりアピールしていかないと!
オープン戦はまだ序盤。次戦のロッテ戦も楽しみです。
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