那覇で行われた阪神とのオープン戦は9-4でジャイアンツが快勝しました。
オープン戦とはいえ、新生阿部ジャイアンツの初陣だったので、価値ある勝利だったと思います。
新生阿部ジャイアンツ初陣で阪神に快勝!印象に残った選手の感想
阿部新監督初陣で初勝利
幸先よく1勝できたことで阿部慎之助新監督も安堵したことでしょう。
試合前のメンバー表交換ではにこやかな表情だった阿部新監督ですが、いざゲームが始まれば立浪監督も納得の“戦う顔”に変身していました。
キリッ😠
投手陣の感想
では、試合を見ていて気づいたことを書いていきたいと思います。
まずは投手陣から。
戸郷の安定感
先発の戸郷は順調に調整できている印象でした。
戸郷は例年調整が遅めで、開幕ギリギリになってから仕上がるという感じでしたが、今年は開幕投手が内定しているだけあってしっかり仕上げてきているようでした。
球速はまずまずだけど、きれいな回転のストレートをビシビシ投げていたので何の問題もないでしょう。
赤星の調子のバロメーター
2番手の赤星は2回を投げて4安打3失点という結果でした。
良いボールと悪いボールが半々という感じで、まだ完全に仕上がるまでは時間がかかりそうですね。
私が感じている赤星の調子のバロメーターは、左足を着いてからリリースまでの“間”。
木浪へのインコースのストレートは凄く良いボールでしたね。
この時のフォームは、左足が着いた時に骨盤は正面を向いているけど、胸は横を向いているのでセパレーションがしっかり出来ていました。ここで間ができるんだと思います。
この間が短く悪い意味で滑らかに投げているときは、大体ボールが走っていないし、打者にも見えやすいので打たれている印象です。
赤星は、先発ローテの一角として頑張ってほしい投手なので、次回登板時にはしっかり調整してもらいたいですね。
ケラーの存在感
次は新加入外国人のケラーです。
今日は1回を投げて1奪三振無失点と上々の結果でした。
ケラーは、前回見たときよりもストレートが走っているように見えましたね。
ボールの質も良いし、できるだけ前でリリースしたいタイプだから、打者は18.44メートルが近く感じるんじゃないかと思いました。
データ的には、打者寄りでボールを放しても(エクステンションの値が高くても)失点抑止の上ではっきりとした傾向は見えないらしいけど、個人的にはやっぱり打ちにくいと思うんですけどね…。
まぁ、とにかくナイスピッチングでした。
フォークのキレが抜群だった京本
最後は育成の京本です。
ここまで順調に登板を重ね「支配下は確実」と高評価を得ている京本。
今日は最終回を任されて1安打1奪三振無失点という結果でした。
ストレートも走っていたし、なによりフォークのキレが抜群でしたね!
そこからワンバウンドするまで落ちるのか…と正直驚きました。
まだフォームにバラツキはありますが、150キロオーバーの質の良いストレートにこの落差の大きいフォーク、あとは超強気の性格と武器は揃っているので将来が楽しみな投手ですね。
その他、ルシアーノとか投手全員の投球に触れたいけど、長くなって疲れてしまうのでまたの機会にします。
打撃陣は9得点の大爆発
打撃陣は11安打9得点の大爆発でした。
1番の松原が粘った後にヒット→2番のオコエが良い当たりを出しながら四球→3番の門脇が1球でしっかり送り、4番の岡本さんが変化球に崩されずに逆方向にタイムリー。
初回のこの素晴らしい流れから一挙7得点は本当に素晴らしかった!しかも相手はエース格の伊藤将
1番松原は猛打賞の大活躍
たくさんの選手が自分の良さを出していたので、誰を取り上げるか難しいけど、まずは猛打賞の松原でしょうか。
2021年に135試合に出場して12本塁打OPS.755を記録したのに、そこから成績は低迷し続け、昨年は13打席を与えられたもののノーヒットでシーズンを終えました。
ここ数年はかつての積極性が失われ、ボールを見極めようとしすぎて良いボールを見逃したりスイングが崩れたりで散々でしたね。
しかし、今年は難しいボールにはできるだけ手を出さず、甘いボールをしっかり叩く好球必打ができているように見えます。
一本足で立った時の構えがドッシリしていて凄く良い!これは相当鍛えてきてますね。
あとは、しっかりボールを見られるように投手からできるだけ距離をとろうとしてたり、スイングの軌道も調整するなど結構な変化が見られました。
1番で3安打の猛打賞…まるでイチローがジャイアンツに加入してくれたみたいな頼もしさがありました。
3本目のつまらせながらショートとレフトの間に落とすヒットは、最高にイッチっぽい打撃でしたね。
このままの好調をキープして、まずは開幕一軍を目指してほしいです。
今年の湯浅は一味違う?
もうひとりくらい取り上げたいので、頑張っていた湯浅にします。
湯浅は、2020年から少しずつ一軍での出場試合数を増やし、2023年には63試合に出場しました。
しかし、昨年はケガもあって一軍での出場は0。
門脇の台頭や泉口の新加入などもあり、今年結果を出せなければ難しい立場になるだろうなと思っていました。
本人もそれが分かっているのか、今年にかける気持ちが凄く強くて、体を見れば分かるように相当鍛えてきた印象です。
あとは、意識の変化も感じました。
湯浅はサービス精神旺盛なので、無理な要求でもできるだけ応えて場を和ませようとするのですが、今年はジャイアンツTVのスタッフが練習中にダル絡みしてきたときに「すいません…。練習したいので」とはっきり嫌な顔をしていました。
それを見たときに今年の湯浅は一味違うかもと期待したものです。
今日は9番サードで先発出場し、守備では強風と内野の連携ミスで1エラーを喫したものの、ファインプレーも見せ、苦手の打つ方でも1安打1打点で内容も良かったと思います。
内野全てを高いレベルで守れる守備センスと足もある選手なので、バスケでいうシックスマン的なポジションでも輝けると思うけど、やっぱりプロである以上スタメン出場を目指して頑張ってほしい。
個人的に好きな選手なので、これからも一生懸命アピールして、尚輝や門脇を脅かすような存在になってもらいたいです。
さいごに
長くなってしまったので、今日はこれくらいにします。
秋広のスクープや萩尾はトップが深くてスイングもきれいなのにもったいないこととか、いろいろ書きたかったけど、時間もかかるし疲れてしまうのでやめときます。
さいごに一言。阿部新監督の秋広へのねちゃっとした苦言は個人的には好きじゃない😅
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