2019ジャイアンツの春季キャンプも残り10日余りになり、13日から沖縄入りした1軍は初の対外試合を行うことになりました。
相手は韓国プロ野球史上初の5年連続レギュラーシーズン優勝(2011-2015)を達成した強豪サムスン・ライオンズ。
2016年以降は10チーム中、9位、9位、6位と低迷し、決して良いとはいえないチーム状況のようですが、そのサムスン・ライオンズを相手になんと10点差をつけての大勝利となりました!!
今回の対外試合、スターティングメンバーには今季新加入選手が名を連ね、まさに2019新生ジャイアンツを象徴するような布陣に。
2(中)丸
3(遊)坂本
4(三)岡本
5(左)ゲレーロ
6(指)ビヤヌエバ
7(右)陽
8(一)中島
9(捕)炭谷
投手 ヤングマン
先発はヤングマン。
先発ローテーション争いで頭一つ抜けていると言われていた長身外国人右腕ですが、2回を投げ、打者8人に対して2安打1奪三振0失点という上々の結果でした。
カット気味に変化するストレートはこの時期で140キロ中盤出ていましたし、伝家の宝刀スローカーブも良かった!
198センチから投げ下ろすスローカーブを打者が線で捉えるのは相当難しそうなので、特に右バッターには破壊力抜群だと思います。
ただ、困った時には頼りたくなる良いボールなので、相手に読まれて痛打…というのだけは気をつけてもらいたいですね。
投手に関しては、2番手の今村も前回の悪かった変化球の制球面をそこそこ修正し、3回を2安打1四球2奪三振に。
3番手の育成投手坂本工宜はストレートが高めに入り1本ホームランを打たれましたが、最終的には3回37球、打者10人に対して1安打1本塁打2奪三振1失点と及第点といえる結果に終わりました。
最後は鍬原が1回を打者3人を無安打1奪三振に抑えるパーフェクトな内容で抑え、試合を締めました。
捕手は新加入の炭谷が5回まで、6回からは小林がマスクを被りましたが、二人ともしっかり投手陣をリードしてくれたのではないでしょうか。
実家がセルラースタジアムから15分くらいという大城も代打で2ベースを放ち、「打てる捕手」をアピールしていました。
大城の活躍を喜ぶ地元の子供たち、微笑ましかったです(*^-^)
そして4回までに11得点を叩き出した攻撃陣は、スタメンのほとんどの選手に文句のつけどころがないですね!
まずは1番セカンド吉川尚輝。
守備については既に12球団でもトップクラスの選手なので、課題は打撃面だけと言われていましたが…。
この試合では3打数3安打の猛打賞と大爆発!
特に1打席目はおもいっきり振り切ってライトの頭上を越える3ベース。今季強化したパワーと持ち前のスピードを十分に活かしました。
セカンドの激しいポジション争いのなか、一歩抜け出る素晴らしい活躍です。
1番の尚輝がつくった十分過ぎるほどのチャンスを全て得点につなげたのは2番センター丸佳浩。
丸も3打数3安打3打点と大活躍。
1、2打席は火を吹くような強烈な当たりでライトへ、3打席目はレフト方向に強い当たりと絶好調の様子でしたね。打球が上がり始めたら全部ホームランになりそう!
試合を見ているうちに、昨季ジャイアンツ相手に大暴れだった丸が今味方として大活躍してくれることがだんだん不思議に思えてきて、なんだか奇妙な感覚を味わっています(笑)
こんなに仕事してしてくれるなんて…夢かな!?
「つなげて」「返せる」最強汎用型打者に今後も期待しまくりたいと思います。
丸佳浩選手のコメント
実戦の中でいい経験が出来ました。きょうは3安打という(良い)結果も出ましたし、内容も悪くなかったと思います。あすも試合があるので継続していけたらと思います。
同じく新加入のビヤヌエバも3打席で1安打1四球と上々の結果に終わりました。
1打席目は内角のシンカー気味のボールを強振。少し詰まったかなと思いましたが、圧倒的なパワーで左翼フェンス直撃のタイムリー2ベースに!
外国人の4枠争いは今後も激化しますが、良いアピールができたのではないでしょうか。
ビヤヌエバ選手のコメント
打ったのはシンカーかな。詰まったけどうまくバットは振り抜けた。詰まった分、ホームランにならなかったね。
最後は自チーム唯一のホームランを放った7番ライト陽岱鋼。
この人も尚輝と同じで守備と肩に関しては何の問題もないくらいの選手なんですが、何せ大味な打撃…。
でも、今日は3打数2安打1本塁打と、「大当たりの陽さん」が出場してくれてたみたいです。
日ハムから加入して今年で3年目、台湾の大スターには今季、2014年くらいの大活躍を期待したいですね!
陽岱鋼選手のコメント
打ったのはまっすぐ。打てのサインでタイミング良く思い切り振りぬけました。
そのほかにも良かった選手はたくさんいましたが、2番手で出てきた打撃陣が5回以降1点も取れなかったのは残念…。
原監督も「まあ、今日は後組が1点も取れていないというね。これはやっぱり、どういうふうに2番手軍団が思ってるかね」と注文をつけていました。
この試合はほぼパーフェクトな内容でしたが、相手は低迷しているサムスンだったので、次のDeNA戦で同じくらい素晴らしい内容で勝てるかどうかが重要ですね。
DeNA戦はどんな布陣でどんな内容になるのか…17日の試合も楽しみです!
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