ジャイアンツはDeNAとの試合に勝ってリーグ優勝を決めた後、ヤクルト戦を終えて阪神とのシーズン最終カードを迎えました。
優勝決定後は消化試合になるので、個人の記録を伸ばしたり若手がクライマックスシリーズ、そして日本シリーズでどれだけやれるかを試す場になりますね。
選手たちも優勝のプレッシャーから解放されてホッとしているのか、シャキッとしていないプレーもちらほら…(笑)
とにかくそんな感じで10/9から始まるクライマックスシリーズファイナルステージまではこののんびりした雰囲気が続くと思っていたんですが…
とても寂しいニュースが届きました。
2001年にドラフト1位で入団後、ジャイアンツ一筋で19年間チームのために戦ってきた阿部慎之助選手が今シーズン限りで引退することをチームに報告したとのことです。
阿部選手は首位打者、打点王、最高出塁率のタイトルや最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞など数多くの表彰を受け、2000本安打、400本塁打も達成した球史に残る名選手の一人。
40歳になった今季も準主力として90試合以上に出場し、チームを勝利に導く活躍をしてくれました。
2017、2018と成績を落としたけど、今季は現時点でOPS.877とリーグでもトップクラスの成績を残していたので、守備以外なら来季以降もまだまだやれるだろうと頼もしく思っていたのに…
子供の頃からチームにいるのが当たり前と思っていた選手ですしね。とても寂しい気持ちでいっぱいです…。
とはいえ、「怖かったですね。そういう状態のままユニホームを脱ぐというのは、本当の一流の選手がすることと思う」とライバルの阪神・藤川や多くのファンたちが思っているように、まだまだやれる状態で引退するのは偉大で美しい退き方の一つかもしれません。
阿部が引退を決意したのはやっぱり5年ぶりのリーグ優勝を果たしたことが大きかったそうです。
テレビのインタビューや雑誌・新聞を見ると必ずといっていいほど「優勝したい」「ビールかけがしたい」と言っていた阿部。
開幕前夜に坂本と二人で開いた決起会でも「今年こそ優勝しないと巨人はヤバいぞ。俺はもう一度チームを勝たせたいんだよ」と思いをぶつけたようです。
自身は任期8年でリーグ3連覇を2度も達成するなど常勝チームのキャプテンとして完璧な仕事を果たし次代の選手たちにジャイアンツの未来を託したけれど、その若い選手たちが苦しんでいるのを見て居ても立ってもいられなかったんでしょうね…。
「これを経験してほしかった、若い人に。こういうのを経験してほしかったのよ」
ビールかけのインタビューで本当に楽しそうにそう言っていた阿部がとても印象的でした。
その後に「頑張るよ。まだこれからだから」と言っていたので、これからもまだまだジャイアンツの柱としてさまざまな面でチームを支えてくれると思っていたんですけどね。
ただ、満身創痍なのは誰もが知っていることで、「現役は続けてほしい。でも辞めればボルタレン(痛み止め)を飲まなくて済むんだよね」と涙を流していた個人マネージャーの岩舘氏の気持ちは十分理解できます。
肉体的にも精神的にもボロボロの状態で最後にこれだけの素晴らしい成績を残し、5年ぶりのリーグ優勝の原動力になってくれた阿部には感謝の気持ちしかないですね。
私以上に入団時からずっと阿部を見てきた先輩ファンの方々は寂しい思いをしていると思いますが、来季はおそらくコーチとして原監督の隣にいるのを見られるはずだし、今後もチームのために指導者の側から粉骨砕身してくれると思うので、その姿を楽しみに”阿部ロス”を乗り切りましょう(>_<)
阿部の野球人生はこれからもまだまだ続きますが、とりあえずここで一区切り。
19年間本当にお疲れ様でした。ありがとう。
でも、まだ引退会見はしていないので、気持ちが変わって引退はなし!ということになっても誰も怒りませんよー!
引退宣言後に撤回するのも全然OK!
なんて、冗談はさておき…阿部に有終の美を飾ってもらうためにもチーム一丸となって死に物狂いでクライマックスシリーズを突破し、令和最初の日本シリーズを制してもらわなければ!
坂本を筆頭に選手たちは阿部のために必死で戦ってくれると思うので、これまでにない最高に熱いジャイアンツが見られるかもしれませんね。
ファンの一人としてジャイアンツ歴代No.1キャッチャーの最後の姿を目に焼き付けたいと思います。
追記
9/25に阿部選手の引退会見が行われました。
野球の魅力とは?という質問に「正解がないところ」と答えていたのが印象的でした。
「配球であったり、打ち方であったり、作戦だったり、全てにおいて正解がない」
確かにその通りだけど、素晴らしい実績を残した選手が言うと重みがありますね…。
本当にお疲れ様でした。
コメント
阿部選手の今シーズンの引退は寂しいです。
これまでジャイアンツを引っ張ってきてくれた大ベテラン、400号ホームランなど素晴らしい成績を残してくれました!
今日の藤川投手との対決も痺れました!
こうなったら、阿部選手の花道のために日本一になるしかありません!
そして、もう一回だけ阿部のキャッチャー姿が見たいな〜
kiyoharaさん、コメントありがとうございます。
まだもう1年はやってくれるかなと思ってたんですが…寂しいですね。
でも藤川との対決はすごくかっこよかったです。
ストレート勝負、感動しました!
阿部がコールされた時の甲子園の雰囲気もすごかったです。
捕手姿は27日のDeNA戦で見られるみたいなので、さらに忘れられない試合になりそうですね!
8月に入って調子がイマイチ上がってこない岡本の負担軽減の為もあってか阿部の出場機会が増えました。当初は一時的にカンフル剤的な投入と考えていましたが、8月・9月とチーム全体が疲れてくるタイミングでの阿部の活躍は優勝に大きく貢献したと思います。
カープファンには満身創痍で痛みと格闘しながらマウンドに上がっていた黒田博樹とダブルところがあります。
あの時は黒田博樹の為にも日本一になるんだという思いが強すぎて、選手に余計な力が入っていたようにも感じましたが、ジャイアンツの選手にはどのように影響が出るでしょうか。
何となくですが、ジャイアンツはその辺りを上手くプラスに持って行けそうな気はしますが。
玉幸さん、コメントありがとうございます。
阿部には今まで幾度となく助けられてきましたが、今季は本当に岡本がお世話になってましたねー。
後ろにいてくれるだけでどれだけ心強いか。
存在の大きさを改めて感じました。
まだまだあんなに豪快なホームランが打てるのに…と思うと寂しいです。
黒田さんもそんな感じでしたね。まだ全然若者にも負けてないのに辞めてしまうのか…ともったいない気持ちでした。
やはりレジェンドの引退となるとチームにもいろいろと影響が出ますよね。
その影響がいい方向に転がってくれるといいんですが…。
本当に寂しい⤵️
是非 日本一になって欲しい❗
ZKGさん、コメントありがとうございます。
ホントに引退しちゃうんですねー。
何だかまだ全然実感がわかないです。
絶対日本一になって有終の美を飾ってほしいですね!
てっきり、阿部はあと1、2年は現役を続けると思っていたので、今回はびっくりしましたね。まあ、捕手に復帰したいと言っていた時点で、少し察していたようなところもありましたが…。今季は代打やDHで頑張っていたので、普通に戦力的にも痛いんじゃ…。今オフのファーストサードの補強は急務ですね。出来ればFAで鈴木大地が欲しい。それと阿部には将来的に監督になるためにも、まずはヘッドから原監督の下で勉強してもらいたいですね。あと、シーズン最終戦でマスクをかぶっている姿が見たい!!
Fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
私もあと1年くらいは続けてくれると思ってました。
「最後は捕手で終わりたい」という言葉もあったけど、まだ頑張るという風なことも何度か言ってましたもんね。
まだまだ頼れる戦力なのに…もったいないし寂しいです。
どうなるんでしょう。代打の切り札。
彼ほどの存在感で打席に立てる人はなかなかいないかも…。
でもとりあえず、捕手姿は27日に見られそうですね!楽しみです!
3年後くらいに阿部監督実現ですか?その前にヘッドコーチになるのか助監督になるのか、巨人では王監督以来の王道の監督禅譲になりそうです。その辺は上手く原監督が持って行ってほしいですね、高橋監督みたいに不幸なことにならないように。
恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
高橋監督は本当に大変だったでしょうね…。
だけど阿部は手厚く学びの場を与えられると思うし、本人の意識も早くから指導者目線でやってきたと思うので多分大丈夫でしょう!
プレッシャーは大きいと思うけど、頑張ってほしいですね!
阿部選手、お疲れさまでした。
時期的にも、有終の美を飾絵ういい時期だったと思います。まずは監督候補といわれますが、よく言われるのは外に出て、勉強、それからコーチ、監督がいいのでは。今高橋前監督が外から見てますが、生意気ながら、ストレート監督より、じっくり勉強していい監督になってほしいです
おかげさまで奇跡が起きました。まさか優勝できるとは。でも今の気持ちで行ったらやられます。気持ちを切り替え今度こそCS突破、日本シリーズへの挑戦権をつかんでほしいです
今はどちらが来ても勝てる気がしない。アドバンテージがあるんだが
互いにリーグ優勝、喜びましょう
勝負はここからさん、コメントありがとうございます。
高橋監督はかなりイレギュラーな就任でしたからねー。苦労したでしょうね。
そんな過去の経験も踏まえて、阿部は原さんのもとでしっかり勉強させてもらえるんじゃないかと思います。
とにかくうちは今年、阿部のためにも絶対日本一にならなくては!
その前にCSですが…
優勝チームはちょっと間隔が空いてしまうので試合勘が鈍らないようしっかり準備して頑張ってもらいたいですね。