参照:http://www.giants.jp/
日本シリーズも終わり、どのチームも来季に向けて動き出していますね。
引退や戦力外などでチームを去る選手、移籍して新天地で頑張る選手…いずれにしてもこの時期穏やかに過ごせる選手は多くないでしょう。
そんな中、GIANTSニュースでは寺内、脇谷、西村、山口の4選手の引退記念グッズが販売されることが発表されました。(杉内選手の引退記念グッズは10/30から発売されています)
ジャイアンツの引退選手5名の主な成績
年数 | 登板 | 投球回 | 防御率 | 奪三振 | 勝 | 負 | S | H | WHIP | |
杉内 俊哉 | 17 | 316 | 2091.1 | 2.95 | 2156 | 142 | 77 | 0 | 0 | 1.14 |
タイトル 表彰 |
最多勝1回、最優秀防御率1回、最多奪三振3回、最優秀選手1回 最優秀投手2回、沢村賞1回、ベストナイン1回、日本シリーズMVP1回 |
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西村 健太朗 | 15 | 470 | 752.1 | 3.12 | 529 | 38 | 34 | 81 | 77 | 1.30 |
タイトル 表彰 |
最多セーブ投手1回、東京ドームMVP1回 | |||||||||
山口 鉄也 | 13 | 642 | 639.2 | 2.34 | 509 | 52 | 27 | 29 | 273 | 1.06 |
タイトル 表彰 |
最優秀中継ぎ投手3回、新人王 |
年数 | 試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS | |
脇谷 亮太 | 13 | 850 | 2238 | .255 | 18 | 159 | 67 | .305 | .340 | .644 |
タイトル 表彰 |
クライマックスシリーズMVP1回 | |||||||||
寺内 崇幸 | 12 | 670 | 945 | .218 | 5 | 39 | 40 | .274 | .265 | .538 |
タイトル 表彰 |
なし |
成績を見て改めて感じたことは投手3名の素晴らしさ。
全盛期のこの3人がいれば怖いものなしですよね!
山口は2008~2015くらいまで高いレベルで安定していますが、3名共が圧倒的な成績を残しているのは日本一になった2012年前後。
統一球の影響が大きかったとはいえ異次元の数字を叩きだしています。
2012年の3人の成績は以下のとおり。
- 杉内:24試合登板、12勝4敗、勝率.750、奪三振172、防御率2.04、WHIP0.98
- 西村:69試合登板、32セーブ、防御率1.14、WHIP0.88
- 山口:72試合登板、44ホールド、防御率0.84、WHIP0.72
西村と山口の防御率&WHIP…
2人でほぼ2イニング消せるじゃないか…。
ここ数年のジャイアンツの惨状を見ていると救援陣って本当に大事だなと思います。
菅野みたいに1人で最後まで投げ切る投手が絶滅種になって投手分業制が浸透してきた昨今、強いチームに必須なのは優秀な救援陣。
体が悲鳴を上げる中、毎日のように準備してピンチの芽を片っ端から摘み取っていく…フィジカルもメンタルもタフじゃないとやっていけない過酷なポジションですね…。
山口は2008年から2016年まで毎年60登板以上していましたが、リリーフの寿命を縮める大きな要因はやはり登板間隔。
またリリーフ投手に関しては、球種数が少ないこと、リリース位置が体から横に離れていること、ファストボールの球速が速いこと、登板間隔が短いことがリスク要因であることがわかった。すなわち、先発とは異なり、リリーフ投手では1試合の投球数よりも登板間隔が重要であるとの結果が得られた。
西村は右肘については遊離軟骨除去手術のみですが、山口は2014年にPRP療法を行っているので靭帯の部分断裂などが生じていた可能性が高いですね。
私たちファンは怪我をするので酷使しないで欲しいという気持ちが大きいですが、中途半端なプレーをするよりも例え短い選手生命でも全力でプレーして皆の記憶に残る成績を残しチームを勝たせたいと思う選手もいるのでなんともいえません…。
プロ13年間、マウンドに立ち続けた。周囲から勤続疲労を心配される中、かつて、山口鉄はこう言った。「マグロって、泳ぎ続けないと死ぬとかって言うじゃないですか。僕も、そう。投げてないと不安なんです」。今季は1軍デビューした07年以降、自身初の1軍登板なしに終わった。自らの引き際を悟った。
ともあれ、今年もまた強かった時代のジャイアンツを構成していた選手がたくさん引退してしまいました。
主力選手の高齢化がすすみ、勝者のメンタリティを若手に伝える選手がだんだんと少なくなっています。
サッカー元チェルシー監督のアントニオ・コンテ氏は昨年インタビューの中で「過去の成功に目を向けるようであれば勝利はできない。そういう人間は敗者になる。過去は良かった、そして勝利は美しかったと思い出す事自体は悪くはないが、重要なのは現在と未来だ。」と語っていました。
この記事を読んだ時、私は今のジャイアンツそのものだなと思ったものです。
確かに昔のジャイアンツは強かったけど、今は3年連続でカープに圧倒的な差をつけられ優勝を逃しています。
負け癖がついてしまう前に過去の栄光を捨て必死に戦って来季は優勝してもらいたいものです。
コメント
とりあえず全員の欲しいな〜!
個人的には脇谷が好きでした。
こう見ると投手陣は本当に凄かったんですね。
kiyoharaさん、コメントありがとうございます。
私は山口が好きでした(^_^)
今季はいい選手がたくさん引退してしまって本当に寂しいですね。