投手陣好投&岸田好リードで完封勝利!坂本・萩尾の適時打と岡本の好走塁も好印象

4月23日、ひたちなかでの対中日4回戦は、ジャイアンツが2-0で勝利しました。

初回に坂本の適時打で幸先よく先制点を挙げたジャイアンツは、4回裏にも相手の失策から萩尾の適時打で追加点を奪います。

先発の山崎伊織は7回までしっかりと投げ、リリーフ陣も無失点でつないで完封勝利!

7戦ぶりの白星で3連敗を止めました。

阿部慎之助監督
監督コメント

9連戦のアタマを取れたっていうのはね、すごく。カードのアタマを取れて、久しぶりにみんなと握手したなと思って。はい 。

少ないチャンスから2点を取って、あとはしっかり守り切る。

阿部監督がやりたい野球がきっちりできた良い試合でした!

初回に坂本の適時打で先制、4回には萩尾の適時打で追加点

初回にオコエのツーベースから坂本のタイムリーで先制点を取れたのが大きかったですね。

先日の小林の先制犠牲フライはコールドで幻になってしまったので久しぶりの得点でした。

そして4回には、喉から手が出るくらいに欲しかった追加点が萩尾のバットから生まれました。

萩尾タイムリー

好投手・小笠原から粘って粘ってレフト前!

岡本の好走塁が光る、チーム全体の走塁意識も向上

二塁ランナーの岡本さんも好スタートを切って激走。

岡本さん激走

軽快に三塁ベースを回る岡本さん。今季の岡本さんは体のキレが一味違う!

やっぱり野球選手は「走攻守」が揃っているとかっこいいですよね。

4月21日時点で、岡本さんの走塁貢献を表す「UBR」は、12球団中3位でチーム1位です。

例年は大城らと熾烈なワースト争いを繰り広げていたのに…

体が絞れて動きが良くなったのが一番だけど、一つでも前の塁を狙う走塁意識も大きな要因でしょうね。

走塁面の向上は岡本さんだけではなく、チーム全体にもはっきり出ていて、毎年ワーストクラスだったチームUBRも現在12球団3位。すばらしいっ!

「足を使った野球」は、阿部監督が「守り勝つ野球」と並んで重視していること。

私は長年ジャイアンツの走塁面の弱さが大きな課題だと思っていたので、この点に置いては阿部監督の手腕に非常に満足しています。

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岡本さんのナイスランもあって、この回に追加点を取れたのは本当に大きかったですね。

萩尾ハートポーズ

得意のハートポーズも決まり、チームに良い雰囲気をもたらしてくれました。

初球打ちで簡単に凡退する時は「こいつ…」と正直思う時もありますが、ここで打ってほしいという場面では意外と頼りになるクラッチヒッターぶりを見せてくれるんですよね。

萩尾はいろんな意味で魅力的な選手ではあります。

山崎伊織が7回途中3安打無失点の好投

投手陣はこの2点を必死で守ってくれました。

先発の山崎伊織は7回途中まで投げて3安打4奪三振2四死球無失点の好投。

個人的に、ストレートの走りに関してはシーズン前の方が良かったとずっと思っていて、開幕してからも打者を圧倒するようなピッチングはまだできていないように見えます。

それでも投手としての総合的な能力は間違いなく12球団でもトップクラスなので、カットボールやスプリットなどを効果的に使いながら抑えているイメージ。

ここからストレートも良くなってきたらいよいよタイトル獲得も現実的なはず!少しずつでも状態を上げていってほしいですね。

阿部慎之助監督
監督コメント

すごく粘り強く頑張ってましたし、最後急にボール、ボールとなって、ちょっとしんどくなってきたところで代えたんですけど、ほんとナイスピッチングでしたね、はい。

高梨の見事な火消しなどブルペン陣の活躍と岸田の好リード

山崎伊織の後は、高梨→バルドナード→大勢で完封リレーを達成!

特に山崎伊織がつくった一死一二塁の大ピンチを完璧に火消しした高梨の貢献は大きかったですね。

高梨ナイス火消し

絶対0点で抑えるということは100%無理なので打たれることも当然あります。

僅差で登板すれば追いつかれたり勝ち越されたりすることもあるでしょう。

でも、高梨ら実績のあるリリーフはある程度「このボールを打たれたのなら仕方ない…」と思わせてくれるんですよね。

難しい場面での見事な火消し、ナイスピッチングでした!

阿部慎之助監督
監督コメント

素晴らしい、その一言です。

その後のバルドナードは圧巻の三者三振で、試合を締めた大勢もランナーは出したもののきっちり無失点で抑えてくれました。

投手陣はもちろん素晴らしかったけど、その投手陣を引っ張った岸田のリードも素晴らしかったです。

小林と同じようにジェスチャーで自分の意図をしっかり投手に伝えていたし、野手にもボールの飛ぶ方向を前もって伝えたりと細やかな気遣いが光っていました。

岸田ジェスチャー

それと、今日久しぶりに岸田のプレーをじっくり見ていたのですが、以前と比べるとキャッチングが見違えるように良くなっている気がしました。

構えに関しては、以前から柔らかい股関節を活かした安定感のある良い構えをしていました。

岸田構え

けれど、キャッチングは小林や大城に劣るイメージで、下手をすれば山瀬にも負けていると思い込んでいたのですが…

今日見た限りでは、キャッチングもすごく上手くなっているように見えましたね。

多くの名捕手たちが「キャッチャーは良い投手と組むことでキャッチングが上達する」と言っていますが、今季は先発マスクを被る機会も増え、一線級の投手と組むことも多かったので急速に成長しているのかもしれません。

巷では大城・小林論争などと騒がれていますが、「俺もいるぞ!」という存在感を十分に示した素晴らしい活躍でした。

連敗ストップ、阿部監督の理想の野球で巻き返しに期待

そんなこんなで、7戦ぶりの勝利で3連敗を止めたジャイアンツ。

打線は少ないチャンスを確実にものにし、投手陣はわずか2点を必死に守り抜く、阿部監督がやりたい野球がきっちりできた勝利でした。

打撃はまだ課題が残りますが、投手と守備の安定感は確かなもの。

ここから打線が繋がれば、より勝ちやすいチームになれるでしょう。

連敗を止めて、ここから巻き返しが始まることを期待しましょう!

コメント

  1. 恥ずかしながら巨人ファン より:

    いやー久しぶりに勝てて良かったです。自分は阿部監督みたいにポジティブじゃないので、6連敗してるくらいな気分でした。
    萩尾の追加点が大きかったですね。スリーノーから積極的に打ちにいったのがタイムリーに繋がったと思います。もちろんボール球を振ったら相手を助けることになるけど、ここはストライクならどんどん振っていかなきゃいけない場面なんで、状況判断できてたということは成長してるということでしょう。
    高梨もバルちゃんも素晴らしかった。バルちゃんは左打者相手ならほとんど無敵ですね。あの高さから投げられると、低いボール球でもストライクと思って振ってしまってましたね。そんなこんなで、また無失点で勝ってしまったわけですが、投手陣に比べ、2点取ったとはいえ本当にいい加減もう少し打線がしっかりしてほしい。このまま貧打が続くようでは、とても阪神に敵いっこない。このままでは今年も阪神独走しそうな気がしてしまう、マイナス思考の自分がいます。

    • minami minami より:

      恥ずかしながら巨人ファンさん、コメントありがとうございます。
      萩尾はやるときはやってくれますね(^^)
      今の貧弱な打線の中で初球から強く振っていけるタイプというのはある意味貴重なのかも。
      バルドナードはチェンジアップがいいですよね。
      コントロール◎メンタル◎だし!
      中川が離脱してどうなることかと思ったけどバルドナードがいてくれてよかったです。

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